こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
私事ですが、人肌恋しさにマッチングアプリを始めてみました。
そこで意気投合したお姉さんと呑みに行ったところ、部屋に置くだけで幸せになれる壺を破格値で紹介してくれました。
所詮は会って間もない赤の他人、そんな僕の幸せを願ってくれるお姉さんの優しさに涙が止まりません。
しかし、壺に頼らずともお客様と服のことについてお話させていただくだけで幸せな小坂ですので、丁重にお断りいたしました。
快調なスタートをきった2023年ですから、景気づけも兼ねて、今回も張り切ってご紹介させていただきます!
さて、新年最初のブログですから、ここはZABOUらしいものがよかろうと考えました。
となると、やはりリゾルトは外せないでしょう。

大阪ではイベントも控えておりますから、購入を検討中のお客様もいらっしゃるでしょうし、年明けに合わせて新調されるお客様も多くいらっしゃいます。
そんな方々のために、私物の710、711、712の経年変化や、僕なりのお手入れの方法をお伝えしたいと思います。
因みに、各型の特徴等についてはこちらをご覧ください。
まずはお手入れの方法から申し上げます。
2~3回穿いたら1度洗っています。
裏返しにした上で洗濯ネットに入れて。
洗剤や柔軟剤は普段着の時のものと同様です。
乾かす時は陰干しです。
乾燥機にはかけません。
更に1つ。
耳にアイロンをあてています。

耳が歪んでいると、耳のアタリも歪みます。
アイロンをあててしっかりと耳を整えてやることで、綺麗なアタリを目指しています。
正直なところ、かなりの異端です。
ちょっと神経質過ぎるかもしれません。
ですが、実験的な意味合いでこのような手入れをしています。
こうした手入れがリゾルトにどのような変化をもたらすのか、ぜひご覧ください。
ヒゲ
お手入れの方法は統一しているので、これといった違いは見られません。
アタリもさして出ていませんね。
全くアタリが出ていないということもないですが、コントラストの穏やかな、柔らかいアタリです。
コインポケット
710(1枚目)のコインポケットにはイナズマと呼ばれる独特のアタリが見られますね。
それこそ稲妻のような、シャープな一本線を引いたようなアタリです。
711(2枚目)は着用期間の短さもあって、これといったアタリは出ていません。
712(3枚目)のコインポケットにはアタリこそ見られますが、イナズマと呼ばれるようなものではありませんね。
案外、このディテールに型番ごとの個性が見られるかも知れません。
余談ですが、デザイナーの林さんはコインポケットにジッポライターをいらっしゃるそうで、林さんの私物のコインポケットにはそれに沿ったアタリが出ているそうですよ。
裾
当然ですが、一番着用期間の長い710(1枚目)のアタリが最も顕著です。
711(2枚目)にはアタリがほとんど出ず、712(3枚目)のアタリは710ほどではありません。
裾については、順当に着用期間が反映された色落ちを見せてくれるようですね。
ハチノス

ほとんどアタリが見られません。
これを狙って神経質なまでのお手入れをしていたので、してやったり顔です。
ここまででお気づきのことと思いますが、僕は色落ちノッペリ過激派です。
このハチノスなら同志の方々にもご満足いただけることでしょう。
新品との比較
生地感を新品と比較してみました。
大分青みが出てきましたね。
穿きこむにつれて生地も伸び、ふっくらとしています。
710(1枚目)と711(2枚目)は新品の時から起毛しているものですが、穿きこむうちに更に起毛してきました。
712(3枚目)は相変わらずツルっとした生地感です。
毎日のように穿いているリゾルトですが、新品と並べてマジマジと比較することはそうないので、こうした折に経年変化を実感できると嬉しくなります。
耳
耳が歪んでいると、耳のアタリも歪みます。
アイロンをあててしっかりと耳を整えてやることで、綺麗なアタリを目指しています。
このように申し上げたことを覚えていらっしゃるでしょうか?
その成果をお見せしたく、最後まで引っ張ってみました。
これだけ溜めたからには、さぞ素晴らしいアタリが出ているのでしょう。
それではご覧ください。

……はい。
まだまだ穿いて半年程度、その期間では耳のアタリが出ませんでした。
そもそも、ヒゲもハチノスもほとんど出ないような手入れをしているのに、都合良く耳のアタリだけ出てきてくれるわけがありません。
こればかりは今後に期待ですね。
さて、色落ちノッペリ過激派の僕ですが、現実的な問題としてアタリを全く出さないというのは不可能ですし、アタリを楽しんでいます。
ただ、穏やかなアタリが好みなのです。
そうは言ってもヒゲはハチノスもいつかはハッキリとしてくるでしょうし、その頃には、地道なアイロンあても報われるような、見事な耳のアタリが見られるはずです。
皆様、それまでどうぞ気長にお付き合いください。
それでは皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
変わらずに店頭でお待ちしております。
ありがとうございました!