週刊ZABOU 「ホワイトラコステで作るサマースタイル」

最早日本の夏には無くてはならない存在として、何十年もかけて完全に市民権を得たラコステ。
既にワードローブに加えている方にとっては蛇足かも知れないが、今一度ラコステの魅力についてご覧頂ければ幸いである。

-フランス規格-

L1212（フランス規格）。ラコステにも幾つか種類がある。
よくジャパンメイドとの違いについてのご質問を頂くが、大きく分けて3つ違いがある。

①ボディのバランス
②アームホールのサイズ感
③生地の違い

まず、日本規格のL1212に比べて、このフランス規格は身幅が少しゆったりしている。
洗っていけば縮みは出るが、1～2㎝の縦への縮みが主になる。
夏場に着るには少しゆとりがある方が風が抜けて涼しく、快適に着用頂ける。またそれなりに身幅もあるので、昨今のビッグサイズ事情を鑑みても、サイズアップもしやすい。

次にアームホール。特徴的な提灯袖は締まりすぎることなく、インナーとして着た時のおさまりも良い。
勿論、しっかりとフィットさせる着方も、それはそれで魅力的。
そんな方にはトレーニングでのパンプアップをお勧めしたい。

最後に生地感。フランス規格のラコステは、生地が着始めから柔らかく、初めから着やすくなっている。
日常的に手に取る衣料品としてはこの上なく嬉しい部分。ヘヴィウェイトはCHAMPIONのT1011に任せて、ポロシャツくらいは初めからサラッと楽しみたい。

-製法-

鹿の子編みと呼ばれるニット編みの一種で、表面に凹凸が出るように編まれたこの生地は、
天然素材ながらに清涼感があり、肌にべたつかず快適。

テニス用のスポーツウェアとして生まれたラコステのポロ。
創業者のルネ・ラコステはテニスプレーヤーでありながら発明家。 この鹿の子編みのシャツを開発した張本人である。
それまではシャツ生地のユニフォームで試合をしていたというのだから、今だと考えにくい。
他にもピッチングマシンなどの開発など、衣料品に限らず様々な開発、改良を重ね、テニス界だけでなくスポーツ界にも名を遺した偉人である。

諸説あるが、後にワニのマークが胸を飾ることになった由来は、彼のプレースタイルに由縁があると言われる。
これだけで所謂「ちゃんとしたポロシャツ」感がでる血統書的な意味合いもある。
それはさておき、ハイゲージのニットポロでは真夏には暑い。かと言ってTシャツでは格好がつかないという時に、この鹿の子編みのポロシャツは
紳士用衣料において大変重宝する。

脱、夏のマンネリコーディネート。
Tシャツに短パンではなく、襟付きのポロシャツを取り入れてみよう。
きっと気分も変わって、足を伸ばす場所まで変わるかもしれません。

迷ったらこの「白」がオススメです。
ブルージーンズに合わせても、グレーのスラックスに合わせても、オリーブの軍パンに合わせても、何だってあり。

スタッフ谷川

「LACOSTEの白のポロシャツって爽やかで良いですよね〜。コーディネイトで如何様（いかよう）にも変化するでしょ。今回は軍パン（BDUパンツ）とローファーにしてみました。サラッとサラサラ、サラサーティー。多い日も安心のコーディネートね！」

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スタッフ瀬川

「イージースラックスに合わせる白のラコステ。ゆる過ぎない大人のリラックススタイルにもラコステは持って来い。軽いお出掛けからちょっと小綺麗にしたい時まで使える懐の広さは、歳を重ねるに連れ安心感を感じられる一着だと思います。」

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スタッフ大井

「所謂ビジカジと言いますか、お仕事着でございます。
まぁ、僕らのような職種の場合なんでもOKなところもあるんですがコレは夏のユニフォームですね。アラサーの仲間入り後、改めて少し自分の身なりを考えるようになったんです。（現在進行形）
ちゃんとしてる感ってやつが必要だし、そう思われたいって前よりも強く思うようになってきたんですよねー。それでコレ着とけばOKってやつがラコステ。」

「アイコンのワニと襟付きトップスということがなによりも安心感をもたらし、パンツはチノスラックスでシュッと。足元はお気に入りのレインボーサンダル。夏の店番スタイルの完成です。 」

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スタッフ本並

「ショーツと合わせる真夏のスタイル。サイズはやや肩の落ちる5をチョイス。パンツも少しゆとりのあるサイズで合わせています。
サンダルと小物は黒で統一して全体を締りある雰囲気に。やっぱり白は爽やかなインディゴカラーのボトムスと合わせたくなります。 」

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スタッフ坂口

「夏のマリンスタイル。ネイビーのチノはマリンっぽい雰囲気になるのでオススメです。
それだけでは物足りないのでカバンやキャップ、バンダナなどで味付け。
ラコステは普遍的ですが、コーディネート次第では新鮮にも見えてくる。定番物の良いところです。」

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スタッフ岡安

「軍パン・チノパンなど様々なボトムスとのコーディネイトが思い浮かびますが、迷ったらやっぱりジーパン。年齢世代問わず万人受けする組み合わせは安心感がありますね。小脇に抱えたバッグから見えるワニがポイントです。」

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とにもかくにもまずは白から。
コーディネートは様々。とりあえずポンっと着ればそれなりに見えてしまう不思議なシャツ。
出自こそスポーツウェアではあるが、ビジカジやアイビースタイルにリアルに着れる夏の定番。

暑い夏はまだまだこれから。
まだお持ちでない、着古して新調したい。そんな方には原点に戻ってこのホワイトカラーのラコステを是非お勧めしたい。