ここ数年Tシャツと言えば無地ばかり。
かといってすぐにカレッジものや、企業系のプリントの気分にはなれない。
何か丁度良いものはないか。。。と探しておりましたが、ようやく脱無地のきっかけとなるTシャツを見つけました。
JACKMAN(ジャックマン) PIGMENT DYE
モノづくりの良さと、快適な着心地に定評のあるJACKMAN(ジャックマン)。
福井県に工場を持つファクトリーメーカーです。
形や素材は昨年より展開中の米綿を使用したドライタッチのコットン生地。
形は針抜きリブと、ガゼットが特徴のRib-T。そしてヴィンテージ加工を施したボタンがつくヘンリーネックの2種類。
ピグメント染め=粒子の大きい顔料を定着させるために、特殊な溶剤を含み生地に定着させる染織技法。元来プリントなどに用いられる顔料を用いるこちらの技法は、色を落とすことを目的とした染織の手段の一つです。
その為、元々定番の形にはなりますが、染織方法によりこうまでカサついた雰囲気が生まれます。
元々ロングスリーブのTシャツは大好物ですが、今まで長袖のピグメントは中々見つからなかった事、単純に今シーズンのTシャツの中で“ダントツでカッコよかった”のがセレクトの理由かもしれません。
変わり種ではありますが着やすいシルエットなので、コーディネートも交えて見ていきましょう。
Jackman(ジャックマン)Rib L/S T-shirt
ブラックがフェードしたようなこちらのリブT。
Vガゼットや針抜きリブなどクラシックなディテールが相まって、ヴィンテージのような仕上がりとなっております。
ご覧の通りでネック周りや袖回りから退色していき、これから更に全体的な退色が始まります。
元々持っていたTシャツが、いい感じに色落ちしたような感覚。不自然ではないエイジング。
ところどころ、パーツによってフェードしているので、無地ですが様々な表情が見えてきます。
ヴィンテージのウェアやクラシックな洋服のインナーからお楽しみください。
坂口「春夏の短丈のアウターと合わせると、パーツの端から見えてくる特徴的なディテールの数々。良い感じにフェードが始まっているので、雰囲気良くお楽しみ頂けます。元が暗い色目という事もあり、汚れも気になりにくく、正に育てるTシャツ。今より2~3年着ていった後の方が良さそうですね。」
●インナー Jackman(ジャックマン) サイズ:M ¥8,800-
●バッグ JULY NINE(ジュライナイン) ¥4,840-
●その他 私物
モデル 身長160㎝ 体重60㎏ 足のサイズ約25㎝
坂口「春らしいivoryとBlueのコーディネート。暗めの色ですが、全体のトーンを落とすことなく馴染んでくれるので、この手のTシャツって重宝するように思います。正にこういうのが欲しかった!!なTシャツ。今シーズン限りですのでどうぞお早めに。」
Henleyneck L/S T-shirt
そしてもう一つはヘンリーネックのロングスリーブ。
JACKMAN流ヘンリーネックは他とは一味違った完成形となりますので、着やすさや合わせやすさがたっぷり備わった逸品となります。
まずラウンドした襟元のヘムはベースボールシャツのような特徴的な襟ぐりを表現しています。
そこにあえて1ボタンのヘンリー。小さくてもヴィンテージ加工の備わったボタンは程良いインパクトを与えてくれ、フェードした生地との相性は抜群です。
本並「幅を変えない袖や、サイドに入ったスリットなどは重ね着にも、一枚で着た際の雰囲気も抜群に良くなるので、是非今時期から初夏くらいまで楽しんで頂きたいです。」
本並「また、1ボタンヘンリーならではの程良い主張感。重ね着した際に普通にグレーのインナーとして機能するところも気に入っております。」
●インナー Jackman(ジャックマン) サイズ:XL ¥8,250-
●パンツ BILLS KHAKI(ビルズカーキ)
●シューズ 私物
モデル 185㎝ 体重72㎏ 足のサイズ約27㎝
また、これから先の季節、ショーツと合わせるコーディネートもお勧めなので、秋口までお楽しみください。
その頃には色味も変化して手放せないい着になっていると思います。
暑くなれば袖まくりして。
意外と着る時期の長いロングスリーブのTシャツ。クラシックで普遍的なディテールでありながら、染めで差をつける。
無地は飽き飽きしている。他の人とは被りたくない。
そんなあなたにオススメな1枚です。