RESOLUTE(リゾルト)のジーンズを糊付けしてみた①

こんにちは。ZABOU坂口です。
年明けから何度もご紹介しております、今月末よりRESOLUTE FAIRを開催致しますが、
もう既に自分の中ではRESOLUTE FAIRは開催しております気分です!

期間:1月27日(土)~2月4日(日)
時間:12:00~20:00(日曜日のみ19時まで)
デザイナーズフィッティングデー:1月27日(土)、1月28日(日)
時間:12:00~19:00(28日のみ17:00まで)

※あくまで予定ですので、変更になる場合がございます。

今年もフェアに向けて、たくさん企画をご用意しておりますので、どうぞお楽しみに!
さて、今回は上のPOP写真についてです。

坂口からは今までやってこなかった、こんなことにトライしてみました。

デニムの糊付け

今までジーンズはワンウォッシュかリジッド。
そのどちらも一度洗いをかけてからの着用が多かったです。
と言いますのも、リジッドジーンズというのは、防縮加工のかかっていない物以外は、確実に縮みが入るからです。
一度洗いをかけた方が、体に合ったサイズ感になりますし、着用感も良いのです。
リジッドジーンズというものは、もれなく糊がついたものを指します。これは経糸に糊をつけないと、糸がまっすぐにならない為、生地を織れない為です。
通常一度お洗濯を施すことによって、この糊は落ちるのですが、糊を再度つけて穿く事によって、ジーンズに強いアタリが入ります。

これは考え方なのですが、このアタリが薄い方が綺麗目な服装には馴染みますし、反対にアタリが強いジーンズは、ワイルドでワークな印象が強くなります。
RESOLUTEのジーンズは普通に洗うだけで良い感じになるのは、今まで何本か穿いてきた中で実証済みですが、今回は少しワイルドな印象に仕上がるように、糊付けしてみました。

使うもの:RESOLUTE 711 (ワンウォッシュ)

RESOLUTE(リゾルト) ワンウォッシュデニム 711 デニムパンツ  ¥28,600-

まず使うのはRESOLUTE 711 W30×L30のワンウォッシュ状態の物。
何故ワンウォッシュかというと、リジッドの状態からだと、縮んでサイズ感が変わってしまうからです。
自分としては711はこちらのウエストがジャストサイズ。710は通常W32がジャストだと思っております。

何故711かというと、最近購入したWhite’s bootなどのワークブーツや、Converseのハイカットと合わせたかったから。
そして、久しぶりにウエストを合わせてベルトなしで穿きたかったというのが理由です。
太腿、、、読んで字の如しで、私は腿が太いので、大概のモデルがウエストで合わせると腿周りがキツくなってしまいます。
RESOLUTE 710でウエスト32、712でウエスト32、714でウエスト31。
必然的に一番小さいサイズで穿けて、かつ見た目が良いのが自分の場合だと711でしたので、こちらをチョイスしました。

リジッドも考えましたが、正直糊付け自体は一度水を通した状態でないとできないので、今回はワンウォッシュにします。
これを一度裏向きで洗濯機で洗濯。濡れた状態のまま事務所に持ち込み、ここから糊付けの作業をしていきます。

使うもの:洗濯のり

100均で購入した選択糊(¥110円)
だいたい使い終わった頃には1/3程度減っておりました。

使うもの:汚しても良い環境づくり

大き目の机に使わないビニール袋を割いて広げた物。
ご家庭だとお風呂場が良いでしょう(※嫁に怒られるのが嫌で、僕はお店でやりました。)

洗濯後、乾かないうちに裏返しにして、机の上に置きます。
表向きに糊を塗った場合、表面がメタリックな質感となり、あまりお勧めではないことを何かの動画で観ました。

糊付け開始

ここからはInstagram上で一本の動画に纏めましたので、そちらをご覧ください。

完成!!

