週刊ZABOU「RESOLUTE(リゾルト) 穿く人【後編】 」

日本が世界に誇るジーンズ。
所謂ジーパンのみを作り続けるRESOLUTEは、今年で14周年を迎えます。
この度RESOLUTE FAIR 2024 OSAKAの企画の一環として、様々なお店やメーカーさんに伺い、ジーパンラバーに話を伺う本企画。
今まで自分達がご提案してきた以外にも、様々な穿き方があって良いよね~と知って頂くきっかけとなればと思い、企画してきました。

後編は三重県、滋賀県の他府県編。そして今シーズン1番の大寒波ということで、果たして帰ってくることができるのか不安ではありましたが、何とか無事に戻って参りました。インスタグラムでは纏めきれなかった内容を、本日はご紹介致します。

Style No.3 由谷 大輔(46)/アウトドアショップ orange

三重県は多気町に位置する複合商業施設 VISON。
その中にあるアウトドアショップorangeで働く由谷さんは、ブランドスタート当初からRESOLUTEを穿き続ける。
元々RESOLUTE デザイナー林師匠と、趣味のサーフィンをきっかけに交友関係が始まる。

「元々は前職時代に、林さんがお店に通ってくれていたこともあり、交友関係がスタートしました。一緒に海に行ったりした際も林さんも運転してくれたり、自分が遠方まで行った時も、電話で(高速混んでるから、ゆっくりしてから帰ってきた方がええぞ!)とわざわざ気遣ってくれたり。そのあとRESOLUTEを立ち上げることになってから、すぐに購入しました。確か最初は713だったかな?それから710や711を暫く穿いていましたが、最近は714が穿きやすくてそればっかりになっています(笑)」

—自分も由谷さんをはじめとする、先輩サーファーが穿いていたのを見て、RESOLUTEというジーンズを知りました。

「やはり林さんの人柄に惹かれて穿いている部分が大きいと思います。先程もあったように、林さんの人柄であったり、いつまでもファッションが大好きな、少年のような部分を変わらずにお持ちになられていたりと、そんな人が作るジーンズだからこそ、10数年たった今でも変わらず愛用しております。」

由谷さん着用の711。今ではしっかりと洗って着用されているが、購入した手の頃はあまり洗わずコテコテで穿いていたので、林さんからは((こてっちゃん))と呼ばれていたのだとか。

「ジャケットにネクタイというクラシックなスタイルが本当は好きですが、今は動きやすくて機能的な物に惹かれます。」

「今日の服装は帽子とジーパン以外は化学繊維のもの。ジーパンだけ穿きかえれば、ロングトレイルにも出かけられます。アウトドアで機能的な物は、普段使いにも気が利いています。着ているバスクシャツも、速乾性に優れており、この時期でも夜洗濯して朝には乾いています。」

「あとはメーカー同士の関係性や、素材のリンク感を自分なりに楽しんでいます。分かりにくいかも知れませんが、ベルトと。靴のシボ感を揃えるみたいな。結局ファッションってそういう自己満足が大事というか(笑)」

—アウトドアミックスなスタイルが特に決まっており、ジーンズ以外をモノトーンにすることで、より色落ちしたジーンズが際立って見える。流石のコーディネートです。

キャンプに必要なものは、恐らくほぼほぼ全て揃うんじゃないかと思う程、広い店内に商品が詰め込まれているorange。
販売品だけでなく、ヴィンテージのランタンなどもディスプレイされていて、見ているだけでも面白い。

Style No.4 福井 基記(43)/FORT GENERAL STORE

最後はこの人。滋賀県は草津市に店舗を構えるFORT GENERAL STOREの店主、福井さん。
昨年初めて訪れた際に、非常に心地良い接客してもらい、それからというもの大阪からは少し離れていますが、何度か足を運ぶ貴重なお店の一つです。

福井さんは1981年生まれの43歳。中学時代にアメリカンカルチャーに影響を受け、大学卒業後にアパレル企業に就職。
その後2016に独立。お店には国内外から集めた拘りのウェアや雑貨が揃う。また、古着にも造詣が深く、ヴィンテージからレギュラーまで、福井さんのセンスで選び抜かれたものがディスプレイされている。この日もアメリカから買い付けた古着を目当てに、オープンからすぐにお客様がご来店。
福井さんとの談笑を済ませたあと、雰囲気の良いスウェットを購入し、お店を後にされた。

「だいたい自分と同年代くらいのお客様が多いです。地元の方と、最近ではインスタグラムを見てご来店される方もいらっしゃいますね。」

光の差し込む店内で撮影されたinstagramの写真。 @fortgeneralstore

「ファッションに興味を持ったのは、Levi’sの501でした。それからというものファッションにのめり込み、自分でお店を展開したいと思った際に、本格的なジーンズを取り扱いたいと思いました。」

—それがRESOLUTEだったんですね。福井さんが思う、RESOLUTEの魅力とは?

「生地、シルエット、サイズ幅。全てにおいて頭一つ抜けていると思います。元々ドゥニームが好きで、実際に面接を受けた事もありました。その話を林さんにしたところ、((やめといてよかったな!))と(笑)RESOLUTE関係なく他のブランドを始める際にも、力になってもらったりと色々とご縁があるので、これからも取り扱い続けたいブランドの一つです。」

—お店では710を中心に展開されていますが、理由はありますか?

「RESOLUTEに限らずですが、自分でリアルに着たいと思うものを仕入れています。RESOLUTEではそれが710という事です。」

—コーディネートされる時のポイントは?

「自分自身が新品と古着のミックスが好きなので、そういったコーディネートになりますね。今日も60年代のアバクロのジャケットに合わせています。」

SANDERSのサイドゴアブーツ。濃い色目のジーンズに、スナッフスエードの色目が、抜群に相性が良い。

FORTと言えば、オリジナル商品の展開も、非常に興味深い。
週末に向けて発売された商品は、土日で完売する事もしばしば。実際に自分も購入しようとしましたが、時すでに遅し。売り切れていた経験が何度もある。

「ヴィンテージカバーオールなどに使われる、フレンチピケの素材感を再現し作ったフリスコパンツ。三年前に販売しましたが、売り切れた後にもお声を多く頂いたり、私物もだいぶ良い感じにクタってきたので、再版します。合わせやすく最高ですよ。」

—こちらも既に完売。貴重なものを見せて頂きありがとうございます。



ご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。
如何でしたか?5ポケットのジーンズという、普遍的なアイテムだからこそ、コーディネートも様々。ご覧頂いているお客様も、きっとZABOU以外でもたくさんお洋服を見たり、買ったりされていることでしょう。

こう穿かなければならない、こう穿く物という考えを一旦捨てると、本当に万能なアイテムだと思うのです。そこに自分のエッセンスを加えて、様々な楽しみ方をしてみるのも楽しみ方の一つかと。是非一度、色んな業態の方が太鼓判を押す、最高峰のジーンズを穿いてみませんか?
フェアは2/4(日)の19:00まで。皆様のご来店お待ちしております。

この記事を書いた人

坂口

ZABOU大阪店のスタッフ坂口です。
皆様のご来店を店頭にてお待ちしております。