好評開催中のBARNSTORMER FAIR 2022SS。
軍隊の制服として着用されていた頃のチノパンを検証し、スラックスのディテールとチノの素材感を掛け合わせた昔普通にあった「ドレスミリタリー」。
そんなBARNSTORMERが作るチノパンは勿論魅力的ですが、本来ミリタリー由来の洋服を研究したBARNSTORMERが作る、春夏の定番パンツのご紹介。
毎シーズンされながらも、シーズン終わりには完売となっているこちらの素材に絞って、今回はご紹介致します。
「RIP STOP」
コットン100%のリップストップ。
本当に見かけにくくなりました。
有名なのは1960年代後半、アメリカ軍がベトナム戦争時に、ジャングルでの戦闘を想定して作られたもの。非常に丈夫な素材です。
格子状に織られたその素材は耐久性に優れ、針葉樹の葉に引っ掛かった際も、格子で引き裂きが止まるという優れもの。
そして蒸し暑い亜熱帯気候のジャングルでは、このコットンリップが肌にべたつかず快適。日本の夏にもマッチしております。
BARNSTORMERのリップストップは日本製。
紋郎氏曰く、「アメリカのリップストップと同じく、横方向のラインが強い。生地感としては日本では珍しい。」とか。
日本の技術力ではこの格子を縦横同じ見え方にすることが出来たはず。
ここではあえてオリジナルに近づけている。
今回このリップストップを使用したミリタリーパンツが2型展開となる。
BARNSTORMER(バーンストーマー) リップファティーグパンツ
ミリタリーの定番とも言えるファティーグ、ベイカーパンツ、ユーティリティパンツ。
こちらもBARNSTORMERにかかればドレスライクな一本に仕上がり、毎シーズンご好評を頂いております。
特徴的なパッチポケットは、ミリタリーものながら、主張しすぎず、普段のスタイルにも馴染みやすい。加えて、BARNSTORMERの作る綺麗なラインはそのまま、軍パンらしくゆとりを持たせた、良い意味でミリタリーらしさを払拭しないパターンが人気の秘訣です。
短めのダブル仕上げとまりますので、革靴やデッキシューズといったミリタリーらしからぬ合わせも可能となっております。
スタイル①
「バーンストーマーのパンツはカジュアルな型であったとしてもスラックス仕上げの物が多いので、きれい目なスタイルでまとまってくれます。テーラードジャケットや革靴にも相性が良く、センタークリース(パンツのアイロン線)が入ることによってさらに綺麗なシルエットでお召しいただけます。もう少し暖かくなったらニットポロなどでコーディネイトしても面白いんじゃないかなと思ってます。ぜひともこの機会にご試着だけでもいらしてくださいませ。」
スタイル②
個人的にも春夏の着用頻度が高いリップファティーグ。今年はジャケットとも合わせようと既に仕込みをしておりますが、普段はカバーオールのようなラフなジャケットを合わせることがほとんど。
同じファティーグを合わせるにしても、こちらは仕立てが良いパンツなので見た目的にも自分の気持ち的にも引き締まります。少々短めの丈も自分の体系にはドンピシャで、チャッカブーツや、ボリューミーなスニーカーをよく合わせています。さらっとして夏も軽快に穿けるパンツですのでこれからとてもおすすめですよ。
BARNSTORMER(バーンストーマー) ドレス6Pカーゴパンツ
こちらはアメリカ軍の名作、M-65 Field Trouserをモディファイしたモデル。
本来オーバーパンツであるM-65をジャストサイズで、それもリップストップで仕上げた逸品ですから、他にはない魅力がございます。
また、仕立て屋のパターンのおかげで、綺麗なテーパードラインが生まれ、通常あまり短め丈が似合わないワイドボトムスも、春夏らしいスタイルへと昇華できます。
勿論、革靴との相性も抜群ですが、クリースを消して、スニーカーとの相性も◎。
今までの軍パンらしいスタイリングも、シルエットや素材が変わるだけで、大人のミリタリースタイルへと変換可能。
しっかりとディテールは忠実に再現。
要所要所でスタックスのディテールを加えた、最高のドレスミリタリー。
スタイル①
「シャツを着てタイドアップしても勿論カッコイイけど、あくまでカジュアルを少し品よく。
インナーをハイゲージニットにして足元をローファーに。」
「この塩梅が凄く良くて、カットソーにスニーカー程ラフではなく、タイドアップにオックスフォードシューズ程かっちりしすぎない絶妙なバランス。梅春という事でニットは明るめのオレンジを合わせてみましたがオリーブのカーゴによく合う色なのでオススメです。」
スタイル②
「穿き込み過ぎて、新品とはまるで別物のマエダ私物の6Pカーゴパンツです。
ポケットのスナップボタンはすべてオープンにして、それによって生まれるボリュームも楽しんでしまう作戦です。ドレス仕立てのシルエットを敢えて崩すあたりに、私のあまのじゃくな性格が垣間見えております。」
「軍パンフリークの私にとって、所謂本気の軍パンのルーズフィットを楽しむ穿き方とは一線を画した、きちんと感をもってシャキッと楽しめる一本です。
今回のフェア期間中に二代目をお迎えする予定です( ^)o(^ )」
スタイル③
「オリーブと相性の良い色は数ありますが、男らしい雰囲気を尊重するならブラックが一番に挙げられます。
アウターやシューズでボリュームを出しつつも、パンツでバランスを取る。
決してやり過ぎない大人のストリートスタイルに活用していただきやすいのも、BARNSTORMERを選んだ理由の一つです。」
「まだどちらも新品で艶っぽいですが、着込んで柔らかく風合いが変わっていくのは勿論、着る人に馴染む洋服っていうのは素晴らしい。」
「ダブルの仕上げはボリューミーな例えばNew Baranceや、RED WINGなどのアメリカらしいシューズと合わせると、ロールアップ風に見えて良いですね。華奢な革靴とはまた違った見え方をしてくれます。」
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所謂本気のミリタリーでもなく、随所に見られるドレスな一面。
BARNSTORMERにしかない魅力がこちらのシリーズに分かりやすく出ています。
カジュアルの底上げ、もしくはドレスの着崩しに使えるBARNSTORMERの春夏のドレスミリタリーを是非ご体感くださいませ。