完成しました。
物の見事に立ちます。
711は比較的ライトオンスの為、ワンウォッシュの状態では立ちません。いかに硬くなっているかを視覚的に感じて頂けるかと思います。

一枚目:糊付け後 二枚目:糊付け前

この通り、今のままで惚れ惚れする出で立ちです。このままディスプレイしたいくらいですが、それだと意味がないので、ここから自分の穿きシワをつけていきます。

やはり糊をしっかり付けているので硬いです。
この時点では後悔しかありません。余計な事せんかったら良かった。

何とか穿けました。ウエストはワンウォッシュの状態とあまり変わりません。
レングスは元々けっこうざっくり折り曲げて丁度良いのですが、これだとあまり長く見えません。その理由として

後ろから見るとかなりしっかり穿きシワが入っております。
これによりレングスは織らずにジャストか、少し長い程度で仕上がっております。
このクッキリした穿きシワを見る限り、気分も再び高まって参りました。

さて、ここから一日着用し、どれだけアタリがついたかを確認していきましょう。

しっかりとアタリがついた感がありますね。部分的に見ていきましょう。

まずは、太ももの周りの、所謂ヒゲと呼ばれる部分にしっかりとアタリが付いております。
個人的にここに全くアタリが入らないのは、色落ちとしてどうかなと思うので、嬉しい限りです。
そして、膝裏付近もビシバシとシワになってくれ、定着しています。
これはのちにハチノスと呼ばれる色落ちとなって参ります。
足を通した状態と比べると、シワが入りっぱなしではなく、負荷のかかる伸びる部分はそのまま引っ張られて、
逆に常に曲がっている部分は、しっかりとシワになってくれています。

左:糊付け後 右:糊付け前

左:糊付け後 右:糊付け前

左:糊付け後 右:糊付け前

以上になります。
先程1/3程使ったと記載しましたが、穿き始めて2週ほど経過したときに、生地はかなり柔らかくなり、製品と同様程度になっておりましたので、
もう少しハードに穿くのであれば、半分くらい使用しても良いかと思います。自分は年末のタイミングで霧吹きで全体を湿らせてから、もう一度糊付けしました。
ここから更にRESOLUTE FAIR終了までしっかり穿いて、出来る限り延長し穿いていきたいと思います。

メリット

やはり、メリハリのある色落ちに育っていくことにより、自身のスタイルに合わせた色落ちにすることが出来る点でしょうか。
RESOLUTEのジーンズは、所謂ヘビーオンスでもなければ、ビシバシビシバシアタリが出るようなジーンズではありません。
というのも、大人が綺麗に合わせる事の出来るジーンズだからです。

自分自身も710は特にこういった洗い方や、糊付けは行っておらず、生地感がフラットなのでジャケットなどと合わせても、難なく取り入れられます。
明確にこういった合わせ方をしたいこういう色落ちにさせたいなどという目的があれば、糊付けしてみるのも良いかもしれません。

デメリット

RESOLUTEの生地の特徴として、肌に当たる面はソフトに仕上げております。
こうすることによって、穿き心地良く、長時間穿いて頂く事ができるからです。
それを糊付けすることによって、生地表面が硬化して穿き辛いという難点が生まれます。

また、穿き始めの方は生地が固いので、自分自身の体型を拾わず、あまり形が宜しくありません。

シルエット重視のRESOLUTEにこういったデメリットは、あまりにも割に合わないと感じました。
とは言え、穿いていく内に徐々に軽減されていきますので、考え方次第ですね。


以上になります。
今は冬なのであまり汗をかかないので、しっかりアタリをつけてからお洗濯。
それまではファブリーズなんかでケアしていきたいと思います。

ちなみに、以下写真は年明けすぐに撮影した様子です。
まだ2週ほどですが、結構しっかりとアタリがついております。
これをキープしつつ、色も落とす為にほぼほぼ毎日着用しております。

途中経過ですが、雰囲気出ております。
次回はワンウォッシュ後の様子をお届け予定。
ジーンズの楽しみ方は人それぞれ。お気に入りのジーンズと一緒に、素敵な時をお過ごしください。


この記事を書いた人

坂口

ZABOU大阪店のスタッフ坂口です。
皆様のご来店を店頭にてお待ちしております。