週刊ZABOU「銘品図鑑/24年で集めた、世界中の洋服たち」

1997年6月に大阪・南船場にMEN’S CASUAL SHOP ” ZABOU (ザボウ)“をOPEN。
メンズカジュアルの洋服を楽しんでいただくために日夜せっせとアイデアを振り絞ってます。ファッションとスタイル両方の観点から検証を重ね、ZABOU style(ザボウ スタイル)としてコーディネイトをつくりだして参ります。
ZABOU style(ザボウ スタイル)=洋服の合わせ方、着方、色の使い方など、身に着けるものからライフスタイル全般まで、あくまでZABOU eyesから見た独断と偏見でスタイルを提案するカタチ。
ファッション(流行)だけでなく、普遍的なスタイルがカッコいいと思ってます。その時々の気分はもちろん汲みつつ、どのような人種、スタイルを持った人からも最低限『ふつう』と思ってもらえ、どのような場でもその空間にとけこむデイリーカジュアル(カッコいい普段着)。
人が好き、服が好きであるということの上に成り立つ。それが、ZABOU styleです。


ーーー世界には歴史や見た目の良さ、実用性の観点から、”銘品”と呼ばれるものが存在し、
時を経て定番品と呼ばれることがある。
ZABOUは今年で24歳。これまで様々な洋服を扱ってきましたが、
その中でもやはり世界の銘品と呼ばれるもの、また今後それに成り得るものを多く扱ってきました。

その過程で、様々な理由から生産が出来なくなったものや、お取り扱いをやめてしまったものも多くあります。
本日は、今尚残る銘品の数々をご紹介。

今回は春夏編です。
かなり絞りましたが、それでも多くなりました。
お時間あるときにでも、宜しければご覧ください。



BARACUTA(バラクータ)の G9 

BARACUTA(バラクータ) G9 Regular Fit  ¥50,600-

BARACUTAのG-9。俗にいうスウィングトップは、実は和製英語。
アメリカではFOUR CRIME。イギリスではハリントン・ジャケットという言葉でこれを指す。
ゴルフやスポーツウェアを起源に持つこちらは、撥水性があり、裾と袖口にリブを配し、風の侵入を防いでくれる。

2000年代に入り生まれたREGULAR FITは、アームホール、身幅共に日本人にも合う作りとなり、
より上品に着こなすことが出来る。

やはりドッグイヤー、裏地のタータンチェックといった”これでないといけない”ディテールはそのままに、
男性なら一度は憧れる佇まい。これこそ銘品と呼ぶに相応しい一着ではないだろうか。

刻印入りのダブルジップによって、シルエットの調整も可能となった今、
いつかは一着手にしてみたい。

LACOSTE(ラコステ)の半袖ポロシャツ

LACOSTE(ラコステ)半袖ポロシャツ  ¥14,300-

LACOSTEの取り扱いは、創業当時の古着屋時代に遡る。
1933年。それまで布帛のシャツのみがスポーツに許されていた正装だった時代。
そこに鹿の子編みのプルオーバーシャツを持ち込んだのが、テニス選手でありながら、発明家のルネ・ラコステである。
以来、スポーツウェアとしてだけでなく、普段着から夏の正装として、ZABOUにもなくてはならない存在に。

様々な企画がある中、こちらのフランス規格のラコステを求めに、
毎夏、多くの人が訪れる。

胸に輝くワニマーク。
大人の男性の胸元に光るロゴマークとして、完全に市民権を得た。

特に日本の夏は湿度が高く、襟付きのカッターシャツなどを着た日には、着替えが何枚いることか。
吸水速乾性を備えた、綿100%の生地は快適ながら風合いの良さも楽しめる。
そんなラコステを、私たちはいつの時代も愛したい。

Champion(チャンピオン) のT1011

Champion(チャンピオン) T1011 ポケット付きTシャツ  ¥5,500-

米綿100%のガシッとした手触り、頑丈なバインダーネック、縦長の胸ポケット、丸胴ボディ。。。
そして腕元のロゴマークなど、一目でそれと分かるディテールが満載。
CHAMPION(チャンピオン)の作る夏の定番T1011。

