今週のおすすめ(2023.05.26)

こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。

五月病も何のその。
僕は日本ダービー病の熱に浮かされております。
いよいよ明後日に控える日本ダービーのことを思うと、胸の高鳴りが抑えられないのです。

岡安さんを競馬沼に沈めんとするも、あえなく躱される小坂

競馬好きのいないZABOUにおいては、日本ダービーについて語ってもドン引きされる始末。
お熱を発散したいので、競馬好きの皆様のご来店を切望しております。
気分の上りそうなお洋服を物色しながら、皆様の展開予想やら、買い目についてのお話をお聞かせください(明日、明後日は銀座店でお待ちしております)。

今回の「今週のオススメ」も日本ダービーの出走馬に負けず劣らずの優駿らに集っていただきました。
本当はフルゲートでご案内したいところですが、競馬新聞を読むのにお忙しいであろう皆様のために、やはり競馬新聞を読むのに忙しい僕のために、少数立てでお送りいたします。
どうぞ今回もお付き合いください。

さて、5月下旬~6月上旬は、有馬記念を思わせるトリッキーなコース形態。
昼間は暑いくらいですが、朝晩は何だかんだと冷えたり。
梅雨への過渡期であるため、雨も多かったり。
目まぐるしく変わる環境に対する対応力、寒暖差や雨をものともしないタフな機能性がコースを制する鍵となります。

そんな訳で、以下からは対応力と機能性の観点からパドックをご覧いただきましょう。

ハナを切るのはSaint James(セント・ジェームス)のウェッソン半袖
ブランドの代名詞と言っても差し支えないウェッソンの生地をそのままに、半袖に仕立てたものです。
老舗ブランドの送り出す実力派ですから、皆様もご注目のことでしょう。

老舗ブランドなら大丈夫、という信頼を寄せられるか否か、というものは非常に重要です。
例えるなら、追い込み馬に騎乗して後ろポツンしている横山典弘騎手は不安になる(何食わぬ顔で馬券に絡んでくるあたりが怖いです)けれど、武豊騎手なら安心といった具合です。
ブランドの信頼感にもよく似たものを感じます。

そういった意味合いにおいては、セント・ジェームスは非常に安心です。
袖に配されたロゴがある種の血統書のような役割を果たしてくれます。

過去のブログで何気にご好評を賜りました小坂調教師からもコメントを伺いましょう。

注目せずにはいられないセント・ジェームスのウェッソン半袖。このレースに向けて仕上げてきましたね。半袖ながらも生地が厚手なので、今時期への適性は高いと見て良いでしょう。他の面子が高い機能性を有する中では一段落ちるように見えると不安視する声もありますが、僕は頑張って頑張ってくれると思いますよ。何せ自力が違います。確かに、真夏への適性はやや低いですが、かえって秋口への適性を見せてくれていますので、そういった長距離の適性が高いのではないでしょうか。生地のタフネスも充分ですから、大器晩成型のステイヤーですね。

続いてはこちら。

MOONCASTLE(ムーンキャッスル)より、ICE COTTON CARDIGANを。

「この時期にカーディガンなんて要らんでしょーが」とお考えのことでしょうが、しばしお付き合いください。
考えなしにオススメはいたしません。

と言うのも、そろそろオフィスで冷房が効き始める頃合いですが、時には肌寒いくらいだったりしませんか?
あんまり寒いものだから冷房を止めようとすると、外回りを終えた汗ダクダクの営業が……!
なんてこともあったりするはずです。

そんな時に重宝するのがカーディガンというわけです。

本商品は接触冷感機能を持たせたアイスコットンという機能性素材を生地としています。
流石にウールのものでは暑過ぎますから、これくらいが良い塩梅です。
名前負けしないくらい、触ってみるとヒヤッとします。
コットン100%なのに、どうやってこうした機能を持たせているんでしょうね。

糸をめちゃくちゃに強く撚ることによって保温性の要因となる繊維の毛羽立ちを抑制し、接触冷感機能もたせているそうです。
暑くなり過ぎない理由は分かるのですが、触った時にヒヤッとする理由としてはどうにも腑に落ちません。
我がことながら「売る側が何を言っているんだ」といった具合ですが、理屈が分からなかろうと涼しければ良いんです。

余談はさておき、小坂調教師にコメントをいただきましょう。

春秋への適性ばかりが語られるカーディガンですが、真夏への適性も見せるというのが面白いですね。僕自身、店の冷房が効き過ぎている時はこの手のものが欲しくなります。もちろん、今の時期からでも活躍が見込めると思いますよ。朝晩は冷える時がありますし、梅雨になれば気温の落ちる日も出てくるでしょうから。イージーケアというのも嬉しいところですね。こういった器用さと折り合いの良さが彼の特徴でしょう。乗り手を選ばない素直さというか。余談ですが、大森さんと良く折り合っていますね。正に馬が合うというやつです。

続いてはこちら。

こちらも安心感を感じる日本製。
F.O.B FACTORY(エフ・オー・ビー・ファクトリー)のEASY PANTS
ポリエステル×リネンの混紡糸にソロテックスなる機能性素材を打ち込んだイージーパンツです。

