週刊ZABOU「What’ｓ ミッドレイヤー？」

朝昼晩の寒暖差が激しい今日この頃。
それは何も外だけに限った話ではありません。
ホームから電車に乗った際の寒暖差に絶望する事も多々あります。

20℃切った日があると思えば、一気に30℃近くなる日がある。
本当、そういった日って何着ていったら良いのでしょうか。

その答えは、ミッドレイヤーにありました。

重ね着の意味。
主にアウトドアで使われる用語ではありますが、ベースレイヤー（肌着）とアウターレイヤー（アウター）を主に考えた時に、
普通はこの2着でいられる事がベストだとは思いますが、その間に挟み込む中間着ミッドレイヤーは、寒暖差をカバーしてくれるアイテムでもあるのです。

最近ではインナーダウンが主流となりましたが、あれもミッドレイヤーの一つ。
アウターレイヤーが軽くても、ミッドレイヤーさえ保温性を保つことが出来れば、そこまでの重アウターは必要ない、という考えになるはずです。

また、ファッション業界ではよくレイヤリングという言葉を使いますが、
これだけでも少し普段のファッションに差をつける事が出来るのです。

そこまで難しいものではないので、本日はスタイリングを踏まえてご紹介していこうと思います。
まずは

ARAN（アラン） VEST

アウトドアやミリタリーにドレスのエッセンスを加えた、独自の世界観が魅力のARANより、
人気のVESTが入荷しました。

スウェーデン軍のライナージャケットをモチーフにした一着は、本来袖ありのジャケットをベストの形にアレンジしています。
春や秋にはシャツやカットソーと合わせて、冬はコートやジャケットのインナーにも使いやすくおすすめです。
一年を通してみても着用範囲が広く、使い勝手の良い一着です。

今季は今までのモデルに比べると、柔らかいコットンライクなナイロン素材を使用していますので、
より着やすくアップデートされています。
また、この秋冬シーズンのモデルは中綿を装備される事によって保温性が格段に上がっております。

厚手のインナーを着込んだとしても、大き目サイズを着用すれば対応可能。
スリットにアジャスターが装備されますし、今回ご要望に応えてサイズ5までの展開となりました。

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一番上のボタンを留めればクルーネックに、外せば浅めのVにと、ご自身で襟型を作って頂く事により、様々なシャツやカットソー、ニットとも相性が良いといった点が、人気の理由かと思われます。

サイズ感が絶妙で、普段Sサイズで着るスタッフもこちらは2のサイズで選びました。
こちらは迷ったら大きめをお勧めします。
少し厚手のカットソーからスウェット、セーターも対応できて、シャツも良く合わせるのですが、
本当に使い勝手が良い。
ラペルデザインのジャケットを着る時は一番上のボタンを開けて、カットソーやボタンダウンの時はボタンを留めてと、
様々な着こなしにお役立ち頂けるかと。

グレーが人気ですが、何とも言えない温かみのあるブラウンも、今まで展開のなかった色味なので、
色違いでお求めになられるのも宜しいかと。

ハイネックとの相性も抜群ですね。

こんな感じで綿のワークジャケットのような、保温性がさほどなく、でも着たいなぁ～というアウターの下に忍ばせるのがオススメです。

COLD BREAKR（コールドブレーカー） NOCOLLAR VEST

COLD BREAKR（コールドブレーカー）は1999年ポーランドにて創業したALWERO社のブランド。 羊毛製品に特化したファクトリーメーカーです。
真冬は零下30度にもなるポーランドで作られた 羊毛製品はとても暖かく、保温性に優れています。
特殊な方法により、ウールのチクチクとした肌触りを最小限に抑えるように制作しているので、肌あたりがふんわりとしています。
程良く厚みはありますが、柔らかく軽い着心地です。秋はアウターとして、冬はインナーベストとして幅広くお使い頂けます。
上質なピュアウールを使用しており、保温性は勿論のこと、吸湿性にも優れており、衣類内の蒸れも防いでくれます。
同色で施されたパイピングがデザインのアクセントとなった一着です。

所謂なアウトドアウェアの作るミッドレイヤーからするとクラシックな見た目。
フリースも良いですが、このフワフワ感のあるウールの形状と、程良く抑えられた厚みが何とも使いやすい。
そしてVネック。是非シャツと合わせてご活用ください。

フロントはジップ。ポケットも付属するのは有難いです。

コーデュロイパンツにワッフル、BB CAPというカントリースタイルも、様々な国の要素がミックスされています。
ジップタイプのウールベストも癖はなく、スウェット、シャツ、カットソーなど様々なスタイルにマッチします。

全体的なボリュームはありつつも、ラウンドした裾と、着丈の短さですっきりと。

ネックにデザインのあるインナーも、浅めのVネックなので合わせやすいです。

使い勝手は良いけれど、それだけで見ると保温性の低いSIERRAなどのマンパには、スタイル的にも機能的にもバッチリかと思います。

Crescent Down Works（クレセントダウンワークス）NBNWベスト

今年もアメリカ、シアトルより届きましたクレセントのNBNW。
表地、裏地共にストリークフリー・ナイロン素材を使用しています。上質なこちらのナイロンは、発色の良さがバツグンで、肌すべりの良さも心地良いです。

同ブランドのイタリアンベストよりも少し小ぶりな作りになっていますので、身幅や着丈のサイズ感がよりすっきりとしております。
細めのパンツとの相性は抜群で、普段のアメカジスタイルでもスタイリッシュに見せることが出来ます。

ジレのような独特のカッティングで、今までのダウンベストの常識を覆したこちら。

ダブルジップでジッパーが悪目立ちする事もなく、全体の印象も締まって見えます。
こちらは元はと言えばダウンの中に着るダウン。
だとすればコートやジャケットの中に着るのも良いのではないでしょうか。

ややタイト目のサイズを、ダブルジップの特性を活かして着る。
アウターとしても抜群の保温力を誇るクレセントのダウン。

こちらをBARBOURのインナーに使う！
アウターもややゆったり目が主流な中、このような着こなしは普遍的でかつ、現代的ではないでしょうか。

まさに最強のミッドレイヤーです。

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さて、アウターでありながらもインナーにも使えるミッドレイヤーのご紹介でした。
暖を取るだけでなく、単純に物自体がカッコ良い、スタイルにも説得力が出る。
一着あると便利なものです。
まだご紹介できていないミッドレイヤーもZABOUには揃っております。
是非、皆さまもお気に入りのミッドレイヤーで、この冬のレイヤリングを楽しんでみてください。