こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
じゃんけんをする時の掛け声、「最初はグー」の発案者は志村けんさんだそうで。
それが日本中に伝播していったわけですから、彼の影響力には驚かされます。
因みに、「最初はグー」は「またまたグー いかりや長介、頭はパー」と続きます。
僕はギリギリでドリフ世代なので「いかりや長介」を知っていますが、僕より下の世代からすると、頭がパーなこと以外の全てが謎に包まれた「イカリヤチョウスケ」なる人物の唐突な出現に戸惑うことになるのでしょう。
時の流れとはつくづく残酷なものです。
「いかりや長介」も「イカリヤチョウスケ」になってしまいました。
そう考えると、歴史に埋もれずに、今なお認知され続けるような老舗ブランドのタフネスは驚異的ですよね。
ZABOUで扱っているSaint James(セント・ジェームス)は、まさにそんなブランドの代表と言えるでしょう。
創業から130余年。
バスクシャツの元祖として、今なお世界中から愛されています。
無論、僕もセント・ジェームスが大好きです。
カットソーはセント・ジェームスのものしか持っていないくらい偏愛しています。
今回はそんなセント・ジェームスの顔であるウェッソンのサイズ選びについてのご案内です。
既にお持ちの方はご存じのことと思いますが、サイズ選びに一癖ありますからね。
セント・ジェームス狂の僕が、ウェッソンをお持ちでない方に向けてサイズガイドをお送りいたします。
どうぞお付き合いください。
なぜサイズ選びが難しいのか
先に申し上げましたが、ウェッソンはサイズ選びに一癖ありまして、皆様のご要望にお応えできるサイズを見繕うのは少し難しいのです。
なぜ難しいのか、どこに一癖あるのかを皆様とご共有させていただければ、より良く皆様にとってピッタリなものを見繕いやすくなります。
第一に、生地が縮みます。
僕らの許には未洗いで納品されるので、皆様がご自宅でお洗濯した時にはじめて縮みが生じるのです。
おおよそ、着丈と袖丈が3cm、身幅が1cmほど縮みます。
これを知らずに買うと、「試着した時はナイスなフィッティングだったのに、お洗濯してみたらエラいことになってしまった」なんてことになりかねません。
第二に、袖丈が短めに設定されています。
フランスの船乗りの作業着としてのルーツを持つセント・ジェームスですから、作業の妨げとならないような工夫がいくつも施されています。
短い袖丈もその1つです。
袖がもたつくと作業しづらいですからね。
ルーツに忠実なセント・ジェームスらしさが端的に顕れているわけです。
さて、これらを踏まえてサイズ比較をご覧いただきましょう。
サイズ比較
今回はスタッフ小坂のジャストサイズであるT4、1つ小さいT3、1つ大きいT5を比較していきます。
T3でも良さげな感じはしますが、縮みを考慮するとかなりデンジャラスなサイズ感です。
ちょっと背伸びしようものならおへそがチラ見えしてしまいます。
僕のへそチラは誰も幸せにできないので、このサイズは自重したいところですね。
T4は全体的に良い塩梅です。
縮みが生じても着丈は十分ですし、セント・ジェームスらしさを楽しめる袖丈になることでしょう。
「まずはブランドの推奨するサイズを!」とお考えの方は、これくらいを目安になさってください。
T5はやや大きいですね。
リラックスした雰囲気でトレンドに則したサイズ感と言えるでしょう。
店頭でお話を伺うと、セント・ジェームスに特有の短い袖丈を苦手に思われる方も散見されます。
このサイズ感ならば縮んだ上で普通のカットソーくらいの袖丈になりますので、これくらいを狙ってみてください。
後ろからもご覧ください。
やはり、T3は着丈が短いですね。
少なくとも、T4くらいの着丈は欲しいところです。
ボリュームのあるボトムスを穿かれるなら、T5もアリですね。
余談ですが、セント・ジェームスは半袖も展開しておりますが、これらも同じサイズをお選びください。
まだお持ちでいらっしゃらない方はこの機会に。
既にお持ちの方は、今の気分をカラーに反映する等して買い改めてみては如何でしょうか。
それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました!