LE TRAVAILLEUR GALLICE(ル・トラヴァイユール・ガリス)

皆さまこんにちは。ZABOUのオッサンでございます。随分と涼しくなりましたがいかがお過ごしでしょうか。暦の上では「白露」を過ぎ「秋分」へと向かってございます。天気が良ければ「中秋の名月」(今年は9月21日)が楽しめる時期でもございます。お団子を食べながら月を愛でる。日本人は古くから「花鳥風月を歌に詠む」素晴らしい習慣がございますね。またひとつ季節が進んで着るものが増えて楽しくなりますよ~。

てなわけで、今日はオッサンのおすすめフランスのワークジャケットをご紹介させてください。

今から遡ること20数年。90年代後半は巷ではヨーロッパのものが流行しておりました。アメリカの古着を扱っていたオッサンでさえヨーロッパへ買い付けに矛先を変えたほどでございます。当時はユーロミリタリー、ワークウェア、アディダスやプーマのジャージ、ジャーマントレーナーのスニーカーなどが大ブームでございました。オッサンらアメリカ古着屋チームはヨーロッパでもひたすら安いのを探す旅をしておりましたので、パリから離れた郊外にあるウェアハウス(倉庫)に行ったり、パリの蚤の市にもよく出掛けました。労働者階級の人たちが訪れるモントルイユのフリーマーケットにはしょっちゅう行きました。店先に看板商品をぶら下げてるんですよね。1940年代や50年代の古いワークジャケットやミリタリーパンツなんかがあるわけです。余談ですが、当時はまだユーロではなくてフランだったですね。ヨーロッパ内を移動する時も両替が必要でオランダでギルダーを使った後にフランに替えてみたいなことがよくありました。ワークジャケットもすでにビンテージ扱いで値上がりしてました。特にフランス国内で織られてるモールスキンのワークジャケットなんか特に高くて、欲しいけど指を咥えて見ておりました。それにサイズも大きいのばかりでね。グッドサイズは中々見つからない。機動力を発揮して小さな街から街へ探しまくりました。

モールスキンのワークジャケットは希少価値が高く、たまに安くで見つかると嬉しかったですね。でもその時に買ってたモールスキンのワークジャケットがある時新品で見つかったんです。しかも日本で。これには驚きました。それが本日ご紹介させていただきます「LE TRAVAILLEUR GALLICE(ル・トラヴァイユール・ガリス)」なのでございます。これをお取り扱いなさっておられる輸入元の社長さんが書いておられるブログがあるのですが、この中に出てくる古いビンテージのモールスキンのワークジャケットを、まさにその当時フランスのモントルイユやパリの古着屋さんで見てたんですよね。100年以上続いているファクトリーブランドだからこそ、今なお色褪せることなく、同じものを作り続けているのが素晴らしいですよね!こういう会社があるのは僕たちのような「服好き」にはたまらないのでございます。

輸入元のMJQの社長さんのブログがめちゃくちゃ面白いです!!ぜひご覧になってみてください。

以下の商品は現行品でございますが、デザインや仕様に大きな変化はございません。

これも余談ですが、1998年W杯(ワールドカップ)フランス大会の決勝でフランスが優勝した夜にパリのど真ん中に居ましたが、めちゃくちゃ盛り上がってました。夜通し騒ぐ民衆のおかげでうるさくて寝られなかったのを今でも覚えています。笑

2011年3月17日のブログより。「10年前のオッサン。さずがに今よりは若いなー!笑」このワークジャケットは残念ながらモールスキンではありませんが、当時の買い付け品を気に入って今でも着ています。

「LE TRAVAILLEUR GALLICE(ル・トラヴァイユール・ガリス)」は、今なお色褪せることなく着続けられるいわゆる100年ブランドでございます。時代が変わっても変わることのない生産品にこそ真価が備わっていると思います。今までフランスのワークジャケットを知らなかった方でも、すんなりとコーディネートに取り入れやすいジャケットかと思います。ぜひともこの機会にご試着だけでもいらしてくださいませ。

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