VANS(バンズ)STYLE48 SLIP-ON DECK

VANSフリークにはたまらない、珍モデルの復刻。

VANS(バンズ)SLIP-ON 48 DECK DX  ¥9,350

こちらは”STYLE48″という、かつてVANS(バンズ)がカリフォルニア州・アナハイムにある工場で製造されていた時代のモデル。

お好きな方なら既にご存知だと思いますが、Anaheim Factory Collection(アナハイムファクトリーコレクション)は創業1966年からアメリカ製時代に使用されていたモデル名・スタイルナンバーを用いて、実際にショップに並んでいたラインナップを復刻したシリーズでございます。

代表的なオーセンティックやエラ、オールドスクールにスリッポンなども展開されていますが、今季はこちらがズキュン!と心打たれる逸品でした。

そもそもこんなモデルが存在していたのか、、ビンテージでも見たことないレアなモデル。

見た目はスリッポンなんだけど、ちょっと違う。
そう、履き口部分にパットがないんですよね。つまりオーセンティックとスリッポンを掛け合わせたようなデザインで、パットがないことによってボリュームが削られ通常よりもスッキリした見栄えに。これが春夏らしく軽快でローファーちっくな印象を与えます。

脱いだ時もオレンジのインソールとサックスブルーの当て布が可愛くて洒落てますね◎

そしてVANS(バンズ)と言えばなワッフルソールではなく、デッキソール仕様なのもこちらの魅力◎

まだスケートボートカルチャーとリンクする前、ブランドの原点であるデッキシューズにフォーカスしたもので最初期のデザインです。

デッキソールはこのように細かな切り込みが入り、濡れた路面でもしっかりグリップがきくようになっています。

その他、Anaheim Factory Collection(アナハイムファクトリーコレクション)の特徴としましては、当時のフォルムに近いやや細身の木型(ラスト)を採用し、アッパーは当時と同じく10オンスの厚手キャンバス生地であること。

履き込めばジーンズのようにアタリが出て、スニーカーなんですが経年変化を存分にお楽しみいただけます。←この経年変化が抜群に雰囲気良いんです。履いてからのお楽しみ◎

それからフォグシングテープ(外側に巻かれているテープ)は厚みがあり、適度にツヤっぽい光沢が一層ヴィンテージ感を演出してくれます。

テープがアッパーに少し重なるよう内側になっており、ラインが少し太いのもポイントです。

細かなところでいうと、ヒールパッチにも違いがあります。

通常ですと赤色のヒールパッチにVANSのロゴがデザインされていいるのですが、こちらのシリーズは白地にVANSロゴ。

こちらもアメリカ製時代のデザインでして、言われないと気付かないところですがマニアな方なら「さすが!」と言いたくなる細かな再現。

以上のように見た目はヴィンテージのようですが、履き心地は現代の技術でアップデートされており、快適な履き心地をサポート。

ジーンズにチノ、軍パンとお手持ちの定番ボトムスとは相性バッチリですが、やはり西海岸カリフォルニアよろしく色落ちしたジーンズとの組み合わせが最高にクールです!

ヴィンテージではおそらく見つけることが出来ないほどのレア中のレアモデル。これは嬉しい復刻ですね!

とは言え、変な先入観なしで純粋にええやんコレ!とご共感いただければ幸いです。

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