こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
皆様、秋華賞はご覧になったでしょうか?
史上七頭目の三冠牝馬の誕生に胸が熱くなりましたよね。
三冠への挑戦を断念せざるを得なかったドゥラメンテ。
そんな父の血と思いを継いで、三冠を達成したリバティアイランド。
向こう岸の父に捧ぐ三冠ときたら、嫌が応にもグッときます。
これこそがブラッドスポーツの醍醐味ですね。

三冠は人馬が見据える夢の途中。
彼女らがこれからも紡いでいく夢絵巻を共に楽しみましょう。
さて、本題を語り終えましたので、もののついでに自慢余談にもお付き合いくださいますと幸いです。
ちょっと前にアウターを新調したのですが、期待以上に調子がよろしい。
それこそ、リバティアイランドとタメを張れるくらいです。
そうとくれば自慢したい。
服屋というよりは、一人の服好きとしてのサガでございます。

この度、ZABOUオリジナルで製作したジャケットです。
ガシガシ着こんでおりまして、購入して以降は着ていない日の方が少ないくらいです。
早速自慢させていただきたいのですが、まずはオリジナルで製作するに至った経緯から。
監修の岡安さんと瀬川さんにお話を伺いました。
僕は今回の企画にはノータッチだったので、ただの消費者として色々と訊いてみたのですが、要点は以下のようです。
●カジュアルなんだけどカジュアル過ぎない
●春にも秋にも着られる
●どんなトップスとも合う
●どんなボトムスとも合う
これを満たす「丁度良い」ものを探していたそうですが、中々見つからなかったそうで。
それはそうでしょう。
結構贅沢なことを言ってますからね。
「なら自分達で作っちゃうか」と話が転んでいったそうです。
「丁度良い」生地と仕立ての良い工場のアテもあったみたいですからね。
そんな話を岡安さんから伺う中で、「プロッパーのジャケットじゃダメなんですか?」という疑問が浮かびました。

丁度良いじゃないですか。
春にも秋にも着られるし、おおよそ何でも合わせられますし。
なんて言うと、「軍パンには合わせられないじゃん」と。

確かに、軍パンと合わせると非常に危険な香りがしてしまいます。
ところによっては職質されてしまいますので、真似しないでくださいね。
何より、生地感がカジュアル過ぎるとのことでした。
もう少しお上品に仕上げたかったようです。
では、「丁度良い」生地とは?
どんな生地ならカジュアル過ぎないんでしょうね。

ウール生地ならお上品な仕上がりが期待できますね。
ただ、ウール100%の生地は日頃のケアがネック。
ということで、今回はウール、ポリエステル、ポリウレタンを混紡した生地を採用したようです。
化繊を含んでいますが、ウールらしいドレープと光沢を残しています。
また、化繊のお陰でガンガン普通のお洗濯ができちゃいます。
以降でご紹介する私物は既に5回以上は洗濯していますが、縮みやシワも生じませんでした。
使い勝手も「丁度良い」ですね。
さて、御託も程々に、実際に着用しているところをご覧いただきましょう。
ファティーグジャケットをベースとしたカジュアルな形ながら、ウールならではのドレープ感がコーデ全体の雰囲気を綺麗にまとめます。
小手調べにジーパンと合わせてみました。
先日のリアルな出勤コーデです。
ジャケットとしてご提案していますが、個人的にはシャツのように着てみたりするのが好きです。
トップボタンを留めて、袖も捲ってみました。
続いては、一つの課題である軍パンと。
良い雰囲気でしょう?
カットソーに軍パンというカジュアルなスタイルですが、ジャケットがコーデの全体的な印象を引き締めてくれていると思います。
こればかりはプロッパーにはできない芸当ですね。
もちろん、チノパンだっていけちゃいます。
最もお上品な雰囲気です。
これくらいの雰囲気なら職場も許してくださるという方も多いのではないでしょうか。
チノパンではなく、ウールのトラウザーなんかを合わせた日には、「誰にも文句を言わせないぜ」くらいの気概で職場へ行けるはずです。
そして、ここで意外な発見。

上からアウターを着れちゃいます。
せっかくなのでミリタリーを合わせてみました。
こればかりはプロッパーにはできない芸当です(2回目)。
春と秋に向けたライトアウターとしてご提案するつもりでしたが、冬のミドルレイヤーとしても活躍してくれると思います。
少なくとも僕の私物には活躍してもらいます。
さて、ご覧いただいたように
●デニム
●軍パン
●チノパン
メンズボトムス三種の神器との相性はバッチリなようです。
「どんなボトムスとも合う」はクリアしていると言って良いでしょう。
では、「どんなトップスとも合う」は?
ご安心ください。
岡安さん、瀬川さんに抜かりはありませんでした。
先程ご覧いただいた3つのスタイル、全て違うものを着用しています。
●ニット
●カットソー
●シャツ
これらに合わせています。
スウェットなんかを着こんでも、雰囲気良くお召しいただけると思います。
つまり、「どんなトップスとも合う」ということです。
因みに、そのために襟の大きさと形を工夫したそうです。
大き過ぎず、小さ過ぎず、開き過ぎず、閉じ過ぎず。
文字にしてしまえばこれだけのことですが、実現するのが大変だそうで。
何せ関わっていないので他人事です。
本当にただの消費者として一番美味しいところだけを味わっています。




いずれも良い雰囲気です。
トップボタンを留めた時の画像をご用意しているのは、ZABOUとしてでなく、個人的なオススメだからです。
可愛いと思うんですよね。
新品の襟はカチカチなので収まりが今一つですが、洗いをかけると柔らかみが出て良い雰囲気になります。
サイズの合う方であれば僕の私物もお貸ししますので、ぜひお試しください。
……気づけば、本題の競馬トークより私物自慢の方が長くなってしまいましたね。
(関わっていないとはいえ)手前味噌で恐縮ですが、本当に出来が良いものでついつい口上が長くなってしまいました。
それくらい手放しでオススメできるということの裏返しでもあります。
ぜひ皆様のワードローブに加えてみてください。
服探しのプロである我々が探しても見つからなかった「丁度良い」を実現しています。
「丁度良く」皆様のワードローブの隙間を埋めてくれます。
それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。