谷川 二百十日を過ぎ秋分を迎えようとしてございます。台風が来て、雨が降って、涼しくなる。「暑さ寒さも彼岸まで」とは申したものでございます。自然の営みは確実に繰り返されてございます。暦が少しずれて後倒しになってございますが、１０００年前と比べると現代も相当の後倒しと言うことになりましょう。平清盛や清少納言の時代とは随分違うことでしょう。小野小町を後ろ倒しにしてヤって見たいものでございます。
古（いにしえ）に思いを馳せてございますと、ふと思い出したのがボギー（ハンフリーボガード）さまでございます。銀幕のスターとして一世風靡したボギーは、ワタクシども洋服屋の手本なのでございます。特にスーツやコートの着方がたまらなくキマってございます。タバコを燻（くゆ）らそうものなら、もうビチョビチョで立ってはいられないほどシビれてしまいます。
決して男前ではないボギーでございますが、結論から申しますとカッコイイのは雰囲気でございます。ワタクシどものギョーカイでよく言われるのは品物は輸入できても雰囲気までは輸入できない。ということでございます。この雰囲気についてどれほど多くの日本人が研究を重ねてきたことでございましょう。試行錯誤の繰り返しの後に見い出されたものとは！
「男は背中で語るもの」これは健さん（高倉健さま）の専売特許でございます。コート姿の男の後ろ姿ほどチャンネエを濡らすものはございません。我々オスどもは濡らしたチャンネエの花園に竿を納めて参りたいものでございます。勢い余って果ててしまった時はひと言。背中を向けて「不器用ですから・・・」と言えば成り立つストーリーでございます。「早漏でもいい。たくましく育ってほしい！」丸●ハムさまのCMではございませんが、男はたくましく育たねばなりません。
ええ加減にして仕事でございます。
今年はデリバリーが早いSIERRA DESIGNからTACOMA COATのご紹介でございます。文字通りの60/40クロスを用いたステンカラーコートでございます。SIERRA DESIGNといえば60/40。60/40といえばSIERRA DESIGNは切っても切れない関係でございます。マウンテンパーカが余りにも有名過ぎて独り歩きしてございますがさにあらず。変化球好きなみなさまにはTacoma Coatがおススメでございます。Tacoma Coatはここ数年展開をさせていただいてございますが、お買い上げ戴いたお客様は大変ご満足賜っているようでございます。
「自分は営業職なので、お得意先様の玄関先でコートは脱がねばなりません。でも小さく畳めて広げた時も皺がスグに伸びてくれるので重宝してます。」会社員Aさん（36歳）
「自転車が好きで出かける事が多いんやけど、コート着て自転車乗ってる姿がよろしおまっしゃろ！裾も引っ掛からへん長さやし、風が入らんし軽いから気に入ってますねん。」自営業Bさん（47歳）
「ぐふふ。ほれほれ～」デザイナー（29歳）コーディネイトは全裸でコートのみがお好きなようでございます。
これは「ええモンはええ。」という証でございまして、ええモンは価値を超えて存在し得るモンでございます。
今年はコートを着てみよっかなと思ったら、是非ともZABOUまでお越し下さいませ～！
ちなみにこんなんです。SIERRA TACOMA COAT カラー：Vintage Tan, Black サイズ：S,M(着用),L,XL プライス：￥22,050-
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