ミリタリー、引いてはスニーカーとしても世界的な存在であるジャーマントレーナー。
実は、この靴には商標がありません。正確には取れないと言うのが正しい。
そんな話を聞いて意外と思いましたが、よくよく考えてみると同じ名前の靴が世の中にたくさんある。ああ、確かにそうだ。
特に最近は見かけることも増えました。しかし、そうして増えれば増えるほど、オリジナルという存在が気になってくる。
この靴が今こうしてあるのは「この」靴から始まっています。
上の靴ももちろん、ジャーマントレーナー。そしてこちらが、この靴の本物・オリジナルと言える一足。
ご存知の方が大半でしょうが、元々この靴は、ドイツ軍に支給されていたミリタリーシューズです。
ということは、
現行で作られて、商品化されている=本物、またはオリジナルではない
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに普通はそうですが、この靴は特殊。
オリジナル(実際の軍使用品)の機材や木型、素材を入手、使用し、当時のドイツ軍の製造時と全く同じままのスペックで生み出された唯一となる一足。
当時納入していれば、一切の疑問も無く軍で使用されているはずです。
商品でもあり、ミルスペックそのままでもある。
なので、この靴は本物と言える「唯一」の一足。
今年度からの展開にあたり、そう語る現デザイナー様の話にすごく引き込まれた訳です。
機材だけではなく、それを扱う職人も貴重で尊い存在。このオリジナルが、ゆっくりとでも長く生産されていけば良いなと思います。
今年春に紹介した時にも書きましたが、この甲からつま先にかけてがとても低く、シャープにおさまります。
こちらも改めてですがご覧ください。⇒「ZABOU style 2023 Vol.12~GERMAN TRAINER 1183~」
春夏は「白」あることにしっくり。
秋冬は「革」であることにしっくり。
本当に懐の広い一足です。
また全サイズ揃ったところなので、是非ご覧になってみてください。
皆さまのご来店お待ちしております。