日本に帰ってきて、一週間ぶりにヒゲをそり、すっきりしました堀田でございます。
十数年ぶりの海外。入国検査というのがあります。アメリカの空港で最初に通らされる関門で、何しに来たとか、いつまでおるとか、英語で色々と質問される場所です。
谷川ボス、田口兄さん、僕の順で並んでいたのですが、窓口が四つありました。右から順番に優しそうなオッサン、優しそうなオッサン、一つ飛ばして普通のオッサン。そう、右から三番目の奴だけ見るからにイカツイ。かなり太い右の二の腕に、ぐるりと囲むテープ上のタトゥー。並んでいる僕達の3メートル先で、英語がまったく分からない日本人のおばさんを、質問攻めにしている。目つきがかなり恐い。
絶対当たりませんように!と思っていたら見事に僕がそいつの順番に当たってしまった…嫌な予感。
呼ばれて彼の前に行くが、まったく笑顔のかけらもない。英語で質問が始まる。
奴:「何しに来た?」
僕:「仕事です。アウトドアの展示会に行きます。」
奴:「何の仕事だ?」
僕:「服屋です。」
奴:「こっちで何の仕事をするんだ?」
僕:「服や靴を買います。」
ここまではなんとか順調。谷川ボスの事前の話では、この程度で許してもらえるはず…。ところが…
奴:「ビジネスカード(名刺)を見せろ。」
僕:「はい。」
奴:「ふーん。 バンッ!(無言で叩き付けるように返却。)」
まだ何か質問してやろうとしている。さらに嫌な予感が漂う。顔がメッチャ恐い。ふと奴の胸に付いたネームプレートを見た。するとそこには…
『HANSEN』
そう、彼の名はHANSEN(ハンセン)。絶対恐いやんコイツ(笑)。ただでは返してくれないと、この時僕は悟りました。
ハンセン:「じゃあ帰りのチケットを出せ。」
僕:「んっ!? いや、持ってません。」
ハンセン:「お前持ってないのに来たのか??」
僕:「いや、多分ボスが持ってます。」
ハンセン:「お前のボスはどこにいる?」
僕:「もう通過しました。」
ハンセン:「Hah??他に一緒の奴はいないのか??」
僕:「(仕方なく僕は隣の窓口の田口さんを指差し)彼も一緒です。」
するとハンセンはわざわざ隣の窓口まで行き、今度は田口兄さんを英語で質問攻め。勘弁してくれ…。最後にパスポートを僕の目の前に叩き付けると、いらつきながらこう言い放った。
ハンセン:「Bye Bye!!」
あんまり悔しいので僕もBye Byeと言い返したが、恐いので目は見れなかった。英語がすんなり伝わらない日本人に対し、彼はかなり頭にきているのだった。そんなこと言われたってねぇ~。でも、次に来る時はハンセンに復讐できるくらいの英語力を身に付けたいものです。これが僕がアメリカに来て最初に受けた、『ハンセンの洗礼』でした。あんまり笑えないので逆に笑えてきますわ(笑)。
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