シンプルな中に拘りが詰まったアメリカ製Tシャツ。
昔は良かったなんて言わせない。
そんな確固たる意志が見て取れる。

ドライタッチな質感ながら、素材を選べるのも良い。
形は同じく、レーヨン混のこちらの霜降りグレーなんか、柔らかくて肌触りも良い。
この色味なんか実にアメリカっぽい。

普通が良い。
けれども人によってその解釈は違う。
だからこそ、名前のあるブランドが作る、可能な限り上質なものが良い。
何故って、毎日着るものだから。

Saint James(セントジェームス)のバスクシャツ

Saint James(セントジェームス) ウエッソン半袖  ¥9,900-
Saint James(セントジェームス) PIRIAC(ピリアック)半袖Tシャツ  ¥7,480-

フランスの「SAINT JAMES(セントジェームス)」夏の定番、
半袖ウエッソン、ピリアック。
まずSAINTJAMESを語る上でこのウエッソンは外せない。

元々ニットから始まったSAINT JAMESの代名詞となったウエッソン。
丈夫で長持ち。左袖に配されたブランドロゴは、信頼の証とも言えるだろう。

長袖よりも少しばかり身幅を取ったこちらの半袖ウエッソン。
汗ばむ時期でも、肌にべたつかず風を通してくれる分、意外と着やすいのも実は知られていない。

襟元は少し広めのボートネック。
独特の存在感と、だらしなさどころか品の良ささえ感じさせてくれる。

ボーダーは”らしい”ですが、無地も素晴らしい。軍でも士官クラスにならないと着れなかったそうで。。。
程良くマリンルックなエッセンスを感じられる、オススメの選択。

ボーダー=ホリゾンタルストライプ。
まずこちらを思い浮かべる方も多いはず。
今季はピリアックのみでの展開。

薄生地のピリアック。
一枚では勿論、夏の重ね着にも最適。
驚くほど滑らかな生地は、ウエッソンにも引けを取らないくらい経年変化も楽しめる。

H by FIGER(エイチバイフィガー)のボタンダウンシャツ

H by FIGER(エイチバイフィガー)ボタンダウンシャツ  ¥10,780- から

カジュアルシャツの代名詞にボタンダウンというものがある。
ポロカラーシャツとも呼ばれるこちらは、名前の通りポロ(馬に乗って行うスポーツ)での着用の際、
襟元がバタつき、それを解消するためにボタンを取り付けたのがこれの原型。

60~70年代にアメリカの学生を中心に広まり、日本にも持ち込まれた。
HbyFIGER(エイチバイフィガー)の作るボタンダウンシャツは、古き良きアメリカ製時代のブルックスブラザーズ社のものを参考に、襟元は9㎝幅。6ボタン、ボックスプリーツなどの当時の当たり前を再現しつつ、着心地やパターンは現代日本人に合わせた作りとなっている。

第一ボタンを開けて着用する際、最も綺麗に見えるバランスを想定し、
それも欧米人と比較して、首の短い日本人に合わせ、他ボタンとの間隔も変えている。

タックインを想定したバータック(裾の補強布)など使用者の事まで考えた画期的なディテール。
このようにして使い勝手の良い日常着を提案する。

クラシックなディテールと丁度良いサイズバランス、使い勝手などを総合して、
定番入りしたMADE IN JAPANのトラッドブランドである。

MOONCASTLE(ムーンキャッスル)のニット

MOONCASTLE(ムーンキャッスル) ICE COTTON CREWNECK  ¥8,000-
MOONCASTLE(ムーンキャッスル) ICE COTTON POLONECK  ¥9,000-
MOONCASTLE(ムーンキャッスル) SILK KNIT TIE  ¥7,000-

大阪府の岬町にて、半世紀以上ニットを製造する月城ニットよりリリースされた、メンズニットブランド「MOONCASTLE」。
長年の製造から生まれる老舗ならではのノウハウと、ビジネス&カジュアルどちらにも対応できる絶妙なサイズバランスが好評頂き、新たに定番入り致した次第。
ファクトリー自ら商品企画をし、生産、発送される分、高品質のままコストダウンに成功。
良いものを安く提案できるものも嬉しいところ。

