どうもこんばんは高橋です。
毎日、出勤したらまずは店の掃除からスタート。
クーラーや扇風機も付けず窓全開でせっせとしているのですが、夏本番が近づくにつれ掃除の時間で早くも汗だくになっている私。
ぼちぼちTシャツ1枚での生活も視野に入れておかなければなりません。
使いやすさを考えるとまずは結局は無地Tに行き着くのですが、個人的には黒Tが気になる。
夏の「黒」というとどんなイメージでしょう。
恐らく瞬発的に出てくるのは「暑苦しい」、「重たい」といったネガティブな意見だと思います。
確かにそうですし、実際私もその理由で避けてきた節が過去ありました。
ただ「黒」が持つ良いところも充分すぎるほどあるわけで、、、(ここではあえて割愛します)
今回は「白」と並んで定番の位置をずっと確保している「黒」の活かし方についてのお話です。
黒Tと軍パン
「重たい」≒「締まって見える」とも置き換えられるブラック。
パンツがわかりやすい例で黒のパンツを穿くと締まって見えるでしょ?
それがトップスになっても同じくで、顔周りが締まって見えるし着やせ効果もあったり。
武骨な軍パンを下に持ってくることで、見ための印象をパンツに集中させることもできる。
生地やサイズ感の異なるものだとより双方の良さも際立つのでお好みの用途に合わせてどうぞ。
Saint James(セントジェームス) ウエッソン半袖
こちらはSaint James(セントジェームス)定番のバスクシャツ、『OUESSANT(ウェッソン)』の半袖タイプ。
がっしりとした生地感、着用~洗濯を繰り返していくごとに柔らかくなり、驚くほど体に馴染んでくれるクオリティの高さはセントジェームスならでは。
長袖タイプには随分とお世話になりましたが、梅雨明け後を考えるとさすがに袖ものは厳しいところ。
ようやく半袖にバトンタッチの時期ですね。
ZABOUでの定番カットソーには同じく定番のGUNG HO(ガンホー)のベイカーパンツで。
「This is ZABOU STYLEです。その時によりサイズ選びは多少変化しますが夏の定番です。
上下共にクタクタになるまで楽しめますので、着慣れた頃にはより良い雰囲気でお召しいただけます。」
「それにしても夏のザボスタにオーロラシューズはよく合いますね。」
Saint James(セントジェームス) ピリアック
ウエッソン半袖と合わせて夏の定番カットソー『PIRIAC(ピリアック)』。
ウエッソンのがっしりした生地に比べ、サラッと薄手で柔らかな着心地が特徴のこちら。
それぞれに良さはあるのですが、夏本番になってくるとピリアックの方が心地よく快適。
形は変わらず、首の開きが大きいボートネックで左袖にはブランドタグ。
パンツはPROPPER(プロッパー)のBDUパンツをチョイスして、トップスと同じく軽めに行きましょう。
「柔らかいピリアックのライトな質感には、同じく穿き古したPROPPERは如何でしょうか?」
「足元は軽快にローファーで、夏はこれくらいの軽さでも、オリーブ×ブラックの定番カラーリングが、全体の印象を引き締めてくれますよ。」
Champion(チャンピオン) T1011
先程のフレンチなアイテムとは対象的に、こちらはChampion(チャンピオン)のMade in USAのヘビーオンスTシャツ。
アメカジの夏の定番と言えば、こちらの『T1011(通称:テンイレブン)』でしょう。
米綿100%の糸を使用し、今でもアメリカ製にて作られるこちらは正真正銘のMade in USA。
ドライな質感ながら、打ち込みの良い7oz(オンス)のヘビーウェイトなTシャツは、耐久性も素晴らしく10年単位で着る事の出来る優れもの。
ヘビーウェイトTの持つ生地のボリュームに合わせてパンツは久しぶりのアメリカ軍のデッドストックM-65はいかがでしょう。
「アメリカものには同じくアメリカもので。
アメカジ代表的なコーディネートは時代によって流行りはあれど完成されたスタイル。
ベイカーパンツとはまた違った、ごん太なシルエットが今また気分。パンツのボリュームに負けない為にはやっぱりT1011が安心します。」
