昨年に引き続き既にご好評頂いておりますアメリカを代表するアウトドアブランド「MOCEAN(モーシャン)」。
数々の有名アウトドアブランドのOEMを請け負うも、オリジナル製品も輩出し、その多くは警察や軍隊といった、アウトドアブランドながらミリタリー要素も垣間見る珍しいブランドです。
素材には厳選した耐久性が高く、肌触りの良いナイロンを使用し、アクティブな状況においてもストレスなく着用できることに、世界中に多くのカスタマーを持つMOCEAN。
ZABOUでもこちらのショーツを取り扱って参りましたが、この度こちらの商品が廃盤になることが決定致しました。
そんなBARRIER SHORTS。機能性と言い、見た目やバランスの良さからスタッフの人気も高く、数年単位で着用する者もいます。
今回は改めてこのBARRIER SHORTSが如何にギアとしての魅力が高いかという事にフォーカスして、ご紹介できればと思います。
特筆すべきはポケットの数。
基本的にここまでポケットの多いショーツはアウトドアブランドには少ないです。
何故なら明確な仕様の用途が決まっているから。
これが良い。
僕たち手ぶら派の人間にとって夏場は薄着になる分、どうしても収納スペースが少なくなります。
このショーツなら全体のバランスがごちゃつかず、かつしっかりと収納スペースを確保。
ポケットが多くなれば必然的にアウトドア→ミリタリーらしさが生まれます。
そのほとんどのポケットにジッパーが付きます。
アクティブに動き回るアウトドアのシーンにおいても物が飛び出さない。しっかりとホールドしてくれるのです。
大事なものはこのジップポケットに収納しましょう。
サイドから少し前側にずらしたポケット。太ももの可動域を制限されない大胆な作り。
老舗アウトドアのウェア生産を手掛けていたことから、このような使い勝手の良い作りになっております。
かなり深めにとっている為、恐らくトランシーバーなどを収納するため)、手を入れると肘近くまでスッポリと隠れてしまうほど深く、容量も申し分ありません。
また、イージー仕様ながら、ベルトループが装着されます。
2021年頃からベルクロタイプに変更(現状通常のベルトるーぴうのモノも混ざります)。丈夫さに磨きがかかりました。
極限化においてもこのようにしてベルトループが付くことでホールド感が増し、物に対する安心感が高まります。
これなら鍵はもちろん、カラビナで携帯などを吊っても問題ありません。そしてそのままサイドのポケットに収納しても歩行の妨げになりません。
ペンポケット。実際に使う方はあまりいらっしゃらないかも知れませんが、このようなディテールもらしさ溢れる点かと。
また、機能性だけでなく穿いた際のシルエットも実に丁度良い。
よく見るアウトドア色全開のショーツではなく、どこかしらカジュアル感も残しており、
僕たちが大好きなクラシックな洋服との相性も抜群なのです。
使用するナイロンも光沢感が強すぎない、絶妙な素材感。
以下はコーディネート例になりますが、夏場のTシャツからニット、シャツなんかとも相性よく、2、3本色違いで持つのも良いですね。
【シャツ×ショーツ×サンダル】
新色のポリスネイビー。以前展開のダークネイビーより1トーン明るくなり、ブラックとの住み分けにはこちらも良さそう。
実際にアメリカはカリフォルニア州の警察にも採用されるカラーになります。
そんな無骨ながら品の良いネイビーには今季別注のSEROのロンドンストライプを、ワントーンで揃えてみました。
少し力を抜きたいときにはサンダルを。今季新入荷のMALIBU SANDALSで、少し民族的なテイストを。
【ニット×ショーツ×革靴】
昨年も人気が高かったウッドランドカモ。アウトドアウェアには珍しいこのカモ使いが、一番ミリタリーっぽく穿けます。
ですが、カーゴポケットなどが付かないので、意外にもスッキリとした印象に。
革靴にカーディガン。アウトドアミックスには非常に良いバランスで取り入れて頂けますよ。
【Tシャツ×ショーツ×スニーカー】
最後は3年ぶりの復活となるカーキカラー。こちらもチノショーツと同じくの合わせが可能。
気取らず、スニーカーとTシャツで。Tシャツは普段より1サイズアップで。
写真では素足ですが、スニーカーにはミドルソックスでストリートらしさを演出しても良いと思います。
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街から川遊びまで。
夏は行動範囲が広くなりますが、如何なる状況でも快適に過ごせるように
MOCEAN(モーシャン)のショーツは旨く作られていると思います。
そんな名作も残り数年で市場から姿を消すとなると、何だか寂しいものです。
夏の銘品を,数のあるうちに。そして適正価格で買える時に。是非お試しくださいませ。