BAKER PANTS,FATIGUE PANTS,UTILITY TROUSERS。。。
様々な呼び名があるこちらのパンツ。
元々はアメリカ軍の作業用パンツの一種で、年代やコントラクターによって仕様は様々。
ZABOUではこのファティーグパンツを長年推奨しておりますが、それにはこんな理由があるのはご存じでしょうか?
武骨過ぎない印象がコーディネートの邪魔にならない。
所謂、カーゴパンツのようなサイドポケットが付属せず、フロントのパッチポケットやバックのフラップ付きポケットのようなシンプルなディテールですので様々なコーディネートに馴染み、ミリタリー独特の土臭さが解消されるのも人気の一つかと思われます。
穿きやすいバックサテンの生地感。
サテン織りのコットン100%の生地を使用しているのですが、本来表に出る面をあえて裏側にしているのがバックサテン(=リバースドサテン)の特徴。
肌に触れる面は滑らかでツルっとしているので、穿き心地も抜群。汗ばむ時期でも薄手なこちらの生地は非常に着用感が軽いのです。
魅力的な経年変化
勿論経年変化が楽しめるのもお勧めしたいポイントの一つ。
始めはのっぺりした面構えも、洗い掛けていくと生地に斜線が入るような横落ちをしていき、また、ポケットのステッチにも皺が寄り、パッカリングが生まれていきます。
作業着も、ミリタリーウェアもそうですが、買った日よりも数か月、数年穿き込んだ方がカッコ良いのがこの手のパンツの最大の特徴でもあります。
ZABOUで扱うファティーグパンツ3選と題し、それぞれの特徴についてご紹介したいと思います。
GUNG HO(ガンホー)
お馴染みガンホー。
ZABOUでも最古の取り扱いボトムスになるため、店頭にも様々なエイジングサンプルを展示しております。
そんなGUNG-HO。
所謂ワークウェアを手掛ける工場にて作られるので、作りは丈夫そのもの。
ファッションと作業着の中間に当たるリアルクローズな雰囲気は、何物にも代えがたいです。
よりファッションに寄せたモデルがこちらの#1301。太ももは適度なゆとりがありながらも、裾にかけて強めのテーパーがかったシルエットが特徴。
革靴に合わせて、華奢なスニーカーと合わせるにはこちらも非常にお勧めできます。
比べてみると一目瞭然。お好みは分かれるところではあると思いますが、この辺りは是非ともご試着してみて、
ご自身のお手持ちの洋服に合わせるならば、、、と妄想してみてください。
F.O.B FACTORY(エフオービー ファクトリー)
こちらは対照的にトラウザーシルエットのミリタリーパンツといったところでしょうか?
細身のストレートシルエットで、裾にかけて緩~くテーパードがかかっております。
シャツやジャケットなどのスタイルにもバッチリハマるジャパニーズシルエット。
経年変化も程良くアタリが入り、若干褪せてきたかな?といった具合で留まってくれます。
「クタクタの軍パンも良いけど、もう少し綺麗めに穿きたい。。。」という願いを叶えてくれる大人のファティーグ。
尻位置が高くなるので、足が長く見えてくれる計算されたシルエットとなります。
カラー展開もございますので、一度ご覧になられると如何でしょうか?
→F.O.B FACTORY(エフオービー ファクトリー)BAKER PANTS カラー展開
MADE IN OCCUPIED JAPAN(メイドインオキュパイドジャパン)
こちらは沖縄のブランドMade in Occupied Japanのファティーグ。
ZABOUで展開するファティーグパンツの中では一番武骨で男らしいデザインとなっております。
そして極めつけはアメリカのデザインに、沖縄古来の染織方法という一見ミスマッチに見える組み合わせ。
ですが、淡い色合いと武骨なバックサテンの表情が程良く中和して、とても穿きやすいバランスに仕上がっております。
製品は全て手染めになります故、特有のムラ感もお楽しみ頂け、実際に洗っていくほどに風合いはより一層強くなってきますよ。
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それぞれに特性があり、様々なタイプからお選び頂けるようになっております。
普遍的でありながらも、その時の気分によってサイズを変えたり、ロールアップをしたり。
皆様は今どんな気分でベイカーパンツを穿きたいでしょうか?
是非お好みに合わせてお選びください。