普段履く革靴と言えば、僕の場合はクラークスなどに代表されるような、カジュアルなスエードのシューズやブーツがまず思い浮かびます。皆さんはスエードの靴、好きですか?
『スエード(スウェード)』とはそもそも何かというと、レザーの裏面をサンドペーパーなどで起毛した、なめし革の事を言います。毛足の長さにも長めや短めなどあり、それぞれに表情があって非常にオシャレな素材です。
僕はスエードの靴が大好きで、スニーカーを買うのもついついスエードが多くなります。そこでお客さんによく聞かれるのが、スエードシューズのお手入れの仕方。皆さんはどうされてますか?
僕はブラッシングと防水スプレー、これを絶対に欠かしません。一度履くたびに毎回する必要は無いのですが、定期的にブラッシングをしてから、防水スプレーを振ってあげる。なぜなら、それだけでシューズの寿命が大きく変わりますし、なによりビジュアル、エイジングの仕方が全く違うのです。履き込まれて良い雰囲気が出てきます。
例えば僕の私物のスエードブーツ。
シワのようなものが出来てますが、これはキズなどではなく、起毛された毛が寝ている状態になります。この上から闇雲に防水スプレーを振っても、まったく効果が無いわけではないのですが、本来の性能が発揮されません。 そこで、ラウンドワイヤーブラシの登場です。
●ラウンドワイヤーブラシ プライス:¥1,080-
ドイツ製のこの小さなブラシ。スエード用のブラシは、柔らかいだけでもダメなのです。特性の真鍮製ワイヤーとナイロンブラシが組み合わされたこいつで、寝てしまった毛を起こして上げます。適度な力で、軽く引っ掻く様に、全体的にブラッシングしてあげて下さい。
左側がブラッシング前。右側がブラッシング後です。写真では分かりにくいかもしれませんが、寝ていた毛が起き上がって、全体的にフワッとした表情をしています。この状態でしっかりと防水スプレーを振ります。今回は、WOLY(ウォーリー) スエードカラーフレッシュスプレー(*1)を使用しました。こうすることで、革に栄養を補給すると同時に、起毛された毛に防水性能が備わる為、本来の革の表面、真皮まで水が届きにくくなります。実はスエードこそ、ちゃんとメンテナンスをすれば、本来は雨などの水に強い素材なのです。
こんな感じで、水を玉ころにしてはじいてしまいます。こうなるためには、ワイヤーブラシでしっかりとブラッシングをして、起毛させてあげる事が非常に大切です。
スエードは一度汚れが染み込んでしまうと、なかなか取り除くのが難しくなります。靴を買ったその時から、すぐに継続してお手入れを始める事が大切です。男は本当に靴が好きな生き物ですから、せっかくなので最低限のお手入れも始めてみましょう。やりだすと効果を実感するので、自然と楽しくなるものですよ。
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