やっぱりイイ。/自分流 GUNG-HO(ガンホー) 4POCKET FATIGUE PANTSの作り方

こんにちは。ZABOUの坂口です。
こう暇だと、余計な事を考えてしまいがちです。

休みの日も自粛。
唯一の楽しみは、一日の内のほんの数分の散歩くらい。のほほんとします。あとは録画していた相席食堂くらいでして、もう、そうなると、やる事は妄想くらいです。
こんなダジャレくらいしか浮かばない頭になってしまいました(お耳汚しすみません)。

海にも長らく行けておりませんので、ここ最近はネットサーフィンが日課となりまして、他の服屋のホームページを見ている感じです。
特に気になったアメリカ軍のUTILITY TROUTHERS。
ベーカーパンツ、ファティーグパンツ。。。

何かカッコ良い。カーゴよりも普段の服装に取り入れやすく、ミリタリー感も少ない。
実際こちらはアメリカ軍の作業用として使われており、戦闘時に着用するものではないので、古着屋で見つけても、赤黒いシミが付着していることが少なく。。。
出自についても所説ありますが
パン屋の穿いていたズボンを、軍で採用したのだとか。。。ホンマかいというような内容。

最近、GUNG-HO(ガンホー)のファティーグを前田さんがカッコよく穿いているのを見て、「やっぱええなぁ~」となった次第。
わざわざ古着で買わずとも、ZABOUには「GUNG-HO」があるではないか。
これをヴィンテージっぽく穿けないか、ということをこのタイミングで妄想していた訳です。

しばらく穿いていなかっただけあって、まずはサイズ選びから。

①パンツを穿いてお湯を掛けながら、全体にブラシで洗っていく

お風呂でパンツを穿き、お湯で洗っていきます。あまり熱湯にしすぎると火傷してしまうので、40~50℃くらいがオススメです。ボディソープをつけてゴシゴシやっていきます。
シワになる部分やサイドのステッチやパッチポケットなど、集中してゴシゴシやっていくと、気持ちアタリ感が強くなります(そんな気がするだけかも知れませんが)。

②パンツ単体で水洗い。ボディソープを洗い流します

お次は水で洗い流します。ここではお湯を吸ってホカホカのパンツを、水でしっかり締めてあげます。ここでしっかり洗い流しておかないと、あとあと石鹸の色が残ってしまうので要注意です。洗面バケツもしっかり濯いでおかないと、お家の人に叱られます。

③そのまま洗濯機に入れ、お洗濯

特に必要がないと思いますが、意外と洗濯機でしっかり回しておかないと、縮みが不十分な場合があります。裾を上げたあと洗って、縮み過ぎた!なんてことも有り得るので、保険をかけときましょう。

④コインランドリーに持っていき、30~40分乾かします

目安です。業務用の乾燥機の場合、威力が強いので20分くらいで乾き切ることもあります。あと、他に色移り心配なさそうな、同じ色の軍パンなど一緒にかけると、摩擦で温度が上がり、早く乾いたりすることもあります。

待ち時間はダラダラするも良し、家に帰ってゆっくりするのも良し、私はやっぱりダラダラしてしまいます。

30分後。。。

乾燥機終了。ホカホカです。
時間になれば乾燥機から取り出します。

洗濯後の比較

サイズ表記ウエスト股上ワタリ幅股下裾幅
30(未洗い)約81cm約29.5cm約29.5cm約83.5cm約23cm
30(洗濯済)約79cm約29cm約28cm約82cm約21.5cm

PROPPER(プロッパー)のBDU TROUTHERSが縦に縮みが入るのに対し、
GUNG-HOは全体的に1.5~2cm程縮みが入ります。
ですので、初めからキツキツで合わせてしまうと、穿けなくなりますからご注意くださいませ。

ウエスト洗濯前
ウエスト洗濯後
股下洗濯前
股下洗濯後

ね?

脇のステッチもよじれて、何だかジーンズみたいです。
アタリ感も少し出ました。バックサテン特有の生地感、段々と横に筋が入っていきます。
しばらくはこのお洗濯方法で試して、色濃い。けれどもアタリはしっかり出ているみたいな色落ち目指していきます。

次は裾直しです。今回は自転車で5分くらいのお直し屋さんへ。
そのままの仕様でも良かったのですが、ちょっとヴィンテージのミリタリー感を出したかったので、ここは弄りました。
待つこと1時間。。。















ようやく完成です。革靴にクッションで合わせたかったのですが、今回のこだわりポイントはここ。

普通のシングルステッチですが、デフォルトならステッチ幅1.5㎝ほどですが、
今回は60’s US ARMY UTILITY TROUTHERSに倣って、幅4cmに仕上げました。
他にも、デッドストックなどのヴィンテージは、プレスを効かせて保管されていることが多いので、家のスチームアイロンでプレスラインを作ってみました。気持ち細身に見えます。

いやぁ、我ながら良い出来です。パッと見どこが違うか分からない、微妙な違いから生まれる優越感。

●シャツ  SERO(セロ)  サイズ:14H  \10,780-
●パンツ  GUNG HO(ガンホー)  サイズ:30  \10,780-
●帽子  Hanna Hats(ハンナハッツ)  サイズ:L  \7,920-

予想以上の出来に、思わず半二ヤケです。

やはりスタンダードなモノは長く使えて、飽きが来ない。
GUNG-HOだって初めて中学生の頃にZABOUで買ってから、4本目です。
そこが良い所なのですが、時代と共に微妙に変化していきます。
なので、定期的に買い替え、今の気分にアップデートするのが好ましいですね。
一手間加えると愛着も湧きますし。

この記事を書いた人

坂口

ZABOU大阪店のスタッフ坂口です。
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