今年最後のヘビーアウターが入荷しました。
まず一生着られる洋服は、ほぼないと言っても過言ではないですが、こちらに関して言えば一生モノと言えるでしょう。
INVERTERE(インバーティア) RELAX DUFFLE COAT
言わずと知れた、ダッフルコートの代名詞と言えば多々ありますが、
インバーティアは頭一つ飛び出た名門中の名門。
1904年創業、世界初のリバーシブルコートを開発したことで名を馳せたインバーティア。1980年代頃より市場で見かけなくなっていましたが、2013年の秋冬に復刻。Made in Englandはそのままに、ダッフルコートを中心としたラインナップで展開している一流のコートブランドです。
特筆すべきは使用されている生地。
イングランド・ヨークシャーにて1767年創業の名門ファブリックメーカー、Joshua Ellis(ジョシュア エリス)が「世界一高級で高品質な素材を最高級の天然繊維で織り上げる」という哲学のもと、2013年に伝統のヘリンボーンウールを見事に再現し、INVERTEREのダッフルコートも復活を遂げたのです。それ故、インバーティア=ジョシュア・エリスなのです。
かつてはエルメスなどのハイメゾンも使用していたファブリックメーカー。上品な佇まいもさることながら、「着心地の軽さ」に驚かれるかと思います。
ダッフルと言えば、グローバーオールやモンゴメリーなど同じく世界に名を轟かせる有名ブランドがございますが、こちらはメルトン地に比べとても軽く、重さゆえに敬遠されていた方にもご納得の着心地だと思います。
決して安いものではございませんが、長く着続けていられる極上の一着です。
今年から展開のRELAX DUFFLE COATこそ、普遍的だと思いセレクトしました。
定番のLONG LENGTH DUFFLEと比較してみました。
まず、重ねてみると身幅の違いがよく分かると思います。
通常のロングダッフルはスリムな形状。縦長でアームホールなども細身に仕上がっております。
インナーは厚手のニットを一枚着られる程度の余り。これはこれでとても美しいパターンに仕上がっております。
ただ、アームホールは細身になるのと、裏地がつかないので冬物の厚手のジャケットの上からだと少し肩が張り、袖の滑りは良くありません。
それに比べると、今回のRELAX DUFFLEは、身幅にかなりゆとりを持たせたデザインに。
着丈も少し伸ばしたデザインなので、見え方は全体にボックスっぽく仕上がっております。
どこかミリタリーコートらしい仕上がりとなりますが、やはり生地の美しさあってか、野暮ったさは感じられません。
INVERTERE(共に38サイズ) | 身幅 | 着丈(後) | 肩幅 | 袖丈 |
LONG DUFFLE | 約58cm | 約96cm | 約48.5cm | 約62.5cm |
RELAX DUFFLE | 約68cm | 約99cm | 約59cm | 約60.5cm |
身幅だけでも10㎝程大きく、これだけ広いと中にジャケットや厚手のセーターも楽に着込めると思います。
●ジャケット H by FIGER(エイチバイフィガー) サイズ:XL ¥64,900-
●ニット MOONCASTLE(ムーンキャッスル) サイズ:XL ¥17,600-
●デニム RESOLUTE(リゾルト) サイズ:33×36 ¥28,600-
モデル 身長185㎝ 体重72㎏ 足のサイズ約29㎝
ツイードのジャケットをカーディガン感覚で。
特にお勧めしたいこちらのオレンジは、エルメスのイメージカラーとして実際に採用されていたカラーとなります。
ラグジュアリーながら色落ちしたインディゴが良く似合います。
●ニット MOONCASTLE(ムーンキャッスル) サイズ:L ¥16,500-
●パンツ CRANK PROJECTS(クランクプロジェクツ) サイズ:40 ¥16,500-
●シューズ SANDERS(サンダース) サイズ:uk7.5 ¥49,500-
こちらのRELAX DUFFLEはワイドパンツも良く合います。
ロング丈のコートも、スリムなタイプだとバランスを取るのが難しいですが、
これくらいワイドになると、ボトムスはゆったり目も充分に合わせて頂ける万能さ。
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今まではスリムが主流でしたが、元々軍モノのコートの流れからきているダッフルですので、
ゆったり着る事で、着こなしの幅も広がります。
お値段はしますが、体型が変わってもカバーできるのも安心感があります(笑)
オーバーサイズな着こなしから、スタンダードな着こなしまで。色んな着こなしの主役として。
冬が待ち遠しくなるコートです。
是非、一生モノのコートを、早いタイミングで手に入れて下さい。
宜しくお願い致します。