国産のドレスチノという唯一無二のジャンルBARNSTORMERと、同じく国内30年以上続くニットメーカーが作るメンズラインRINASCENTE。
今回のPOPUPではBARNSTORMERの旗艦店「BARNSTORMER KAKUREGA」でも展開中のリナシェンテのニットを中心に、海老根氏にカラーセレクトを依頼したスペシャル企画。
名付けて
RINASCENTE(リナシェンテ)モンロセレクション

毎年絶対に受賞できると噂の、あのセレクションではありません。
半世紀以上、世界中の洋服を見てきたパンツ専業ブランドの社長がセレクトするニットですから、品質は言わずもがな。
今回はリナシェンテメンズディレクター:渡邊氏に商品の解説、BARNSTORMER海老根氏にコーディネートをセレクションして頂きました。
Rinascente(リナシェンテ) ニットパーカー


渡邊「一昨年より大好評のニットパーカー。
接結編みという二重仕立ての編み方で作りました。」
—一見して温かそうです。

「表はウールが少し入った少し温かみのある素材。
裏はポリエステル100%
二重仕立てにする事でハリコシが出るので、ニットパーカー特有の垂れた感じを無くして、スウェットに近い雰囲気を表現しました。」
—シンプルながら男らしい、どこかアメリカな雰囲気のあるパーカーですね。


渡邊「フードの形も決まるのでスウェット感覚で着て頂けます。
ニットなので子供っぽさが出ず上品に見える
大人のニットパーカーです。」
—そんな大人なパーカーを、話題のBARNSTORMERとリングヂャケットのコラボ第二弾で合わせて頂きました。

●シャツ H by FIGER(エイチバイフィガー) ¥10,780
●パンツ BARNSTORMER(バーンストーマー) ¥29,700
●シューズ Paraboot(パラブーツ) ¥79,200
●バッグ BAG’n’NOUN(バッグンナウン) ¥16,500

「ダンボールニットのパーカーはこの秋に大活躍のオススメで、ぼくもすでに2色ゲット済み。
今回はギンガムのシャツはブルーグレーのRINGのコーデュロイパンツ。
実はこのブルーグレーはどのカラーでも合わせやすいのでオススメ。
デニムと同じ感覚でコーデしてみてください。」
—本当穿くと見るとでは雰囲気の違った、絶妙な色目ですね。気になるのは他アイテムの色使い。

「今回はコーデュロイの良さを強調するようにブラックを合わせました。
黒パーカー、黒ローファー、黒トート。
パーカーの下はギンガムシャツで大人感はキープです。ネクタイしてもOK。」
—JAPAN MADEとフランスのPARABOOTを合わせた、変形プレッピースタイル。大人っぽい色使いが絶妙です。
ミラノリブ ジャケット


「素材にはミラノリブ専用に開発された糸を使用しております。ウールにアクリルを入れる事により、素材自体に張りを持たせる事で程よくかっちりした雰囲気を表現出来ました。ミラノリブ自体は伸びにくい組織ですが、ニットなので多少伸びるため着心地も良いです。」
—昨年ZABOUでもダブルブレストで展開しておりました、ミラノリブジャケット。
シングルになると合わせやすさ倍増ですね。色味もダークブラウンが美しい。


「ミラノリブがガシッとした糸目で、より綺麗な印象を持たせてくれます。アームは細めの作りなので、野暮ったくならないのもポイントです。袖まくりしたり、折り返して着るのもオススメ。ラフに着れて綺麗目にも見えるイチオシのジャケットが誕生しました。」
—カーディガンのようにリラックスした雰囲気なのに、細身で綺麗。
絶妙なバランスのジャケットです。


●ニット Rinascente(リナシェンテ) ¥16,280
●パンツ BARNSTORMER(バーンストーマー) ¥29,700
●シューズ G.H.BASS(ジーエイチ・バス) ¥27,500

「安定の冬アイテム、ウールのパンツをあっさりさせてくれるのがニットジャケットの軽さ。
リナシェンテのニットジャケットの良さは丈だと思うんです。このジャケットの丈はカーディガンの丈なんです、これにより軽さがあって合わせやすいんです。」
—確かにヒップが隠れないカーディガン丈は、インナーに合わせた際も重宝します。差し色の使い方も絶妙ですね。

「ジャケットは無難に黒を選びましたが、その分マスタードのジョブスネックで色遊びができます。トップスに色入れると靴もバーガンディで遊びます。」
—ジャケットとボトムスがモノトーンだからこそ、色合いで遊べる。実際に試してみたくなる色合わせですね。
Rinascente(リナシェンテ) クルーネック綿ポリ

—今回展開の中では一際カラフルなニットたちです。また色味だけではないのがポイントなんですよね。

「一見、シンプルなクルーネックですが細かなデザインが入っている、こだわり満載のクルーネックです。
素材は日本の綿ポリ素材。膨らみ具合とカサつき具合が絶妙な肌触りが凄く雰囲気の良い素材です。」

—パーツの編み柄違いがとても上品なのに、少しスポーティな肌触り。乾きも早そうですが、経年による退色も楽しめるのだとか。

「色味も絶妙に白掛かったような色で
着ていくうちに更に白みが出て色落ちしたように見えるので
経年変化も楽しい素材です。
ネック部分、袖口、裾に振り柄を入れたり、」



「後ろ見頃は鹿の子編みにしてさり気ないデザインをプラス。
秋にも春にも着られるモデルです。」
—確かにこれならシーズン問わず着る時期が長そうで、ショーツとかにも合わせたい。
そんな一着をどう着こなすのでしょうか?

