週刊ZABOU「SAINTJAMES(セントジェームス)/ー何故、ウエッソンなのか。」

フランスのカットソー・ニットメーカーSAINTJAMES(セントジェームス)。
シーズンを問わず、長きに渡りZABOUでも定番展開のあるアイテム達です。

その中でもダントツで人気の高いモデルこそ、本日ご紹介のOUESSANT(ウエッソン)というモデルです。

Saint James(セントジェームス) ウエッソン

ブランド定番のバスクシャツ、“ウェッソン”。
がっしりとした生地ながら、着込む程体に馴染むクオリティの高さはセントジェームスならではです。

非常に着やすく、動きやすいシルエットのウエッソン。とてもシンプルなそのルックスは、コーディネートする服を選びません。また、フランスの自社工場にて未だにフランス製(made in france)にこだわり続けるその製品は、非常にクオリティの高いもの。たとえ古着であっても、「生地はセントジェームスが一番良い」と、服好きのあいだで言われるほどです。

取り扱い店舗は無数にあり、様々なセレクトショップ、専門店が溢れる中、
何故ZABOUでこのウエッソンを取り扱うのか、本日はそんな事について考えてみたいなと思います。

Saint James(セントジェームス) ウエッソン「ガシガシ」 ECRU/MARINE(生成り/マリン)  ¥11,880-


セントジェームスのシャツの定番中の定番。ボートネック、長袖のシャツの原型はノルマンディー地方の漁師やヨットマン等の船乗り達が着ていたもの。実用的に考えられた素材、スタイルが特徴です。
一説によると、長年定番展開のあるガンジーウーレンズやチャネルジャンパーなどのガンジーニットがデザインソースにあり、
様々なディテールを簡略化し、春夏の作業用として作られたものが、ウエッソンなどのバスクシャツになるという。

真偽は定かではありませんが、イギリス、フランス共に近いチャネル諸島となれば、考えにくい話ではありません。
次に挙げるディテールは、確かに共通する部分も見て取れます。

襟元はボートネックと呼ばれる、横長に開いたネック周り。
ディテールの中では一番らしい要素かと。
一目でそれと分かる部分がこちらになります。

袖丈は作業に適した9分袖。引っ掻かりを防いでくれ、日に焼けた肌が出ても良し、重ねたシャツの袖が見えても良い。
冬場のインナーにしても、袖がセーターのリブからはみ出ることもありません。

無地、ボーダー(正しくはホリゾンタルストライプと言います)とシンプルな表面に唯一許されたブランドロゴ。
控えめなロゴはラコステのワニや、POLOの騎手にも共通します。

着用を繰り返す毎に見られる生地の変化も、ウエッソンなら味と捉えてしまえるでしょう。
特にマリン系(ネイビー系)は赤みがかっていくフランスらしい色味の変化を。エクリュ系(生成り系)は段々と白っぽく変化が見られます。
両方を兼ね備えたECRU×MARINEは、とても退色も非常に美しいです。

今季もZABOUでは「これさえあれば」な無地5色、ボーダー3色をセレクト。
絞りに絞ったこの8色は、どれもメンズファッションに置いて必要なお色目ですし、サイズ違いでも欲しくなります。
10年、20年と着てボロボロになっても、また新しい色が買い替えられる。老若男女問わず着られるお色目ばかり集めてみました。

スタッフ達のウエッソンを選ぶ理由も、コーディネート込みで見ていきましょう。

スタッフ坂口:コットンセーターとしても、Tシャツとしても使える、フランスが生んだ傑作。

●トップス Saint James(セントジェームス)  サイズ:T4  ¥11,880-
●シャツ SERO(セロ)  サイズ:14  ¥12,100-
●ベルト JABEZ CLIFF(ジャベツ・クリフ)  サイズ:30  ¥14,080-
●パンツ ARAN(アラン) 私物
●シューズ 私物
●ストール 私物
モデル 身長160m 体重60㎏ 足のサイズ約25㎝

「初めて着たのは10代の頃。
最初に購入したのはネイビーと赤と生成りのミックス。
当時もたくさん着ましたが、そのときからやっていたシャンブレーシャツとの組み合わせ。
現在はボーダーが無地に。ワークシャツがボタンダウンへと変化しましたが、今も変わらず好きな組み合わせです。」

「NEIGE(ホワイト)はとても潔い色だと思います。春に一枚で着たとしても気持ちが良いし、シャツと合わせてコットンニットっぽく着ても良い。
白のニットは中々勇気がいりますが、これなら汚れてもガンガン洗えそう。古くなればインナーとしても使えるし、その頃にはとても柔らかくなっているでしょうね。
柄物のストールやスカーフを巻くにしても、これ以上合わせやすい色はないですからね。あ~欲しい。」

「そうそう、9分丈なのでアクセサリーや時計が映えるのも良いです。僕みたいに年がら年中手元がうるさい人にとって、この手の袖丈は非常に重宝します。」

スタッフ本並:大きめでも楽しめる、豊富なサイズ展開と、絶妙なバランス。

●トップス Saint James(セントジェームス)
●パンツ 私物
●靴 私物
モデル 身長185㎝ 体重72㎏ 足サイズ約29㎝

「定番カットソーのウエッソン。最近はサイズアップで着る人が増えてる気がします。

私も漏れずにサイズアップしてT7を着用。ボリュームのあるバギーデニムに合わせるにはちょうどいい緩さ。」

「未洗いなのでここから少し縮みますがそれでもゆったりとしたシルエットを楽しむことが出来ます。

ECRU(生成り)はNEIGE(白)と違って少し柔らかい雰囲気で着て頂けますよ。
同じ色でも、サイズ違いで楽しめるのがウエッソンの良いところ。着丈も長すぎませんし、そういう着方もできますね。」

