HISTORY of FASHION ~ラコステの半袖ポロシャツ~

年代別(主に50’s~00’s)の戦後日本の代表的なスタイルをZABOUのフィルターを通して、ZABOU styleとして提案したらおもろいんちゃうかなぁ~!?ってとこからスタートしたこの企画「HISTORY of FASHION」。夏のスタイルもそろそろマンネリ。即戦力として今から秋まで着ることができて、新鮮なものをお求めの欲張りなそこのあなたに捧げる「ラコステの半袖ポロシャツ」。晩夏から初秋にかけても大活躍するこのアイテム、ご参考にしていただければと思います。

●『50’s』 マンボスタイル、太陽族
戦争から開放され新しい時代への期待と豊かさへの憧れなどがファッションに色濃く反映。大人と子供の2つの文化からティーンエイジャーが台頭しはじめる(ストリートファッションの幕開け)。
マンボスタイル=ラウンドカラーのピンクや原色の柄物やストライプのシャツ、オーバーサイズのジャケット、いわゆるズートスーツを羽織る。一番の特徴である「マンボズボン」は、当時、クラブで演奏するジャズメンを真似たものだとか。また、興味深いのは女性のマンボズボンは7分丈パンツで、アメリカのサイクリングスタイルの影響もあったとか。
太陽族=小説「太陽の季節」のスタイル。サングラス、アロハ、慎太郎カット、パイルのポロシャツ、ネックレス。
そんなスタイルをZABOU style流で解釈すると…
historyoffashon1-3.jpg

●『60’s』 アイビールック、みゆき族
高度経済成長は、国民の所得水準を向上させ「大衆の時代」へと。若者文化の台頭が本格化。ファッションが自己主張のシンボルとなる。
アイビールック=アメリカ東海岸の名門8大学アイビーリーグの学生のスタイル(ナチュラル・ショルダ-、ずん胴型シルエット、3ボタン(上2個掛ける)のジャケットやボタンダウンシャツが特徴的なアイテム。詳しくは、ZABOU店頭にて「TAKE IVY」をご覧下さいませ。)や、みゆき族=1964年、銀座のみゆき通りや並木通りで大流行。社会現象に。東京オリンピックに向け、風紀取締りで築地警察の一斉補導によりひと夏で姿を消した伝説のスタイル。VAN(*1)の紙袋を持って街を歩くのがおしゃれ。また、VANの石津謙介が東京オリンピックの男子選手用のブレザーをデザインしていたのは皮肉な事実。
(*1)VAN=石津謙介が1951年現在のアメリカ村で(有)ヴァンヂャケット設立。その後1964年青山に移転。アイビールックを提唱。アメリカの若者文化、ライフスタイル、精神そのものを日本に紹介し広めようとした。ファッションを単に洋服のデザインや組み合わせだけでとらえるのではなく、その背後にある精神面をも広めていくこの考え方は、ZABOUとしても賛同できることが多い。
そんなスタイルをZABOU style流で解釈すると…
historyoffashon1-2.jpg

●『70’s』 ヘビーデューティー
1975年、ベトナム戦争が終結。アメリカにおいては若者文化が戻ってきたことでジョギングやテニス、サーフィンといった遊びの文化が生まれ始めた。日本では、カウンターカルチャーの台頭。既成の価値へのアンチテーゼ。あるモノに対し、本来意図していないことをあたかも正解であるかのように正当化し身に着けたり使用したりする。
ヘビーデューティー=アウトドアやスポーツのアイテムをデイリーにファッションとして取り入れる若者が増え始め、主に機能的かつ実用的なアウトドアウエアをタウンカジュアルとしてスタイル化されたもの。雑誌「POPEYE」や「HOT DOG PRESS」等の創刊、大手セレクトショップ等が出来たのもこの頃でその人気に拍車がかかったのではないか?このカウンターカルチャーは、モノマニアックな記号操作能力を作り出しブランド社会へ移行する皮肉の前兆に過ぎなかった。
そんなスタイルをZABOU style流で解釈すると…
historyoffashon1-1.jpg