普段手にする丸首の半袖モノも、ニットになることによって更に上品に。
春夏はスイス発の強撚糸綿素材「アイスコットン」を使用したこちらのシリーズが好調だ。
撚糸になることにより、糸に強度が生まれ、洗濯にも強くなっている。

襟の大きさ、裾のリブの加減によって上品かつ着心地の良さを実現したニットポロも好調。
スタイルによって様々なシーンでの使用を可能とする。

実は日本でニットタイを製造するのは数社のみ。
ニット屋が作るニットタイなだけに、比較的安価に、カラー展開の豊富さも魅力の一つ。
オフィスカジュアル→テレワークに移行する世の中でも、これを巻いて気合を入れなおしたい。

GUNG HO(ガンホー)のファティーグパンツ

GUNG HO(ガンホー) ファティーグパンツ(ベイカーパンツ) 4ポケット  ¥10,780-
GUNG HO(ガンホー) スリムフィットファティーグパンツ(ベイカーパンツ) 4ポケット  ¥10,780-

ZABOUでの取り扱いは20年以上。
今尚看板商品として君臨する、アメリカはテキサス州のアールズアパレル社が展開するミリタリーライン「GUNG-HO(ガンホー)」。
時代と共に生地を変え、形を変え、またこのスタイルに戻ってきました。

現在GUNG-HOネームとSTAN-RAYネームが混在するが、モノは同じくアメリカ製。
質実剛健。頑丈に作られたバックサテンのファティーグパンツは、最早メンズファッションの基本となっている。

左:ストレート 右:スリムフィット
時代と共に新たな形もスタンダードとなり、定番化した。
少しいなたいストレートか、スタイリッシュなテーパードモデルか、穿くと本当に迷ってしまう
らしさ満点のアイテムだ。

その経年変化も美しく、買った時より一年後。一年後より三年後と、穿き込む程に味わい深くなっていく。
店頭には歴代スタッフたちが穿いてきたサンプルも展示している。

GUNG HO(ガンホー) ファティーグ 4Pパンツ デニム ヴィンテージウォッシュ  ¥15,400-

2021年はオリジナルとして、デニムファティーグをリリース。
アメリカから直送し、その後は日本国内にて加工。
1~2年穿き込んだ風合いを想定し、色落ちしすぎないように調整を加えた。

加工により生地感は柔らかく、穿き始めから楽なのも嬉しいポイント。

PROPPER(プロッパー)のBDU Trouser

PROPPER(プロッパー) BDU Trouser Ripstop  ¥8,580-

2019年よりお取り扱いのミリタリーブランド。PROPPER(プロッパー)は1967年創業、ベトナム戦争が終結する2年前のことだった。
当時何社ものコンストラクターがいたものの、現在綿100%でBDUトラウザーを作るのは、極端に少ない。
穿き込んだ際の風合いが美しいのは綿100%に限ると思い、取扱以来この生地でサイズ別注を行う。

レングスサイズは統一でSHORT。比較的取り入れやすいレングスでのご用意。

洗いをかけると数センチの縮み。そこから更にガス乾燥機での洗いで合計5㎝程縮みが出てくる。
古着を自分で作るような感覚で楽しめる。

PROPPER(プロッパー) BDU COAT  ¥9,350-
PROPPER(プロッパー) BDU Short Ripstop  ¥7,480-

現在はロングパンツだけでなくショーツやジャケットもご用意。
手に入れやすい価格も人気の一つ。

MOCEAN(モーシャン)のバリアーショーツ

MOCEAN(モーシャン) バリアーショーツ  ¥15,180-

PROPPERと同じく、軍隊や警察にまで納入するMOCEAN。
老舗アウトドアメーカーの製造をしていたこともあり、アウトドア、ミリタリーを融合したような見た目が唯一無二の存在感を誇る。

ZABOUではこのバリアーショーツのみの取り扱い。
着丈のバランス、素材感や実用性も考えるとこの一型が正解なんじゃないかと思うほど秀逸。

サイドとバックに計6つのポケット。
ミリタリーショーツのような見た目ながら、給水速乾性に優れたナイロンと、ジップポケットにより、様々な見え方をしてくれる、使い勝手の良いバランス。

