皆さんこんにちは。
東京店スタッフの大森です。
つい先日、久しぶりにサッカー(フットサル)をしてきました。外は生憎の台風でしたが室内の人工芝だったので天候気にせずボールを追いかけまわしました。
プロサッカーを観ている時は「何であーしない・こーしない」と文句を垂れている僕ですが、難しいのは百も承知。
右足がつり、左足がつり危うく吐きかけるまで身体を動かしたのはいつぶりでしょうか。
脚はガクガクして膝は笑っていて、大人なのにボールを追いかけようとしたら情けなく膝をついて、それでも久しぶりにする全力サッカーは面白い。
最近運動していない方、一度全力で運動してみると自分の身体の訛り具合に面白可笑しくなります。お勧めですよ。
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それでは本日はこの時期に着ていただきたい。僕も全色愛用しているPROPPER(プロッパー)をご紹介させて頂きます。
これまでのZABOU人生でそれなりに沢山プロッパーの接客をさせて頂きましたが、長年着ている身であるからこそ熱が入りやすく饒舌に喋ってしまいます(もちろんプロッパーだけではないですよ)。
何が魅力なのか。そもそもそんなに気に入っている理由はなんなのか。
読み終えた後に少しでも購入の検討材料になれば幸いです。
1- PROPPER(プロッパー)との出会い
そもそも僕がPROPPER(プロッパー)を初めて知ったのは高校生のころに雑誌で紹介されていたのがきっかけでした。
雑誌の名前は忘れましたが、兄が買ってきていたファッション雑誌の片隅に紹介されており、僕が当時古着が好きだったのと金額がえらく安くて(当時5~6000円くらい)ちょうど高校生の少ないバイト代でも購入できる価格帯だったのが初めて手に取った理由です。
当時は本当に無知で、リップストップ生地だのコットン100%でエイジングがどうだの、実際にアメリカ軍に納入していただのそんなことは知りませんでした。
商品説明欄なんて読んでなかったですね。もう見た目で決めてました。
着ていく中で「あれ?色こんなんだったっけ?」って気づいて生地についてとか背景とかを調べていきました。
なのでPROPPER(プロッパー)は僕にとって服をモテるために必要なもの 着るだけのもの としてしか見ていなかった僕に生地とか歴史とかそういった服の面白さを教えてくれた最初のブランドです。
それでは、軽くネタバレをしてしまいましたがPROPPER(プロッパー)の魅力についてお話していきます。
2- シルエット
まず初めに、僕が一番に目を惹かれたのはシルエット。
因みにですが、僕はパンツの方からPROPPER(プロッパー)に入りました。
どうしても古着市場で見かける軍パンには抵抗がありました。いかんせん太すぎるから。
当時の僕にとって希少なものは購入できないし、下北沢にあるチープな古着だとウエストもレングスも大きい・長い。
ただPROPPER(プロッパー)は軍に納入していた歴史も持ちつつも、あくまでファッションとして提案しているのでテーパードが効いていて太く見え過ぎないのが特徴的。ウエストも大きくはありつつもベルトで調整すれば問題ないくらい。
それに長年穿いていくと後ほどご紹介しますが、よりスッキリしていきます。
●オリーブ
●ネイビー
●ブラック
●ジャケット オリーブ
太もも周りは太く、裾に向かって緩くテーパードが効いているのが分かります。
カーゴパンツというと、どうしてもカーゴポケットが付いている分太さが出てしまいますが、エイジングしていくとこんなシルエットに変わります。
ジャケットも未洗いの状態だとストンと落ちるようなシルエットになりますが、ある程度着用を繰り返していくと身体に沿って丸く膨らんだシルエットに変わります。
こう見るとだいぶスッキリ見えませんか?
ここまでになるまで多くの時間を要することもございません。何時も通り穿いて・気軽にお洗濯して日光に当てて頂ければ、いつの間にかこうなってます。
3- 生地
前述した通りで、生地について全くと言っていいほど興味のなかった僕ですが、長く穿いていると嫌でも・興味がなくてもその変化の様が気になり始め、良さに気づいてしまいます。
生地はコットン100%のリップストップ。
これがまた今となっては珍しい生地。別に高価なものではありません。現代となってはナイロンであったり、ポリエステルであったり、化繊を混ぜて作るのが一般的です。
理由としてはシンプルに丈夫ですし、経年劣化も起こりません。
ただ、ただですよ。その経年劣化による経年変化こそ軍パンの、PROPPER(プロッパー)の最大の魅力だと思います。
古着屋で見る軍パンの格好良さというのはエイジングしている風合いから醸し出しているものです。
それに、お客様のほとんどは経年変化がお好きでしょう?
