最古のフィッシャーマンニットを、更に着やすく。GUERNSEY WOOLLENS(ガンジーウーレンズ)のコットンセーター

こんにちは。ZABOU大阪の坂口です。

ここ数週間、引っ越しとかいろいろ重なり、少しバタバタしており、色んな方面に迷惑をおかけしてすみません。
週末おらんってどういうこと!?みたいなDMをインスタでも頂いておりまして…(汗)
これからは更に家からZABOUまで近くなった坂口、たくさん出勤しますので宜しくお願い致します(自転車5分)

さて、本日は個人的にも馴染み深い、ZABOUでは冬の定番のニットをご紹介。
ただ、今回は少し変わり種。少量入荷ですのでいいな!と思って頂けるのであれば、お早目の購入が吉です。

GUERNSEY WOOLLENS(ガンジーウーレンズ) COTTON TRADITIONAL GUERNSEY

ZABOUではお馴染みガンジーセーター。ここ数年はCHANNEL JUMPER(チャネルジャンパー)のものを取り扱っておりましたが、今年はここ、ガンジーウーレンズにて久しぶりのオーダーです。

ガンジーセーターって?

フランスのコタンタン半島西方沖合い、英国海峡に浮かぶ島々をチャネル諸島と呼びます。
そのチャネル諸島は、ガンジー島、ジャージー島、オルダニー島などからなり、その中のガンジー島にて創業したのがGUERNSEY WOOLLENS。オルダニーで生まれたのが、Channel Jumper。この辺りでは伝統的なセーターこそが、ガンジーセーターなのです。

ガンジーセーターは、すべてのマリンニットの原型とも呼ばれており、英国、仏国にほど近いことから、それらを連想させるマリンニット(SAINT JAMESやルミノアなどのバスクシャツも)などを彷彿とさせる形をしております。
ZABOUでも取り扱いのあるANDERSEN ANDERSEN(アンデルセン アンデルセン)のクルーネックなども、こちらからディテールきてますしね。

英国の質実剛健なローゲージのセーターと、フランスの海の香りのするディテールが合わさった、すべてのマリンニットの原点がガンジーセーターなのです。

セントジェームスのウエッソンなどにも見られますが、袖丈は作業しやすいように九分丈。坂口が着ると9.5分丈ですが。。。

個人的には冬場のアクセサリーが映えるセーターですし、腕時計などされる方にも良いと思います。
あとはBD SHIRTSなんかの袖口が覗くのも楽しみの一つです。

元は漁師が明け方、暗い時間帯でも関係なく着られるようにという意味合いで前後対称のデザインにしたという由来があって、このような少し立ち襟になっております。俗にいうガンジーネック

肩周りはトラディショナルな編み柄。アラン諸島発祥のアランニットは、家庭によって編み柄が異なると聞きますが、
こちらはどちらかというと、海に関するディテール。メーカーによって微妙に違ったりするのも面白いですが、今日は長くなりそうなのでこの辺り店頭で。

要所要所で様々な編み柄を組み合わせた編み地になっており、非常に手間のかかるセーターですがお値段もそこまで張りません。

そんな魅力しかないガンジーセーターを、コットン素材で製作。

通常は防風、耐水性を考慮し、未脱脂(油を抜いていない羊の匂いプンプンの状態)のバージンウールを使用しますが、
今回インポーターさんにお願いをしてコットン100%で作っていただきました。
まず、ガンジーのウールはお持ちの方はご存知だと思いますが、ウェイトがあります。
それもピタッとかなり高密度に編まれた強撚糸のウールですので、正直あまり着心地の良いものではありません。
(決してどちらか一方を下げるという意味ではなく、その分温かさで言うとウール素材になりますし、体に馴染む感覚はお持ちの方しか知らない事実。何より着心地を超えたロマンがそこにはあります)

ですが、もう少し軽量で、チクチクしないコットン素材なら
お洗濯も簡単だろうな…という邪念が少し働いてしまったのです。

コットン素材になることによって、インナーを選ばず半袖でもチクチク感は全くありませんし、いつでも洗濯が出来ますし、コットンの性質上伸びが強く出る分、洗いによって伸びた部分が戻ります。

最近は冬もそこまで寒くありませんし、画期的なアウターがございますから、早い時期から真冬までお召しいただけます。

自分自身、初めて着たガンジーセーターがここガンジーウーレンズの物でしたが、
非常にバランスの取れたガンジーだと思います。個体によっての品質は勿論、サイズ感のバラツキが少ない。
ネックの詰まり具合もきつすぎず、どなたでも比較的似合いやすい。

また、素材が変わることにより、発色もマットでクリーンな印象に。
この辺りはコットン素材ならではの楽しみかと思います。正直コットンとウールは、触れなくても違いが分かる程、色の出方が異なります。

コニファー

何やねんその名前は!と思い調べてみると、針葉樹の総称として呼ばれるそうです。
深みのある、やや明るめのオリーブといったところでしょうか。

この色のガンジー、あまり見たことなく、コットンならではの色味でしょう。

●ニット GUERNSEY WOOLLENS(ガンジーウーレンズ)  サイズ:34  ¥21,780-  
●パンツ RESOLUTE(リゾルト)  サイズ:30×30  ¥27,500-
●シューズ 私物
●帽子 Hanna Hats(ハンナハッツ)  サイズ:L  ¥11,880-
モデル 身長160㎝ 体重52㎏ 足のサイズ約25㎝

濃いめのRESOLUTEやチノと合わせたいです。

リッチネイビー

まずはネイビー。マリンニットっぽい色味で、お持ちの方も多いかと思われますが、
コットンだからこそ色落ちも楽しめる。
ガンガン洗って育てたい方はこちらがオススメ。

●ニット GUERNSEY WOOLLENS(ガンジーウーレンズ)  サイズ:36  ¥21,780-
●パンツ BARNSTORMER(バーンストーマー)  サイズ:XS  ¥20,680-
●帽子 私物
●シューズ 私物
モデル 身長160㎝ 体重52㎏ 足のサイズ約25㎝

サイズはワタクシ坂口でサイズ34がジャストですが(身長160㎝ 体重52㎏)こちらはサイズ36で着てみました。

セーターっぽいサイズ感と言えばそうですが、
ここから伸びも出て参りますし、やっぱりガンジーはピッタリ目で着たいです。

大きめのサイズ感を活かして、このようなオーバーコートと合わせても◎。
ガンジーネックはアウターとの合わせも楽しいです。

ポリッジ

ポリッジ=オートミールのことですね。じゃあそれでええやん。
ですが、ウールとコットンではこれ程までに違うのかと、思わざるを得ない発色。色名は変えて置いて正解ですね。
こちらは本並氏愛用カラー。希少価値が上がりそうです。

●セーター GUERNSEY WOOLLENS(ガンジーウーレンズ)  サイズ:34  ¥21,780-
モデル 身長160㎝ 体重52㎏ 足のサイズ約25㎝

丁度今日着てきたウールのカバーオールとも相性良いです。
このまま着て帰りたいくらい着心地良い。

沼ネックと合わせた巻物スタイルが若干流行しておりますが、
このようにガンジーネックと合わせても◎。



さてさて、今季初展開ということで、少量入荷となります。
ちゃんとご紹介する前から売り切れたサイズもございます。

特に34の坂口体型の方は急がれた方が宜しいかと思われますので、是非ともご検討ください。

持っている人も、初めて着る人にもオススメな
少し変わり種のガンジーセーター。
クラシックなお洋服との相性も抜群です。


この記事を書いた人

坂口

ZABOU大阪店のスタッフ坂口です。
皆様のご来店を店頭にてお待ちしております。