股下のガゼットは可動域を広げてくれる。クライミングショーツから得たディテールだ。
暑い夏に必須なのがショーツ。
その中でも長年定番品として提案するMOCEANは、一度試してみる価値あり。

RESOLUTE(リゾルト)のデニムパンツ

RESOLUTE(リゾルト)ワンウォッシュデニム  ¥23,100-から

RESOLTUE(リゾルト)日本のデニム専業ブランド。
2010年のブランド設立以来、本当に多くのお客様にご好評いただいている、主力商品の一つ。
長年、日本のデニムシーンを牽引してきたデニムデザイナー「林 芳亨(はやし よしゆき)」が思う
完成に近い形。それがRESOLUTEだ。

形は全4型。(ZABOUでは内3型のほぼ全サイズを常時取りそろえる。)

RESOLUTE(リゾルト)ワンウォッシュデニム 710 デニムパンツ  ¥24,200-

全4型の中でも、細身のストレートシルエットの710。
レングスサイズ、ウェストサイズが豊富で、おおよそマイサイズを見つけるという意味合いでも、一番初めにお勧めするモデルだ。
程良くテーパーした形は、ワークウェアらしからぬ顔つきで、様々なスタイルに馴染んでくれる。
最近ではサイズアップでのお試しも多い710。定番品だからこそ、自身の好みの穿き方ができる。

RESOLUTE(リゾルト) ワンウォッシュデニム 712 デニムパンツ  ¥23,100-

テーパードが強めの712は、505タイプ。
デザインベースになったのは、60年代のアメリカの学生に好まれたモデルからだ。
モモ周りはゆとりを持たせ、強めのテーパードがかかったモデルがゆえに、
スポーツ体型の方にも好まれる。
全4モデルの中で、唯一のジッパーフライで、サンフォライズド加工を施されている分、ジャケットスタイルにも馴染んでくれる。

ワンウォッシュデニム 711 デニムパンツ W26~W34  ¥27,500-

セミワイドな711は、裾に向かってほとんどテーパードがかからないストレートシルエット。
ワークウェア本来の穿き方をされていた501XXがベースとなっており、軽めのオンスと、ゆとりを持たせたモモ周りが夏に最適。
ワークブーツやサンダルなど、合わせるシューズも様々でお試しいただける。

レングスやウエストサイズがこれだけ豊富なデニムメーカーは、おそらくRESOLUTEくらい。
きっとご自身のジャストサイズを選ぶことができるといった流れだ。

BARNSTORMER(バーンストーマー)のチノパン

BARNSTORMER(バーンストーマー) チノパンツ  ¥16,280-から

1977年創業。当時アメリカとほぼ同じ機械を購入し、日本発の本格的なチノを作ったBARNSTORMERは
そのあと二代目の海老根紋郎氏が引き継ぎ、更なる進化を遂げる。

着用感はリラックスしていながらも、足に添ったカーブを生み出す革新的なシルエット。
ドレスパンツを作る工場で生産されるBARNSTORMERは、巷にあふれるパンツとは一線を画す仕上がりとなっている。
その中でも特に人気なのが、#1945P MACARTHURⅡである。

BARNSTORMER(バーンストーマー) マッカーサー2  ¥20,900-

GHQ総司令官ダグラス・マッカーサーが穿いた制服をモチーフに、
程良いテーパードと、男らしい太さのあるシルエットが特徴。

フロントは2インプリーツ。
ウォッチポケットを配したデザインはタックインした際のインパクトが絶大。
生地にも拘りがあり。コールドマーセ(樹脂を凍らせながら生地に浸透させる技術)加工により、生地に光沢が生まれ、その様は最早チノパンを超えた存在に。

見えない部分も抜かりなく。
ドレス仕立てのBARNSTORMERらしい拘りが随所に見られる。

MOONSTAR(ムーンスター)のヴァルカナイズドスニーカー

MOONSTAR(ムーンスター)  GYM CLASSIC  ¥9,900-
MOONSTAR(ムーンスター) CHIC INJECTION ALWEATHER  ¥16,500-