●『80’s』 和製トラッド、渋カジ (新人類から団塊ジュニアへ)
バブル経済に突入。理論的な思考でなく、直感とノリが重視される「感性の時代」まさに新人類文化の台頭。たくさんの情報の中から選択し消費する能力に長けている。雑誌「POPEYE」の影響が強い。
和製トラッド=和製とは言えインポートもので構成された「POPEYE」が唱えたトラッドスタイル。アメリカ東海岸のエスタブリッシュメント(階級意識)と西海岸のスポーツマインドのハイブリッド。主に遊び(スポーツ)がクローズアップされる。テニスやゴルフが引用され、大学生のワンポイントのポロシャツへのこだわりがみられる。大学別で○○派(例えば、ラコステ派)といったブランド別記号化が進行。
渋カジ=渋谷カジュアル。「シンプルで飽きのこない定番アイテムを品よく着こなす」がコンセプトのトラッドカジュアル。団塊ジュニアの支持を受ける。初期渋カジは、ラルフローレンのジャケットやシャツ、リーバイスのジーンズ、ヴィトンのバック。大衆化することでインディアンモチーフのアイテムがプラス。最盛期にはB.C.B.G.の影響が大きく、ネイビーブレザー、ポロシャツ、ストレートジーンズ、ローファーやワークブーツ等、品の良さは尊重され続ける。
本当に豊かな人々は派手な格好をしない、シックだが選び抜いた質の高いもの(定番)を着るという感覚に行き着いた。
そんなスタイルをZABOU style流で解釈すると…
lacostk2.jpg

●『90’s』 フレンチカジュアル、アウトドア
ブランドからコーディネートへ
フレンチカジュアル=渋カジの「シンプルなものを品よく着る」という基本コンセプトはそのままに、白、黒、グレーのシックなカラーとリーズナブルなブランドを選択するのが特徴。ブランドに偏ったスタイルからコーディネート(組み合わせやアクセサリーの使い方などで自己主張するスタイル)を楽しむ。黒のVネックのカットソー、ボーダーT、カーディガン、ホワイトやグレーのジーンズ。普段着感覚が強い。
そんなスタイルをZABOU style流で解釈すると…
lacostk3.jpg

●『00’s』 現代 ZABOU style
ZABOU style=洋服の合わせ方、着方、色の使い方など、身に着けるものからライフスタイル全般まで、あくまでZABOU eyesから見た独断と偏見でスタイルを提案するカタチ。ファッション(流行)だけでなく、普遍的なスタイルがカッコいいと思っています。その時々の気分はもちろん汲みつつ、どのような人種、スタイルを持った人からも最低限『ふつう』と思ってもらえ、どのような場でもその空間にとけこむデイリーカジュアル(カッコいい普段着)。人が好き、服が好きであるということの上に成り立つ。それが、ZABOU styleです。(ZABOU BLOG「ZABOU style1 ~ORTEGA’S VEST(オルテガ ベスト)~」2007/09/02より
2008年A/Wのテーマは‥
lacostk.jpg
近日、お知らせいたします。

このように、ラコステの半袖ポロシャツは、スタイルの概念に縛られることなく非常に柔軟性に富んだふつうに着ることのできる万能アイテムです。夏はメインに、秋にはインナーで活躍してくれます。秋の新作もボチボチ入荷し始めています。晩夏から初秋にかけては、ZABOUおすすめ新作アイテムや手持ちのお気に入りの服と、ラコステを上手にコーディネートに取り入れて洋服を着ることを楽しみたいものです。

(参考文献 「ストリートファッション 若者スタイルの50年史」から引用させて頂きました。)

この投稿へのコメント

  1. kamei said on 2008年8月18日 at 22:43:38

    すごい。一気に読みました。ポロシャツ一つでこんなに着こなしがあるなんて・・・
    写真を見て、ファッションは日々進化しているんだなと感じました。
    自分は60’s 70’s 80’sがビビっときますね。
    大変勉強になりました。

  2. taguchi said on 2008年8月19日 at 15:25:08

    >kameiさん
    どうもまいどです。楽しんで頂けたようでよかったです。過去のスタイルを知ることで、またひとつ新しい発想が生まれれば楽しいですよね。温故知新ですわ~(笑)
    ほんま、服って面白いですよね。また、ZABOUでお待ちしてます。

コメントを入力するためにはログインが必要です。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL