世に「こだわり」というものがございます。無くて七癖あって四十八癖と申しますが、「こだわり癖」なんてのもあるんだそうでございます。ワタクシどものような生業(なりわい)の者はこの「こだわりを持ってナンボ」のように認識されがちでございますが如何でございましょうか。
皆さまは、朝起きてから夜寝るまでのあいだに如何ほどの「こだわり」をお持ちでございましょうか。
「こだわり」はたくさんお持ちであればあるほど、時間的、経済的、精神的に余裕が必要なように思ってしまうのはワタクシだけではございますまい。「こだわり」が強ければ強いほど他人様と衝突が増えたり、身を縛られるような感じになることもあり得ることでございましょう。
しかしながら、逆説的に申しあげますと「こだわり」は、自らを律する節操的な役割と置き換えれば心の負担も少ないのかもしれません。無意識または低意識の中で行われる「こだわり」は精神的苦痛を伴わず、むしろ非常に心地良い気分にさせられることも事実でございます。歴史や文化の中での美しい習慣や慣例を踏襲する「こだわり」はかえって美徳かもしれません。
かくいうワタクシでございますが、やはり「こだわり」を持っておるようでございます。どういうことかと申しますと「こだわらないことにこだわっている」のでございます。早い話が、本来こだわっているくせにこだわってないように装ってしまう訳でございます。笑
さて、オッサンの戯言(たわごと)はこのくらいにしておいて仕事です。
JABEZ CLIFF(ジャベツ・クリフ)のベルトが満を持しての再入荷でございます。改めてクリフの歴史など説明の必要も無いかも分かりませんが、簡単に申しあげますと創業1793年の馬具メーカーでございます。今なおハンドメイドを由(よし)とする数少ないメーカーのひとつで保守的な英国に相応しいのでございます。ちなみに我が国の1793年を調べましたところ寛政という元号で江戸時代でございます。ちょんまげの時代に彼奴(きゃつ)らは革でベルトを拵えておった訳でございます。
この素晴らしいベルト。みなさまご存知だったでしょうか。革の厚みは5㍉はございましょう。とにかく頑丈でございます。ベルトと金具の始末がハンドステッチによるもので、これまたナイスでございます。茶目っ気と致しましてはベルトの穴でございます。抜き差しするあの穴でございます。毎日気持ちよく抜き差ししていただくための穴でございますゆえに、こちらのベルトの穴には数字のルビが振ってございます。1,2,3,4,5という具合に。これが何とも愛嬌でございます。JABEZ CLIFFのJABEZ CLIFFたる所以でございます。
さぁ、皆さまたいへん長らくおマンたせ致しました。ここぞとばかりにイッといてくださいませ~。
※あまり「こだわり」が強すぎますと本来ベルトは腰を締める道具でありながら首を絞める道具になりかねませんので、「こだわり」もほどほどにということでございます。
【JABEZ CLIFF(ジャベツ・クリフ) Leather Belt(レザーベルト) カラー:ブラック、ブラウン、タン サイズ:30,32,34,36 プライス:¥8,925-】
創業1793年でございます。英国製でございます。「手づくりの良さを今に」でございます。
茶目っ気たっぷりの穴でございます。みなさま大好きな穴でございます。
おぉー!ついに再入荷待ちかねたぞ。
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