週刊ZABOU「最初のローファー/BASS(バス)WEEJUNS」

年中履いているのに、何故かこの時期は特に気になるローファー。
特段夏用という訳ではないが、素足履きや靴下合わせが楽しくなる革靴です。

G.H.BASS(ジーエイチ・バス)ローファー

G.H.BASS(ジーエイチ・バス) ローファー ¥27,500- ~ ¥31,900-

元々はアメリカの木こりの靴として登場したローファーの起源。
アメリカの先住民族が履いていたモカシンから着想を得て、現代では学生靴だけに留まらず、
キング・オブ・ポップからアメリカ合衆国大統領まで。時代時代で、ファッションアイコンと知られる方々が履いていた、ローファーの元祖です。

LARSON ペニーローファー

G.H.BASS(ジーエイチ・バス) LARSON ペニーローファー SAND SUEDE  ¥27,500-
G.H.BASS(ジーエイチ・バス) LARSON ペニーローファー  ¥31,900-

数あるローファーからBASSを選ぶ。それはジーンズのLevi’s、ボーダーカットソーのSaint Jamesを選ぶように、
オリジナル(=起源)だからという理由が多いのではないでしょうか?
勿論イギリスやフランスにもとても立派な靴メーカーが作る、素晴らしいローファーがございます。
けれどもこの全てのローファーの原型となる基盤、哲学を作り出したのはこのBASSのLARSONだと思います。

サイドにはビーフロールと呼ばれる補強が入り、カジュアルで大らかなアメリカらしさを表現している。
また、ノーズが長すぎず、短すぎない。自分がローファーを選ぶ理由の一つがここでした。長すぎるとビジネス用のローファーのように、短すぎるとやや学生靴的な見え方が強くなってしまいます。色々と試しましたがBASSはカジュアルながら少し綺麗目な雰囲気も残す、丁度良い塩梅となっております。

スタッフ私物

着用後に履きシワが入るので、もう少しノーズは短い見え方になります。

ブラック一強のように思えますが、実はもう一色のバーガンディもおすすめです。
オリーブ、ベージュ、デニムと、ブラックと同じく合わせるボトムスを選びません。

日焼けや退色などで、赤みが消えてブラウンのような見え方になって参りますので、履き込んだその後も楽しめます。

色落ちしたジーンズやホワイト系のパンツには、ベージュスウェードもおすすめ。
国内ではまず見かけない色合いも抜群に良いです。
デザートブーツみたくお楽しみ頂ければ幸いです。

G.H.BASS(ジーエイチ・バス) LARKIN TASSEL BROGUE WEEJUN

G.H.BASS(ジーエイチ・バス) LARKIN TASSEL BROGUE WEEJUN  ¥29,700-

タッセルローファーはオトナなイメージ。
それもそのはず、現代では学生靴の代名詞となっているペニー(コイン)ローファーに対して、
タッセルローファーはロイヤー(弁護士)が法廷で履く靴とされています。

スーツ姿で人助け、足元はタッセルローファーなんてお洒落です。

とはいえ、スラックスだけでなくカジュアルにジーンズに外しで使うのもおすすめです。

G.H.BASS(ジーエイチ・バス) LARSON VAMP

G.H.BASS(ジーエイチ・バス) LARSON VAMP ローファー Black  ¥31,900-

コブラヴァンプと呼ばれる一足。海外ではヴェネシャン(Venetian)とも呼ばれています。
甲の部分に装飾の無いプレーンなデザインが特徴。
探すとあまりないコブラヴァンプですが、足元は他のどのモデルよりもスッキリと、個性的な印象も受ける一足。

どう合わせる…?

足元のコーディネート。まずは革靴という概念を一旦無視して、カジュアルなスリッポンシューズとして考え、
そうなるとまずは、ジーパンが宜しいのではないでしょうか。

スニーカーorサンダル派だった方も、RESOLUTEの足元に如何でしょうか?

カジュアル派の方にもう一つ、ミリタリーパンツとの組み合わせは如何でしょうか?
一見相反するエイジングした軍パンに、綺麗なレザーのローファー。
少し上品さを足してあげるイメージでも、ローファーはうってつけです。

少し退色したミリタリーパンツに、ピカピカに光るローファーのコントラストが美しいです。

グレーのスラックス。お仕事でも夏場はローファーを履くという方は多くお聞きします。
ガシガシ履けて、脱ぎ履きが楽。なるほど選ばれる理由が分かります。

グレーのスラックスにブラックのローファー(写っていませんが、バーガンディもめっちゃ合いますよ)。
トップスは半袖ニットやラコステでしょうか?
鉄板のコーディネートながら、やはり安定感がありますね。



ローファーの原点であり、夏場の足元の必需品なBASS。
お金を出せば幾らでも良い商品は買えますが、実際これを知っているのと、そうでないのとでは奥が違います。
自分自身初めて履いた靴がBASSのローファーでしたが、他も試しましたが現在はBASSのみ。
特段履き心地が良い訳でなく、珍しい物でもありません。ただ、ここでしか出せないアジや、風格があるのも事実です。
是非、皆さまのワードローブにBASSを取り入れてみてください。

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