数年前から、密かにマイブームとなっているデニムジャケット。通称「ジージャン」。
本来ワークウェアとして制作されたデニムパンツの上物として使用されたカバーオールなどと出自は似ておりますが、
その時代によって、形を変え、用途を変え、現在ではファッションアイテムとして確固たる地位を築き上げました。
そんなジージャン、自分達の気分に加えて世間的なブームも多少はあるでしょうが、普遍的なカッコ良さがあるアイテムですので、
今季はかなり豊富に展開しております。
F.O.B FACTORY(エフオービー ファクトリー) GARAGE DENIM JACKET
F.O.B FACTORY(エフオービー ファクトリー) GARAGE DENIM JACKET ¥31,900-
シルエット | 生地厚 | ベースとなる形 | 着丈 | 経年変化 |
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現代風 | やや厚め | 40’sくらい | やや長め | ◎ |
FOBから新作のガレージデニムシリーズ。
形は第二次世界大戦中の物資統制により、のちに大戦モデルと呼ばれたS 506XXがベースとなっていながらも、生地は最高級素材といった矛盾が生むバランスの良さは、ここならでは。
また、縫製は全て綿糸を使用しておりますので、着用や洗いによって雰囲気が増すことは言うまでもありません。
生地には高級スーピマコットン使用した、14.75ozのセルヴィッチ生地を採用。
通常のデニムと比べ、ロープ染色の回数を多くしているので、色が深くなりヴィンテージのような雰囲気に。
高密度に織り上げるため、着用する度のしわが細かく入りメリハリのある色落ちが期待出来ます。
大戦モデルと言えばこの月桂樹ボタン。
シンプルかつ存在感のあるディテールの一つとなっております。
また、大戦モデルのディテールであるフロントプリーツ、月桂樹のドーナツ釦を採用。
フロントプリーツをボックスステッチではなく、リベットで押さえたオリジナルのディテールも遊び心が効いています。
着丈はオリジナルよりも長い作りになっており、大人がより現代風に着こなせるサイズ感となっております。
また、若干ゆとりのあるサイズ感に慣れた方なら1サイズアップもおすすめです。
40サイズ以上はヴィンテージデニムの大き目個体にのみ適応されるTバックとなります。
小柄な方はゆったりと、ご身長のある方はジャストサイズで。そんな選び方もお勧めです。
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) 14.8oz type1 denimjacket
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) 14.8oz type1 denimjacket アメリカ綿セルヴィッチ ¥29,700-
シルエット | 生地厚 | ベースとなる形 | 着丈 | 経年変化 |
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ヴィンテージライク | 厚手 | 40’sくらい | 短め | ◎ |
お次はJAPAN BLUE JEANSの大戦モデル。
こちらはシルエットの変更が行われ、よりヴィンテージらしい身幅と着丈のバランスに仕上がっております。
後ろから見ると一目瞭然。しっかりとボックスシルエットを楽しめる。
また、ジャパンブルーの1stは全サイズTバック仕様!
ですのでジャストで着たい方にも、オーバーサイズでお探しの方にもハマると思います。
生地にはThis is Jeans.といえる王道の『アメリカ綿』を使用。
打ち込みを限界までいれている為、生地自体のハードさが保たれ、着用を繰り返す度にアタリが付きやすいセルヴィッチデニム。
14.8オンスとヘビーオンスに相当する生地感はメリハリの利いた色落ちが期待出来るので、着ごたえのある1着です。
スタッフ私物
こちらは実際にスタッフが半年間着込んだ私物サンプルになります。
ワンウォッシュの状態だと濃紺ですが、着込んでいくと青みが出てきて、また洗い方や着方によっても色落ちが異なるのはジーパンと一緒。
自分なりに着るだけで、本格的な色落ちを楽しめます。
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) 14.8oz type2 denimjacket
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) 14.8oz type2 denimjacket アメリカ綿セルヴィッチ ¥29,700-
シルエット | 生地厚 | ベースとなる形 | 着丈 | 経年変化 |
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現代的 | 厚手 | 50年代 | 長め | ◎ |
この春より取り扱いを開始しました2ndタイプ。
デザインソースは、リーバイスでのロットナンバー「Lot.507XX」、通称“2nd(セカンド)”です。
第二次大戦が終結し、好景気真っ只中のアメリカで1952年に誕生したモデルでヴィンテージでも高値で取引されている程貴重なものとなっております。
1stよりもボックス味が薄く、3rd程細くない。
いつの時代も2ndには一定のファンが付きます。
それくらい使い勝手良く、バランスに長けた形だと思っております。
ヴィンテージに敬意を払いながらも、使い勝手はよく
4th以降から付属するサイドポケットを完備。意外とジージャンって収納が低くて着てこなかった方にはピッタリ。
内側にもポケットを完備。収納力に長けたジージャンです。
背面に取り付けられていたバックシンチは排除。変わりに左右の腹部にボタン留めアジャスターが付きました。
とにかく今着たい2nd型。
明日詳しくブログでご紹介致しますので、本日はこれくらいで。
N.O.UN(ナウン) RITENOUR DENIM
N.O.UN(ナウン) RITENOUR DENIM ¥26,180-
シルエット | 生地厚 | ベースとなる形 | 着丈 | 経年変化 |
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中間 | 極薄 | Lee 101J | やや短め | 〇 |
もう3年ほど取り扱いしている、ZABOU 春夏の定番アウターとなりましたRITENOUR DENIM。
ナウンのそれは、今までのLevi’sベースではなく、マニアックなLee。それもウエスターナーなどに採用される101Jという形からサンプリングされております。
これをデニムジャケットと呼ぶかどうかは怪しい所ですが、デニム生地を使用した短丈のアウターを指すとすれば、これは間違いなくデニムジャケット。
スタッフでも着用率が非常に高い逸品となっております。
何とも目を惹くインディゴ×イエローのステッチ。
本家大元のデニムはもう少し暗めから始まりますから、少し軽い印象を受けます。
それもそのはず、この生地何と綿麻の混紡素材なのです。
麻をブレンドすることによって、光沢感が生まれてプルンとした質感もこの生地ならでは。
夏場も乾きが早く、生地もシャツ生地くらいの厚さですので、インナーの調整で長く着用できます。
デニムジャケットらしくジャストでバチっと着てもストレスなく、短丈が特徴の形ですから、サイズアップもすごくおすすめです。
シャツ生地なので、コーディネートもシャツとして使うのも面白いですよ。
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如何だったでしょうか。
昨今注目されているデニムジャケット。
ヴィンテージは既に枯渇状態。それなら日本の丁寧で完成度の高いプロダクトを選ぶも良し、そこにしかない特徴の一着を選ぶも良し。
本当に様々なジャケットがある中で、自信を持ってお勧めしたい。4型のご紹介でした。