こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
僕は秋が一番好きです。
競馬が一番盛り上がりますからね。
毎週のように開催されるG1に、気持ちが浮つきまくります。
ご飯が一番美味しいですからね。
夏で減衰した体重を取り戻すかのように、食欲がモリモリ湧いてきます。
ファッションが一番楽しいですからね。
何でも着れる季節です。
暑がりさんはTシャツを着て、寒がりさんは厚手のコートを羽織れば良いんです。
「必要に駆られて」着るのではなく、「着たいから」着ることができる季節が秋なんです。
そんなわけで、好きなものを好きなように着て日々を過ごす今日この頃。
僕はもっぱらセーターを着ています。
かのブランドの大本命が満を持してのご登場ですから。
皆大好きRinascente(リナシェンテ)のCASHWOOL(キャッシュウール)シリーズより、12Gの沼ネックが入荷いたしました。
お客様にも大分浸透してきた沼ネック。
一般的なモックネックよりほんの少しだけ低いハイトが特徴的ですね。
モックネックやタートルネックに生じがちな窮屈感を解消しながらに、それらのもつハイソな印象を備えております。
無敵のネックと言って何ら過言ではないでしょう。
これら綿ポリ生地の沼ネックも多くのお客様を沼に沈めてまいりましたが、やはり大本命は秋冬に向けたキャッシュウールの沼ネックです。
イタリアの名門、ゼニア・バルファ社の最高品質として打ち出されたものがキャッシュウール。
繊維が細ければ細いほど上等されるウールですが、キャッシュウールは19.5マイクロンという驚異的な細さを誇ります。
高級ウールの代名詞とも言えるメリノウールの太さが23マイクロンであることを考えると、如何に希少な素材であるかを窺い知ることができます。
また、「特殊な加工」によってカシミヤのような「柔らかみ」と「膨らみ」(モチモチとした肉感を感じます)、シルクのような「光沢」を持たせている点も外せないアピールポイントです。
その「特殊な加工」とやらを知りたくて色々と嗅ぎまわってみたのですが、全くそれらしい情報が見つかりませんでした。
天下のゼニア・バルファ社は機密保全もバッチリのようです。
週刊ZABOU「熟成ニット/RINASCENTEのCASHWOOLセーター①」
ブランドのディレクター直々にキャッシュウールの魅力について語っていただいております。
ぜひご一読ください。
閑話休題。
さて、理屈が知れずとも触ってみれば、着てみればキャッシュウールが他のウールとは一線を画すものであることをご体感いただけます。
ぜひご試着なさってみてください。
因みに、僕は既に試着を済ませて購入済みです。
人知れず入荷を心待ちにしていましたからね。
満面の笑みです。
今回はジャストサイズの46ではなく、ちょっとゆったりめの48を選んでみました。
一枚で着た時の見映えの良いですし、アウターを羽織ってもその中で生地が泳ぐことのない絶妙なフィッティングです。
何より、生地のドレープが非常に良く出ますね。
特に袖のあたりが良い雰囲気です。
キャッシュウールの光沢がよく活きています。
身幅もゆったりですが、リブのテンションは強めに効いているのでダルっとした感じにはなりません。
真骨頂を発揮するのはアウターを羽織った時。
この見映えは沼ネックならではです。
立ち上がったネックがアウターの襟との擦れを防いでくれるんですよね。
結果的にアウターの寿命を延ばすことになります。
見た目だけでなく、機能面にも優れる沼ネックに死角無しですね。
豊富な色味も沼ネックの良いところ。
今回はZABOU別注色もご用意しております。
ゼニア・バルファ社の倉庫に眠っていたデッドストックだそうで。
トーンを落としたグリーンは一見するとグレーのようにも映ります。
何とも絶妙な色味で、インポートっぽい風情を感じます。
因みに、インラインで展開なさっているダークネイビー(7900番)もデッドストックの糸を用いたものだそうです。
僕が購入したものです。
買った後にデッドストックであることを知ったのですが、道理で良い色だと思ったんです。
本能がデッドストックを嗅ぎ分けているのだと思います。
因みに、同デザイン、同素材ながら、より厚手に編み立てたものも既にご用意しております。
キャッシュウールに特有のカシミヤのような柔らかさがよく活きています。
ふっくらもちもちの肌触りで、冬本番の活躍が見込めます。
更に、同素材でタートルネックのもののご用意がございます。
年々勢いを増すリナ旋風。
どうぞ皆様もご賞味ください。
きっとご満足いただけます。
それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。