MOONSTARは1873年、地下足袋製造から始まり、その後国産初のスニーカーを製造。
以来、スニーカーのみならず様々なシーンで、見かける事となる。
代表的なところで言うと学校の上靴。
今では国内でも珍しくなったヴァルカナイズド製法にてスニーカーを作り続ける、数少ないメーカーだ。

60年代のアメリカのトレーニングシューズをモチーフとしたGYM CLASSIC。
日本人の幅広甲高の足に合わせた木型は、ジャストサイズでの着用で、靴紐が締まった状態に見え、
サイズアップなしに綺麗な見え方を実現する。

無駄な装飾をそぎ落とし、極力シンプルに仕立てたスニーカーは、様々なスタイルの服装に馴染んでくれ、
ボトムスのシルエットを選ばないのも魅力だ。
また、クッショニングも抜群で、ローテクスニーカーらしからぬ履き心地を体感できる。

もう一つの定番、アウトドアシーンでの着用を想定するなら、このALWEATHERも捨て難い。
しっかりと上の方まで保護されたソールは、雨の日や河辺での着用にも最適で、
シューレースにも耐水性の高い紐を採用している。

踵も弧を描くように膨らんでおり、サイズ展開は1サイズずつながらしっかりとフィットしてくれる。
日本で生まれた日本人のためのスニーカー。この履き心地を体感してしまえば、きっと他のローテクスニーカーでは満足できないかも知れない。

G.H.BASS(ジーエイチ・バス)のLARSON

G.H.BASS(ジーエイチ・バス)LARSON ペニーローファー  ¥19,800-

アメリカでは初のローファー。所謂紐なしのスリッポンと呼ばれる部類に入る革靴。
木こりが履いていたモカシンをルーツに持ち、その使い勝手の良さから学生から大統領まで、
ワードローブの一つに選ばれている。

アメリカンローファーの特徴の一つにこのサイドに施されたビーフロール。
革の端の処理として施されたものだったが、こちらが時代を超えてアメリカ靴を体現する一つのディテールとされている。
ZABOUでは現在、この一型のみの取り扱い。
様々なモデルがある中で、やはりBASS(=アメリカ靴)らしい見た目を優先させた結果である。

少し大人びた気分にさせてくれる革底の靴は、天候を気にしなければならないが、一足持っておくと
地面を蹴る感覚は、これでないと感じられない。
価格もリーズナブルで、一足目の革靴としてもお勧めしている。

SANDERS(サンダース)のMILITARY DERBY SHOE

SANDERS(サンダース) MILITARY DERBY SHOE  ¥50,600-

SANDERSのミリタリーダービーシューズ。
SANDERSがオフィサーシューズとして、イギリス軍に納入していた頃のものをベースに制作されたロングセラーモデル。
軍靴製造の実績があるSANDERSだからこそ、比較的安価に仕上がっているが、その質は高級イギリス靴の他メーカーと比較しても、引けを取らない。

ソールは同じくイギリスの ITSHIDE社のコマンドソールを採用。
高いグリップ力は、濡れた路面でこそ真価を発揮する。

ミリタリーシューズらしくトリプルステッチが程よく主張し、
最近ではビジネス、カジュアル併用してお使い頂く事が多くなった。

Rainbow Sandals(レインボーサンダル)のコンフォートサンダル

Rainbow Sandals(レインボーサンダル) Mocca-Shoe  ¥16,500-
Rainbow Sandals(レインボーサンダル) Comfort Classic  ¥16,500-

アメリカのビーチサンダルメーカーRAINBOW SANDALSの隠れた銘品はシューズタイプ。
上質なヌバックレザーを使用しながら、ソールは湾曲性の高いオリジナルのものを使用。
見た目とは裏腹に、軽い履き心地を体感して頂ける。

高いアーチサポート機能。疲れにくく、長時間の歩行も可能にした
サンダルと革靴の両極が融合した、類を見ないモデルである。

Hanna Hats(ハンナハッツ)のNewsboy Cap

Hanna Hats(ハンナハッツ) Newsboy Cap Irishlinen ¥9,240-
Hanna Hats(ハンナハッツ) Eight Piece Cap Linen  ¥9,240-

