N.O.UN(ナウン) Gardener(ガーデナー)

働く男たちの服はカッコいい。その昔、日本人がアメリカ西海岸に移住したとき職業として幅広く認められたひとつは植木職人(Gardener)たちだそうだ。その場所はいまだにgardenaと言われ住所としてその名を刻んでいるそうな。

イギリスの各家庭でも庭の手入れをするのは男たちの大事な仕事として今なお重要視されているのは有名な話。その際着るダスターコート(塵除けの外套)として様々な洋服が存在するがそれをファッションとして落とし込んでるのが本日ご紹介のN.O.UN(ナウン) Gardener(ガーデナー)だ。

やや身幅の広くとられたその服(Gardener)は作業(Gardening)をしやすいようにとの工夫からそのようにつくられている。スリム・フィットの服が蔓延している中、向こうを張ってずんぐりむっくりな表情を出すこの気概を男たちとして認めない訳にはいかないだろう。素材はメルトン(*1)。素朴で温かい。

N.O.UNは考えさせられる服でもある。

ポケットは内ポケットに大きいのが一つきり。だって作業するんだからポケットに手を入れなくたって大丈夫でしょ。前を開けっ放しで着ていて表情が豊かなのはロット・ボタンのせい。濃紺のボディーにキラリと光るロット・ボタン。掛けボタンと違ってしっかりと打ち込まれたボタンは頑丈そのものだ。丸く大きなラウンドカラーもかわいらしさの演出に一役買ってる。

コーディネイトはおじいちゃんルックで一捻り効いてます。

(*1)メルトンとは、たて・よこ糸ともに太くて柔らかい紡毛糸を平織りまたは綾織りにしたのち、縮絨(しゅくじゅう)して、織り目を密にし、布面を毛羽(けば)で覆った毛織物、またはこれに類似の織物のこと。(ファッション・ブログより引用)
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N.O.UN(ナウン) Gardener(ガーデナー)  カラー:ダークネイビー  サイズ:M、L  プライス:¥20,790-

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