ZABOUではお馴染みのSaint James(セントジェームス)。今季新たにお取り扱いを開始したYonetomi NEW BASIC (ヨネトミニューベージック)。
どちらもバスクシャツをお取り扱いしておりますが、今回はこの2ブランドのバスクシャツの違いをご紹介。
縫製方法の違い。カットソーとニット。
セントジェームスのウエッソンは所謂カットソー。cut and sewn(カット・アンド・ソーン)の名の通り、生地を裁断(カット)し、縫製(ソーン)して作られる衣類の事。対してヨネトミニューベージックのバスクシャツはニット素材。ニットとは1本の糸で輪っか(ループ)を作りながら編んだ生地(素材)の事。裁断はせず裾部分から首部分に向かって編まれて作られます。一見同じように見えますが、根本的に作りが異なります。脇線、裾裏を見てみるとその違いが見て取れます。
生地の違い
ウエッソンは基本は綿100%の目の詰まった生地。洗うと縦縮みが入り、更に目が詰まり生地の強度が増す。最初はガシッとしていた生地が段々と柔らかくなり体に馴染む過程も魅力。
ヨネトミが使用しているコットンは米冨繊維別注糸の「ウェーブコットン」。コットンの極細番手を何本も撚り合わせ、強撚ウェーブ形状にした糸を使用している為、ドライタッチな凹凸感が特徴です。また、度詰めと言われる方法で目を詰めて編みこみ、更に生地の段階で洗いをかけています。ニットの中でもかなり目が詰まった部類になるのでお洗濯によってこれ以上目が詰まる事はなく縮みがほとんどありません。ニットですがニットっぽくない見た目なのもこの為。
着用感
シルエットはサイズ選びによって変わってしまうので比較は難しいですが、実際着用してみると着用感には明確な違いを感じます。ウエッソンは安定感のあるベーシックなカットソーの着心地に対し、ヨネトミはニットならではの横の伸縮がありセーターのような着用感。腕を動かしたり大きく動作すると違いをより感じます。
ボートネックの開き具合はウエッソンの方が少し広めに開いています。肩回りのディテールも少し異なります。
サイズ選びは、ウエッソンは縮みを考慮した少し大き目のサイズを。ヨネトミは着たままのジャストサイズで問題ありません。
こちらは米冨繊維さんのYouTube動画。こちらでは今回紹介したバスクシャツの更に詳しい解説がご覧頂けますので是非。