アイルランドはドネガル地方にて、一点一点ハンドメイドで作られるヘッドウェアメーカー。
主に得意とするNewsboy Cap(キャスケットの英国での呼び名)は、様々なパターンがあり、その中でも程良いボリュームの物をZABOUではチョイスしている。
以前はツイードのみの展開だったが、アイリッシュリネンを採用したNewsboy Capを、この夏はリリース。

とてもきめ細やかなリネンを使用したキャスケットは、リネンらしいシワ感も少なく
夏の程良く砕けたスタイルも引き締めてくれる。

CAP MARINE(キャップマリン)のMatelot

CAP MARINE(キャップマリン)Matelot  ¥5,060-

フランスからはCAP MARINE(キャップマリン)。
その名の通り、マリンキャップを主軸に置いた商品展開となり、
コットンダックの荒々しい質感と、フランスらしいやや赤みがかったブルーが、セントジェームスやラコステなどのフレンチカジュアルに良く馴染んでくれる。

数々の船乗りの頭を支えてきたマリンキャップ。
芯が入らない分丸めたり、少々雑に扱っても形を保ってくれる。

アメリカのワークキャップとツバの付き方が異なる為、
被ってみた時に新鮮さを感じるが、形を自分で変えたりと自分に合った被り方を選べる分、
活躍の幅は広い。

JABEZ CLIFF(ジャベツ・クリフ)のレザーベルト

JABEZ CLIFF(ジャベツ・クリフ) STIRRUP Leather Belt(スティラップレザーベルト)  ¥14,080-

JABEZ CLIFF(ジャベツ・クリフ)は1793年に創業。
元が馬具メーカーだったこともあり、その名残が随所に見受けられる。
馬具の中でも人と馬をつなぐ生命線「鐙(あぶみ)」。負荷のかかるこの部分は、一段と耐久性が求められる。
その鐙をベルトに取り入れたのがクリフ。バックルを通す穴にナンバーが打たれているのは、その名残である。

肉厚なブライドルレザーは、使い始めはとても硬いが、徐々に柔らかくなっていき、手放せない存在に。
革と同じく真鍮のバックルも、燻んでいき味わい深い表情となっていく。

カジュアルに使うレザーベルトは、クリフのような質実剛健なものが良い。
長い年月、付き合っていく訳だから。

BAG’n’NOUN(バッグンナウン)のリュックサック

BAG’n’NOUN(バッグンナウン) NAP SAC(ナップサック)  ¥10,780-

MADE IN JAPANのバッグブランド「BAG’n’NOUN(バッグンナウン)」は、ブランドがスタートした当初から取り扱いをしてる。
実用性を重視している訳ではなく、あくまで鞄を持った際のバランスこそが大事。
人が持って初めて鞄が完成すると言っても過言ではない、本当の意味でのデザイン。
服屋の作る鞄がBAG’n’NOUNだ。

ここと言えば、なライトウェイトなコットンダックを使ったバッグは、ヌメ革のレザーパーツとの対比が美しい。

街で見かける可愛らしいロゴは、一目でどこのバッグか分かる程よく目立つ。
経年変化により革は飴色に、鞄の表面はとても表情豊かで美しくなっていく。

工業製品の中にも温かみを感じるデザイン。
壊れても修理して、使っていきたい。
そう思わせてくれるこちらのバッグは、時が経つほどに愛情をもって接することの出来るものばかりである。




24年という月日の中で、
色褪せるもの、輝きを増すもの。それぞれに魅力がありますが、メンズファッションは一定の周期で回ってきます。
ZABOUで扱う商品は、その輪の周りではなく、中心にあるものだと思います。
その時の気分は多少ありますが、それぞれが流行に左右されず、身に着けることが出来る。
そんなものが多く、これからも増えていくことでしょう。


だからこそ丈夫で丁寧なモノづくりが大切で、新調しようとした時には同じものが買える。
そんなお店をこれからも目指して、出来るだけ皆さまのクローゼットの定番となり得る洋服を見つけて参ります。

そして出来るだけ分かりやすく魅力をご紹介して参りますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

この記事を書いた人