PROPPER(プロッパー)の生地は洗うと縦に2~5㎝程縮みが発生します。
生地が詰まることで全体的なボリューム感が落ち着き、カーゴポケットが付きつつも、スッキリとしたシルエットが生み出されるわけです。
因みに僕は乾燥機も使用しているので、通常の縮みの倍は縮んでます。ロールアップが必要だった長さも、今となっては踝丈で丁度いい長さに。皆さまもサイズ調整間隔でご使用くださいませ。
4- コーディネート
各色コーディネートのご紹介を。
●オリーブ
●ベスト TRUJILLO’S (トルフィリオス) サイズ:S ¥107,800-
●シャツ SERO(セロ) サイズ:14 ¥13,200-
●パンツ PROPPER(プロッパー) サイズ:S/S ¥9,900-
●シューズ G.H.BASS(ジーエイチ・バス) サイズ:US7 ¥28,600-
モデル 身長173cm 体重50㎏ 足のサイズ25㎝
定番中の定番カラーで一番人気のカラーです。“らしさ”を一番感じますし、コーディネートの組みやさやエイジングした時に一番変化を実感できるカラーです。
深いネイビーのジャケット一枚だとまだ重たいので、ブルーのベストを挟んで爽やかにしてみました。
●ネイビー
●パンツ PROPPER(プロッパー) サイズ:S/S ¥9,900-
●シューズ AURORA SHOES(オーロラシューズ) サイズ:US7.5 ¥37,400-
モデル 身長173cm 体重50㎏ 足のサイズ25㎝
軍パンだけど少しリッチな大人っぽさを感じるネイビー。エイジングという面でも一番落ち着いています。
秋らしくブラウンで挟んだコーディネートをご提案します。アイテムはカジュアルですが落ち着いた配色を選ぶことで大人の休日スタイルをお楽しみいただけますよ。
●ブラック
●パンツ PROPPER(プロッパー) サイズ:S/S ¥9,900-
●シューズ 私物
モデル 身長173cm 体重50㎏ 足のサイズ25㎝
ブラックには白。これが一番シンプルでベストです。ボタンダウンよりもワークシャツを選ぶことで雰囲気がマッチします。
色が抜けスミクロのような色になってきた頃合いが一番格好いいと思います。今日もまぶしいですね(`・ω・´)ゞ
●シャツ SERO(セロ) サイズ:14 ¥14,300-
●パンツ ARAN(アラン) サイズ:1 ¥26,400
●シューズ Regal Shoe&Co.(リーガルシューアンドカンパニー) サイズ:25㎝ ¥50,600-
モデル 身長173cm 体重50㎏ 足のサイズ25㎝
春と秋はこればかりです。ジーンズにチノに白パンにグレーのスラックス等々。最高な羽織物です。
パンツ同様やや薄手な生地なので羽織れる期間が長く、ポケットが多いので少量の荷物であれば手ぶらで出掛けられます。
ぜひご参考までに。
5- 最後に
かのラルフローレンもラインナップの中にはカーゴパンツを取り入れていましたし、時を経てよりコーディネートの要のアイテムとして一般化してきました。
ドレスの外しとして取り入れても、カジュアルに振っても収まってしまうその懐の深さに脱帽してしまいます。
ジャケットも同じくでタイドアップの上に羽織っても、セントジェームスの上に羽織っても適度なカジュアルスタイルとして成立します。
今の時代、インポートアイテムに限らずですが価格の上昇が予想できない世の中で、この価格帯で飽きるまで着れる、コーディネートの要として考えられる洋服と言うのは悲しいことに昨今では見られない、数少ないブランドだと思います。
ぜひ、代わらない・廃れないアイテムの一つをお手元に残しておきませんか?
店頭にはエイジングサンプルもご用意しておりますので、目と肌でお楽しみいただけます。
皆様のご来店をお待ちしております。