週刊ZABOU「RESOLUTE 711/サイズアップのすゝめ」

来週から開催のRESOLUTE FAIRに先駆けて、私たちスタッフも一足お先に購入しております。
最近ご試着も多いRESOLUTE 711の大きめサイズ。実はスタッフ達も実践中です。
サイズが豊富だからこその、あえてオーバーサイズ。正しい穿き方なんてない。たかがジーパンなのですから。
今回紹介するのは穿き方の一つであって、自分ならどう穿くかを想定したサイズ選びです。
宜しければご覧ください。

RESOLUTE711

RESOLUTE(リゾルト) ワンウォッシュデニム 711  ¥27,500-

ブランドの中でも一番太くて、テーパードもかからないパイプドステムなシルエットが特徴的な711。
こちらはLevi’sの501XX(50年代頃)がベースとなっており、その中でもマニアックなボーイズモデル503BXXがモデル。
ワークウェアの頃のジーンズがベース股上が深くお尻周りが小さな日本人体型にもしっくりくる、太めながら綺麗なシルエットが魅力的。

生地は13.4ozのややライトな生地感。しかし、しっかりと硬さは残しつつ、アタリも付きやすくなっている。

ステッチは綿糸からスパン糸に切り替わる過渡期を表現していて、その辺りもデニムに造詣の深い氏ならでは。

オフセットのベルトループや隠しリベットなど、ポイントは抑えながらも、形をモダナイズした現代日本における、スタンダードなジーンズを完成させた。
そんなRESOLUTEの誇る第二の定番は、サイズを変えても穿きこなせる絶妙な形だ。

スタッフ瀬川:「良い意味でルーズさを持たせたスタイリング」

自身でも何本目か分からないほど穿いてきた711。2サイズアップは今回が初めてだという。

「自身のジャストはW30ですが、今回はW32の2サイズアップ。
私の穿くペースはごくゆるやかですので、レングス32が出たおよそ6年前に買ったジャストの711もようやく「薄くなってきたな~」と実感出来るようになってきました。

それはさておき、今回は以前より気になってたサイズアップ。大きく穿くならXXモデルの711がよかった。
これまでたくさんご紹介してきたジャストサイズの完成度の高さを考えるとある意味“邪道”のように考えられるかもしれませんが、明確なイメージがあればそれも全然いけないことではなく、良いことだと思います。穿き方は自由です。」

「元々お尻周りがピッタリと綺麗なおさまりをするリゾルト。711であってもその良さは変わりません。ただ今回は、そこに余りが欲しく、ちょっとだけルーズさが欲しかった。結果このバランスはとてもしっくりきていて、決して太過ぎず、細すぎず、な感じにまとまっているかなと思います。」

「合わせる靴もややボリューミーなものが多いことも自分にとっては好都合。
スタイリングもジャケットを合わせるよりは、ワークやミリタリーなどゆったりしたカジュアルを意識したサイズ選びです。
レングスは32をカットせずそのまま。靴によってはそこそこ大きく折り返したり、そのままだったり。たくさん穿いてきたリゾルトですが、また新たな気持ちで楽しめています。」

「イメージでもSNSにたくさんある写真の中でもなんでもよいですが、まずは純粋に「こう穿きたい」というイメージが大事かなと思います。
ジャストかサイズアップか、ご試着をたくさんしていただく中で気分の一本を選んでみてはいかがでしょうか。サイズ選びのご相談は是非ZABOUスタッフまで。お待ちしております。」

スタッフ坂口「ブーツに合わせた90年代風XXな穿き方」

「最近はイギリスなどのシュッとした雰囲気にオーバーパンツといったトレンドな穿き方より、アメリカらしいボリューム感のあるブーツ(White’sやDANNER)を好む傾向にあります。となると合わせるボトムスも細めよりかはテーパード感のないストレートな方がしっくりくる。90年代に所謂渋カジと言われたトレンドと、合わせるアイテムは一緒でも、少しバランスを変えるだけでモード感もあるスタイリングに昇華できます。」

「今回サイズ違いで購入した711は、所謂王道ではないけれど、野暮ったすぎないバランスを狙ったサイズ感。しっかりとらしさは残しつつも、お尻周りも絶妙にゆとりがあり、様々なスタイリングに対応します。」

「今回レングスは30インチ。太めの1ロールで穿ける長さで、より一層足元にボリュームを持たせてくれます。こうすることにより、アメリカ靴のずっしりしたシューズとも相性が良い。そのままロール無しで穿く事はないです。それをやり過ぎるとルーズな感じになってしまうので。」

「アウターは男臭いものを好むようになりました。BARBOURであったり、レザージャケットであったり、そういったアイテムとの相性は711がダントツで良いのではないでしょうか?」

スタッフ本並「特殊な穿き方ではなく、スタンダードに落ち着きました。」

本並「今では他のスタッフも挑戦している711の大きめサイズ。実は一番早くやっていたのは僕なんです(笑)」

「確か2年前に穿き始めた711。そろそろ買い替え時かなというくらい、いい感じに色が落ちてきました。

W31がジャストサイズですが、こちらはW33。

ベルトなしのジャストサイズとは違った、昔ながらのジーパンらしいラフな雰囲気で穿きたかったんです。

最初はベルトをすることやウエスト周りのフィット感に多少違和感を感じましたが、今となってはこのサイズ感が自分のスタンダードとなるくらい気に入っています。

サイズアップしてよかったことは、縮みを気にせず乾燥機にかけられる事。」

私の場合ですが、いい色落ちをさせるにあたって乾燥機の力は必要不可欠で、とにかく洗うたびにガンガン乾燥機を回していました。そのおかげで、耳のアタリや裾のチェーンステッチのパッカリングが他の手持ちのものよりクッキリと出ています。

レングスは36をカットして、やや太めに一折りでノークッションになるように調整。冬場によく履くワークブーツや、ニューバランスなどのボリュームのあるスニーカーとバランスが良いのもサイズアップした711ならではかと。


ちなみに、どう穿きたいかによって色落ちも変わってくるかと思います。
ハードなワークテイストが好きな方、綺麗めに合わせたい方。
買った日から穿く度に完成させていく。それがジーンズの醍醐味でもあります。

ご自身のお好みに応じて様々なモデルであったり、サイズのご提案をさせていただきます。
「こうでなければならない」という固定概念は捨てて、自分のスタイルにピッタリな一本を探してみてください。

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