SAINT JAMES(セントジェームス)/130年の歴史に裏打ちされた船乗りのニット

毎度でございます。坂口です。

実は今週末から開催のリゾルトフェアの応援で東京出張となりまして
23日から3日間東京店頭にて立たせていただきます。
ですので、林師匠のフィッティングデーには予定が合わず来られない方には、23、24日限定で坂口のサインを書かせて頂きます(嘘です)
宜しくお願い致します。

まぁ、その兼ね合いで今週は何故かお休みを3日も頂いておりまして、時間も持て余しております。
映画でも観に行こうかなぁと予定立てておりますが、何せこの時期観たい映画が多くて困ります。

「アイリッシュマン」

マーティン・スコセッシ監督 出演がロバート・デニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ。 言わずもがなマフィア映画ですね。絶対。あらすじ見なくとも。

第二次世界大戦後のアメリカ裏社会を、1人の殺し屋目線で描いたノンフィクションということで、期待も高まります。 「ロード・トゥ・パーディション」の様なマフィアを男の美談として描いているものも好きですが、やはり鬼才のフィルターを通した、リアリティあるバイオレンスな作風になっているものに魅力を感じます。 「夜叉」より「仁義なき戦い」みたいな感じです。

マーティン・スコセッシと言えば、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を20歳前後の頃女の子との初デートの時に何故か観に行き、やたらとS⚪︎Xシーンが多くその後悶々としたまま映画館を出た事を今でも思い出します。 後に「最も多く劇中でFxxKと発声された映画」として、ギネスブックに認定されていました。オススメです。

ロック好きとしても知られるスコセッシ監督。 THE ROLLING STONESのライブ映像を映画化したのも記憶に新しく、音楽面でも期待できそうです。

SAINT JAMES(セントジェームス)

今年創業130周年を迎えるSAINTJAMES(セントジェームス)
巷では周年記念モデル、ラグビー記念モデルなどスペシャルなアイテムを見かけますが、ZABOUでは、あくまで定番として持ってて飽きないネイビーカラーのセーターを潔くセレクト。

SAINTJAMESなのにセーター!?と仰るのも無理はございません。あまりにもカットソーが有名なので。
実は元々はウールのセーターから始まったブランド。
そこから派生して生まれたカットソーに定評があり、OUESSANTを代表とするバスクシャツが有名となったのです。

マリンセーターや、 ガンジーセーターをはじめとする フィッシャーマンニット(冬場の漁の際に着用するニット)は防風防寒性、耐摩擦に優れ、加えて海水や潮風にあたる事も考えられるので、ヘビーゲージを前提に作られています。
ですので動きやすさや暖かさを兼ね備えていながら、かなり丈夫。

その中でも私坂口が実際に着用した中でSAINTJAMESのニットは、ダントツで使い勝手が良い。 これから寒くなる冬場に本当にオススメできるアイテムです。

CANCALEⅡ (マリンセーター) 

こちらのニットの特徴としましては ウール100%の強撚糸(高密度の糸を撚って出来ております)ですので、とにかくタフで暖かい。 袖や体にピタッとフィットして無駄な隙間がなく、袖口と裾にはリブになっており風を通しません。

型番は違いますが、こちらは私物で同じ糸を使用したモノ。

かれこれ4〜5年程着用して、かなり荒っぽく着ておりますが へたらず、そして毛玉が全く出来ない。伸びも良いので、冬場はだいたいこれ着てます。

肩のボタンがワンポイントで、これがあるのと無いのとでは雰囲気も全然違いますよ。
ZABOUのお勧めとしましてはインナーにボタンダウンなどのシャツを入れ込むみたいですが、

個人的にはセントジェームス つながりで、インナーをボーダーのウエッソンにしてあげるのが、私的定番の着こなし。 ネイビーの単色なので、柄物でも何でもござれ。

裾、肩にリブが入るので、風もシャットアウトしてくれます。

実際海で使用する際にインナーにシャツを着るのは想像し難いですからね。
これに上からダウンベストを羽織ると、真冬でも全然いけちゃいます。 体にピタッとフィットするので、ウールの腹巻のような感覚です。

こちらのガシッとした質感はセントジェームス好きには堪らないと思います。
ですが 、 もう少し柔らかいニットに包まれたい…という方にはこちらがオススメ。

Saint James(セントジェームス)GOUVERNAILⅢ

130年もの間、セントジェームスは船乗りの為だけに作っていた訳がありません。こちらはブランドが軍に納入していた頃のミリタリーセーターの復刻モデル。

肩や肘など負担がかかり、真っ先にすり減ってしまう部分に予めパッチを付けております。
何と用意周到なのでしょう。

そして無骨な見た目からは想像できない程の柔らかさ。
インナーを半袖のTシャツにしてもチクチクしません。

1枚で着るもよし。インナーにBDを合わせると、中々にスマートな見応えです。
CANCALEⅡ同様、かさばらないので ジャケットやコートのインナーとしても優秀。

そして着るとショルダー、エルボーパッチが隠れるので、シンプルなリブニットとして見えてしまいます。

細身のボディに、ストライプのリブ編みとなりますので、パンツも細身のものから
ペインターパンツなどにも対応可能です。

どちらも本当にオススメで、お客様にも迷われる方が大勢。
価格帯もニットにしては高すぎない2万円代前半とくれば、これは両方買うしかないでしょう!笑

Harley of Scotlandのようなシェトランドセーターも、肩肘張らず軽くて合わせやすく、それはそれで良いのですが
普段のスタイルの中に、1点こういうクセのあるフレンチものを取り入れても、いい塩梅に品が出るのでオススメです。

セントジェームス 。

本当にオールマイティで、普段使いしやすくって、尚且つアナログな匂いのプンプンするアイテム。 様々な時代に、用途に合わせたモノづくりを100年以上も続けてきたからこそ、
幾つになっても買い足したいモノが現代にも残っているのですね〜。

来る冬に向けて、あったかいニットをお探しの方は是非こちらもお試し頂ければと思います。

この記事を書いた人

坂口

ZABOU大阪店のスタッフ坂口です。
皆様のご来店を店頭にてお待ちしております。