●パンツ BARNSTORMER(バーンストーマー) ¥24,200
●シューズ SOLOVAIR(ソロヴェアー) ¥29,700
●チーフ Carolina(キャロライナ) ¥660

「ストーンベージュのマックィーンパンツに
変わり編みのクルーネックはイエロー。
まさにマックィーン感をしっかり出してクールなカジュアルをかもしだす。
首元をオリーブのバンダナでアクセントいれつつ、靴は茶のスェードのチャッカ。
夏用だった綿ニットを上手に秋に持ち越すテクはカラーの合わせとスェードの靴。」
—ほんのり秋色覗くクラシックなスタイル。
イエローのニットはそんなクラシックなアイテムに組み込むことで、子供っぽくならない着こなしが出来るのも良いですね。
コットン100 強撚糸

Rinascente(リナシェンテ) コットンVネックカーディガン ブラック ¥18,480-
—こちらのコットン100のシリーズは毎年この時期に人気です。

「日本の春夏の気候に合う日本の強撚綿素材を使用。
こちらもインナーをTシャツやシャツと合わせて頂けるデザイン。
同素材のカーディガンとアンサンブルで着用可能です。」


「ネックの高さは少し高め。
1×1のリブでスッキリとしたネックデザインなので
ロンT感覚で着て頂けるモデルです。」
—一見風変りに見えても、着るとシンプルにカッコよく、普段の服装に溶け込む。昨年の秋冬はたくさんの方にお試し頂いたモデル。コットンニットのアンサンブルには、どのような風合いがオススメでしょうか?

●ニット Rinascente(リナシェンテ) ¥16,280
●パンツ BARNSTORMER(バーンストーマー) ¥28,600
●シューズ MOONSTAR(ムーンスター) ¥11,000
●バッグ implres(インプレス) ¥9,680

「色変えでアンサンブルは少し上級だけど、チェックのパンツなど柄物に注目させるとやりやすい。
今回はベージュのジョブスにブルーグレーのカーディガン。」
—なるほど。ニットonニットが主役だけど、柄物を脇役として使う逆転の発想!全く関係のないチェックを使わないところが紋郎さんらしい。

「パンツはタータンのファティーグ、チェックはモノトーンだけど、ベースが生成りなのでベージュのニットでちょうどいい。
夏の終わりの軽さを入れるためにスニーカー。
小さめのバックとスニーカーは黒で合わせました。」
—パンツとニットの組み合わせが主体で、小物は引き立て役。真似したくなるスタイリングですね。
CASHWOOL ヌマネック


「イタリア糸CASHWOOLをホールガーメントで編み立てしたモデル。」
—昨年も様々なカラーで展開しておりました。今回のカラーはあえて言うとZABOUらしくないラインナップ。
発色が美しいからこそ、色物も気になりますね。


「イタリア糸特有の発色の良い深みのある色、CASHWOOLを使用した製品の生産を長年お願いしているニット工場のため風合いの出し方がかなり上手いです。」


「ネック部分はクルーネックよりも高くハイネックより低い高さ。
一枚で着て頂いても中にシャツを着ても良い雰囲気で着られます。」
—確かにこのgingerカラーのインナーにシャンブレーシャツとか、めっちゃ良さそう。。。


「ハイゲージだと少しドレス感が強くなるため、ネック部分を2×1のリブにする事で少しカジュアル感をプラス。
幅広いスタイルに溶け込むデザインとなりました。」
—まさにデイリーユースするにあたって、本当に使い勝手の良いカジュアルニットなんだなぁと。人気の理由も納得です。
どうせだったら色物でコーディネートを楽しみたいですね。

●パンツ BARNSTORMER(バーンストーマー) ¥44,000
●シューズ G.H.BASS(ジーエイチ・バス) ¥27,500
●バッグ MADE IN OCCUPIED JAPAN(メイドインオキュパイドジャパン) ¥32,780
●サングラス CHPO(シーエイチピーオー) ¥6,050

「キャッシュウールのジョブスはオレンジで。
初秋にハートリンクUSAモデルのブラウンに温かみのあるオレンジがいい。」
—きつ過ぎない大人のオレンジが、ブラウンに合わせて渋いですね。

「首元はサングラスくらいであっさり。
靴はあえて黒のローファーで茶系で逃げない。
バックもネイビーだとオレンジの対照色でお洒落、渋さの強いブラウン系にはこのくらいカラー合わせがオススメです。」
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海老根さん、渡邊さんご協力いただきありがとうございました。
さて、『BARNSTORMER(バーンストーマー)22AW POPUP SHOP&RINASCENTE(リナシェンテ)モンロセレクション』
も残り半分程となりました。
BARNSTORMERのシーズンモデルと、RINASCENTEのモンロセレクションを見て頂けるのは、この機会のみとなっております。
両社ともデザイン性、品質のクオリティが高いのは言わずもがなですが、
大人が難なく組み合わせを楽しんで頂けて、尚且つ流行りに流されずにちゃんとして見える。
ファッション性は高いですが、良い意味でやり過ぎないバランスが今まさに求めていたもの。
2022年の秋冬シーズンは今始まったばかりですが、いつもよりも少し先の季節を想像して、お買い物を楽しんでみては如何でしょうか?