「足元もこれでもかと言わんばかりにアメリカもので。
ラッセルを代表するベージュスウェードとカーゴの相性は抜群。
ベージュの足元の時は白Tだとボケてしまうので黒Tの方が締まって見えてお勧めです。
おっさんになってもずっと着ていたい自分のスタンダードスタイルなんですよね。」
Jackman(ジャックマン) Dotsume Pocket T-Shirt
生地の厚みでギネス記録を持つJACKMAN(ジャックマン) のポケT。
極限まで度目(生地の密度)を詰める事により生まれる11.5ozの極厚素材は着用と洗濯を繰り返しても縮みやゆがみが起こりにくいのが特長です。
厚みにより裾に向かって広がるようなシルエットはT1011とはまた違った印象になります。
日本が本気で作るアメカジチックなTシャツには同じく日本製のBUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)の本気カーゴはどうでしょう。
「ゴリっとヘヴィーなJACKMANのDOTSUME Tシャツには、同じくゴリっとした質感のBUZZの軍パンをあわせております。」
「しっかりと男らしさはありながらも、ミリタリー出自のSANDERSのサービスシューズで引き締めてあげるのもおすすめです。」
Yonetomi NEW BASIC(ヨネトミニューベーシック) パックTシャツ
山形のニットメーカー「米冨繊維株式会社」が手掛けるパックT。
1枚でサマになるのはもちろん、冬場のニットのインナーとしても使える丁度良い生地感のこちら。
7.5オンスとT1011と同じくの少し厚みのある生地ですが、しなやかさがありネックもニットで使われているリブを使用したりと少し綺麗な見た目をしています。
ヘビーオンスともなると生地感にどこか粗野感を感じ、綺麗めのスタイリングには使いずらかったりするのでこれは嬉しいポイントです。
こちらはBARNSTORMER(バーンストーマー)と合わせて少し綺麗にどうぞ。
「夏のTシャツはゆったり着ることが多い私ですが、ヨネトミのこれはぴったり着てます。
一枚でのバランスと上にそのまま上にシャツアウターなど着られるバランスが本当に秀逸です。」
「ジャストサイズの黒Teeにカーゴは男臭いスタイルですが、パンツをバーンストーマーに、あと適当にバンダナでも巻いておくと落ち着いた雰囲気になりおすすめです。」
SPINNER BAIT(スピナーベイト) ミニ裏毛半袖Tシャツ
最後はZABOUでも長年取り扱いしております、SPINNER BAIT(スピナーベイト)のミニ裏毛の半袖Tシャツ。
ブランドロングセラーのこちらは表の生地は、薄手のTシャツよりかはやや厚いスウェットライクな生地。
裏側をパイル編みにする事で、汗ばむ夏場でもふんわり柔らかく肌に当たってくれるので着心地がとにかく良い。まるでタオルを羽織るような絶妙な着心地が癖になります。
ガチガチのヘビーウェイトのTシャツももちろん良いですが、着心地を取るならばこちらに軍配があがります。
程よくゆるいサイズ感なのでパンツもゆったりと。
CRANK PROJECTS(クランクプロジェクツ)のゴン太シルエットが夏場のラフ着にまた良い。
「ブランドディレクターの山本氏が良くするスタイリングはいかがでしょう。
アメカジやユーロに振り切ったりはせず、オーソドックスでスタンダードでありながら時代の空気感を捉えたベーシック。流行りとは少し違う、気張らないラフさがちょうど良いんですよね。」
「全体的に緩めのサイズ感に足元はサンダルで軽快に。
ビビッドなオレンジベルト。小物で色を差すのもシンプルなコーディネートにおいては重要なポイントです。」
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ひとえに黒Tと言えど、ブランドによって特徴は様々。
いつものスタイルにあう黒Tでも良いし、ちょっと印象を変えてみるのも◎
夏場の「黒」、是非いかがでしょうか。