スタッフ大井:スウェットライクにも着られるカットソー。

●カットソー Saint James(セントジェームス)  サイズ:T4  ¥11,880
●シャツ H by FIGER(エイチバイフィガー)  サイズ:S  ¥10,780
●パンツ GUNG HO(ガンホー)  サイズ:30  ¥10,780
●シューズ VANS(バンズ)私物
モデル 身長168cm 体重58kg 足のサイズ約26cm

「やっぱりこの組み合わせが良い。
春になるとなぜだかシャツを着たい欲も高まり、これなら好きなモノ両方着れるから都合もいい。」

「シャツは柄モノの方が多いのでウエッソンは無地、中でもグレーの汎用性は言わずもがな。スウェットのイメージで着れるから好き。重ねるアウターもそうですし、ボトムスも選ばない、上手くコーディネイトをまとめてくれる優秀なカラー。実際に僕は無地の中ではこれがダントツで着用回数が多いです。今日はなに着ようかな?と考えて困ったらついつい着ちゃってる。頼もしい一着です。」

ボス谷川:様々なボトムスと相性が良い、最高のアイテム。

・帽子 JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)サイズ:F ¥6,600-
・カットソー Saint James(セントジェームス)サイズ:4 \11,880-
・シャツ H by FIGER(エイチバイフィガー)サイズ:L \12,100-
・パンツ GUNG HO(ガンホー)サイズ:30 \10,780-
・靴 SANDERS(サンダース)サイズ:UK6.5 \47,300-

「春になったら、(と言うよりも一年中)着たいアイテムとして「セントジェームス」は挙がるのではないでしょうか。簡単に着れて、コーディネイトにも迷わず、多い日も安心の「ロ〇エセーフティーロング」では無くて「セントジェームス」。ポイントは”シャツonセントジェームス”でございます。シャツの上にセントジェームスを着て襟と袖を少しばかり出すのでございます。」

「簡単可愛いコーディネイトの出来上がりでございます。※(サイズはいつもジャストサイズを選んでいます。撮影のためT4を着用しておりますが、実際には洗濯後ガス乾燥機の縮みを考慮してT5を買います。)下に穿くものも選びません。Gパン、チノパン、軍パンとメンズのボトムス”3種の神器”を網羅できる最高のアイテムなのでございます。セントジェームスのお色で購入を迷われたらまずはこちらのMARINE(ネイビー)をお選びくださいませ。」

スタッフ瀬川:ヘたらない、丈夫な生地こそが魅力。

●カットソー Saint James(セントジェームス) サイズ:T5 ¥11,880-
●パンツ RESOLUTE(リゾルト) サイズ:W32×L32 ¥27,500-
●シューズ MOONSTAR(ムーンスター) サイズ:26.5cm ¥9,900-
モデル 身長175cm 体重65㎏ 足のサイズ約26.5㎝

「3~4年着た私物のNOIR。サイズはT5、すっかり自分の体に馴染んでいます。
色の変化も中々のものでくったりしていますが流石はセントジェームス、生地自体は丈夫そのものなので、長く楽しめるところも魅力の一つ。」

「こちらのT5はジャストなので、ボリュームを出し過ぎずかつ細すぎずな感じで楽しみたい。
客観的には普通だと思うのですが、自分の中では結構新鮮。同じものでもサイズ選びでお楽しみいただけますよ~。」

「実は先月T6のNOIRを買いましたが、その日の気分で両方使い分けをしていきたいと思っております。
T6は私にとってワンサイズアップなので、ミリタリーパンツを始めとした太めのものに、靴はこれまた最近買ったマグナムを合わせたい。」

スタッフ岡安:「らしさ」を感じられる、ボーダーもオススメ

●カットソー Saint James(セントジェームス)  サイズ:T4  ¥11,880
●パンツ 私物
●シューズ 私物
モデル 身長167㎝ 体重56㎏ 足サイズ約26㎝

「ZABOUStyleには欠かせないウエッソン。ここ数年無地人気の勢いが凄いですが、らしさを感じていただけるボーダーが好きです。
その中でもECRU/MARINE(生成り/マリン)は特に扱いやすく、生成りベースなので基本的に着るシーズンを選びません。」

「また洗濯を繰り返すことで生地の色抜けとクタっとした表情の変化を楽しめます。着用しているものも4年くらい着ていますが今年もガシガシ着ていきたいと思います。」

スタッフ前田:幾つになっても着られる、「らしさ」と「ベーシック」のバランス。

●トップス Saint James(セントジェームス)  サイズ:T3  ¥11,880-
●パンツ ARAN 私物
●スニーカー 私物

「若い頃より似合うようになったと自負しているホワイト×ロイヤル。一番フランスっぽい色目なのが気に入っています。色目の好みはあるけれど、いくつになっても着られるのが良いですよ~(*”ω”*)

「今年はどの色を買おうかな~と迷っている内が一番楽しいですよね( *´艸`)」

「ミリタリーパンツが多い私にとって、パキっとした発色の良いこの組み合わせが今の気分です。」



如何でしたでしょうか。
他にはない、良さをご理解頂けたかと思います。
これだけ魅力があるからには、やらない理由を探す方が難しい。
きっと、これから先も取り扱いを続けていくでしょうし、自分自身も着ていたいアイテムの一つです。

カットソーにしては高く感じるかも知れませんが、これから着ていく年月を考えれば、きっと高過ぎる事はありません。
今年もお気に入りの色を着て、毎日を過ごして下さい。

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