ここ最近は怒涛の入荷ラッシュが続いており、店頭でも本格的なアウターやウールのニットをお求めになられるお客様が増えてきました。
これからやってくる時期のスタイリングに思いをはせるのも勿論良いことですが、リアルに今着たいものだって欲しいもの事実。
カットソーじゃ季節感も出ないし、ウールのニットだとまだ暑い。
そんな時期にちょうど良いコットンニットはいかがでしょう。
Yonetomi NEW BASIC/WAVE COTTON BASQUE KNIT PULLOVER (BOAT NECK)
コチラは山形に拠点を置く老舗ニットファクトリー「米冨繊維株式会社」が展開するオリジナルレーベル「Yonetomi NEW BASIC(ヨネトミニューベーシック)」。
素材選びから仕上げまでハイクオリティな製品を展開するニット専業ブランドでございます。
~Yonetomi NEW BASIC~
1952年創業、山形に拠点を置く老舗ニットファクトリー「米冨繊維株式会社」。
自社内にニットテキスタイル(編地)開発部門を擁し、これまでに開発したテキスタイルのアーカイヴは数万枚を超える。40 年以上に渡るニットテキスタイルの開発技術は、世界でも類を見ないクオリティを実現。その技術を基に素材開発から商品開発、量産に至るまでを一貫して山辺町の自社ファクトリーにて行い、OEM/ODM/自社ブランドの 3 事業を柱に企画・生産・販売を手掛けています。
自社ブランド COOHEM 然り、65 年を超える歴史、技術、そしてクラフツマンシップに裏打ちされた唯一無二の米富繊維のモノづくりは、国内外多くのブランドやセレクトショップからの信頼と注目を集めている。
そんな同社が2021秋冬より展開するYonetomi NEW BASICは、米富繊維が考える「新しい日常」に寄り添うベーシックを追求するニットプロジェクト。
当たり前だった日常が変化しつつある今だからこそ、目まぐるしく変化するファッショントレンドばかりに目を向けるのではなく、大量生産大量消費のモノづくりを見直し、次の世代へ継承していく必要があるのではないか。
社内に眠っていたデッドストック資材を活用すると共に、長年に渡って蓄積されてきた開発技術を駆使し、素材・編み方・アイテムそれぞれの最適な掛け合わせを考え、モノづくりをおこないます。
“ありふれたもののなかからどこにもない個性を編み出すこと”ファクトリーだからこそ可能な、気の利いたディテールやさり気ないアレンジ、そしてその裏のモノづくりの背景まで。新しい生活の、日常の装いとしてご提案します。
今回ご紹介するのはボートネックのバスクシャツ。
一見セントジェームスにも見えるこちらはニットの技法で生産されたものなんです。
セントジェームスのウエッソンは所謂カットソー。cut and sewn(カット・アンド・ソーン)の名の通り、
生地を裁断(カット)し、縫製(ソーン)して作られる衣類の事。
対してヨネトミニューベージックのバスクシャツはニット素材。ニットとは1本の糸で輪っか(ループ)を作りながら編んだ生地(素材)の事。
裁断はせず裾部分から首部分に向かって編まれて作られます。
一見同じように見えますが、根本的に作りが異なります。
伸縮性に富んでいるものニットの魅力でございます。
これら2つの違いについて詳しく説明したブログを過去投稿しておりますので是非そちらもご覧ください!
⇒Yonetomi NEW BASIC (ヨネトミニューベージック)バスクニットとSaint James(セントジェームス)ウエッソン。2つのバスクシャツの違いとは!?
素材はコットン100%。
生地に凹凸がありドライタッチなウェーブコットンと呼ばれるものを使用しています。
なんといってもこの素材、お洗濯にもとても強いのが嬉しいポイント。
ほぼほぼ縮みもありませんので、気を使わず取り扱いいただけます。
首元はお馴染みのボートネック。セントジェームスに比べて首はやや詰まりめです。
肩周り・袖口もニットならではのディテール。
裾にはスリットが入ります。
綿100%のカットソーにはない伸縮性。
これはニットだからこその特徴でもあり、今までバスクシャツには「ありそうでなかった」アイテムとなります。
シルエットも程良くゆったりで、一枚で着てもインナーとしても良い絶妙なバランスです。
手入れについて
縮みは無いといえども気になるお手入れ方法。
前提としてはニット製品の為、手洗いでのお洗濯を推進します。
ですが自分含む、我々スタッフはほとんど表向きででネットもにもいれず、洗濯して吊り干しで日に当てて乾かしています。
※私に至っては毎度乾燥機にぶち込んでいます。笑
そうするとこんな感じに。
新品に比べ生地もくったりとし、コットン100%ならではの色落ちが出ています。
ボーダーの生成りがかった部分は真っ白になり、ネイビーは茄子紺へ、ブラックはグレーがかった馴染みの良い色味に仕上がっています。
ネックの開きだって、多少のよれは出ているもののデロデロになる事の無いタフさ。
コーディネート
所有しているスタッフが今の時期に着るならこんな感じ。
現在展開している商品にプラス私物で合わせてみました。
WHITE/NAVY(着用サイズ3)
ボーダーは白パン合わせで王道にフレンチルックにまとめてみたり、
NAVY(着用サイズ3)
ネイビーはデニムと合わせてグラデーションを楽しむ。
BLACK(着用サイズ1)
ブラックは色物の多いコーディネートを締める役割として活躍してくれたりと何かと重宝します。
まとめ
スタッフそれぞれ購入して1年~2年。洗濯も雑にしながら、そこそこに気分良く着てきました。
タフな生地感は洗う度にクタり感がでて、僕らもついついこの時期は手が出てしまいます。
もちろんウエッソン好きな我々はバスクシャツの使い勝手の良さを充分に感じているので、コーディネートに困る事もありませんでした。
一枚はもちろん、秋のアウターの中にも着やすい素材感、ニットですがカットソー感覚で楽に着られるとてもおすすめの一枚です。
是非、お試しいかがでしょうか。