ソロテックスとは…
優れた形態回復性、ストレッチ性、発色性を備えながら、他素材ともよく馴染み、肌触りも柔らかという夢の新素材です。
当商品においては、ポリエステル×リネンの混紡糸にも違和感無く調和し、形態回復性でもって膝抜けを予防する等して実用性に寄与してくれています。

ソロテックスにばかり目がいきますが、ポリエステル×リネンの混紡糸というところも嬉しいところです。
風通しが良いので本当に穿きやすいです。
そこらのショートパンツよりもよほど快適です。

名前の通りのイージーパンツです。
ドローコードでウエストの具合を調節できるので、ベルトレスでご着用いただけます。
ベルトってなんだかんだで蒸れますからね。
ベルトレスで穿くと、快適さはグッと増します。
このあたりが理由となってショートパンツの台頭し始めるこの頃でも期待を背負っています。

これまた雰囲気が良いですね。威風堂々というか、「まさに今穿いてくれ!」と言わんばかりの前進気勢を強く感じます。機能性素材を使いながらもナチュラルな雰囲気を損なわない調教には脱帽です。個人的に嬉しいのが、イージーパンツながらもベルトループがついているところです。ベルトを締めておけばキチッと感が出ますからね。本レースではベルトをせずに済むという機能性の高さが活きるところですが、ベルトを締めた方が有利にはたらくレースもありますからね。幅広い適性を見せてくれています。

どんどんいきましょう。

G.H.BASS(ジー・エイチ・バス)のLARSONです。

何を隠そう、夏でも断固革靴派のスタッフ小坂にとっては生命線とも言える一品です。
どう足掻いたって夏に革靴を履くのは堪えます。
「サンダルを履きたい……」という欲求もローファーなら解消してくれます。
ハイトが低いので踝の辺りは露出しますし、穿き口が広いので靴の中の湿気をよく逃がしてくれます。

雨や汚れに強いガラスレザーです。
僕はジー・エイチ・バスを雨の日用のシューズにしていますが、革へのダメージは見られません。
非凡なタフネスを感じます。

レザーソールなので、ハーフラバーの装着がオススメです。
雨の日用になさるなら殊更です。
このあたりはぜひ店頭でご相談ください。

実はちょっと前に購入しました。やはり、本レースへの適性は頭一つ抜けていると思います。そんでもってブランドの安心感もあります。手堅い活躍が見込めますよね。タフなガラスレザーですから、ハーフラバーさえ装着してしまえば雨の中の不良馬場でも活躍してくれます。主要なレースにもコンスタントに出走しています。アパレル界のキセキのような存在と言えるでしょう。2017年菊花賞のような活躍を期待しています。キセキ同様、長い間現役で頑張ってくれることでしょう。購入した私物については近日中にブログで取り上げさせていただきますので、そちらもご期待ください。

最後はこちら。

SUBLiME(サブライム)のWASHABLE TRAVEL HATです。

夏ムードがムンムンと漂う麦わら帽子です。

某海賊王筆頭候補のそれのようにカジュアルな形でなく、いわゆる中折れ帽といわれる形です。
この形の帽子といったら、「THE MAN IN THE HAT(帽子の男)」こと矢作芳人調教師ですね。

パンサラッサを世界の頂点に導いた矢作師にあやかって、中折れ帽デビューを図る皆様にはうってつけのものです。

この手の帽子は値が張りますし、お手入れにもかなりの気を使うのが常なのですが、これは良心的なお値段でイージーケアです。
ご自宅でお洗濯もできちゃいます(手洗い推奨)。

トラベルハットと銘うつだけあり、グルっと丸められます。
朝晩は鞄の中にしまって、日差しのキツい日中は被っておきましょう。

ちょっと雨に降られたり、汚してしまっても大丈夫です。
ご自宅で洗えるのですから。

まさに機能的な一品です。

小坂調教師にも〆のコメントをいただきましょう。

彼の適性は夏頃にあると思いますが、何せ高い機能性を有しているので取り上げるに至りました。プール調教(洗濯)にも耐え得る麦わら帽子というのは、尾花栗毛の競走馬くらい珍しいです。携行性の高さも嬉しいところ。海外輸送に対しても強く出られるわけです。言わば、タイキシャトル。大雨の中の無敵、海外遠征の実績もあり、この帽子のことを考えるだけでタイキシャトルと矢作調教師が脳裏を過ぎります。僕も調教師の端くれとして矢作調教師にあやかりたいところですが、ZABOUにおける「THE MAN IN THE HAT」の称号は既に大井さんの手中にあるのが難点ですね。

といった運びで「今週のおすすめ」をご紹介させていただきました。
中々どうして、今の時分にあったものをご紹介できたのではないでしょうか。

日本ダービーの買い目もこれくらい的確に見定められたら苦労はありませんね。
馬券的にはスキルヴィングに◎を打っていますが、横山武史騎手にダービーを制覇してほしいのでソールオリエンスに♡を打っている小坂です。

それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。

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小坂

東京店スタッフの小坂です。
168cm 54kg、体型の近い方はサイズ感についてのお問い合わせもぜひ。
店頭でお待ちしております!