ARAN(アラン)を買ってみて(坂口編)

こんにちは。ZABOUの坂口です。
昨日はお休みを頂いて、ケンタッキーフライドチキンのビュッフェがあるということで、行って参りました。
大阪には2、3店舗しか存在しないビュッフェ形式。半ば都市伝説的な認識でしたが、確かにそこにはありました。


感染症対策もバッチリで、手袋とマスク着用で会場へ。
そこには見渡す限りのチキンの山。揚げたてのチキンはオーブンで加熱しているので、常に熱々をその都度食べられますが、焦らなくてもと思いながらも足早に向かってしまいます。

サイドメニューはあの美味しすぎるポテトフライや、毎回一個は付けてしまう魔のクリスピーなど。
通常は見かけないサラダやデザートの数々。飲み物はドリンクバー。
もう夢の世界に来たみたいで、熱々の揚げたてフライドチキンを、それも部位を自分で選べるという贅沢っぷり。
あのセットで一つだけ付いてくる原始人が手に持ってそうな形のチキンが大好きな私にとっては、感動的で今尚興奮が収まりません。

一度でいいからケンタッキーを倒れるほど食べてみたい。という夢を叶えた次第です。
気持ち悪くならない程度の10個でその日は終了。
次回はサイドメニューは食べず、チキンだけを貪り尽くそうと思いました。

最後はカーネルニキに深々と一礼。

ここからが本題です

さて、昨日から開催中のARAN(アラン)21AW 受注販売会。
昨シーズンに初めてのARANを購入しました。
僕は前々から気になっていたM-52 タイプのF.2P PTに。


昨年の秋のフェアで初めてオーダーして、それまで現物を見て購入することが多かった私ですが、
こういうオーダー会でサンプルを見てオーダーするのは少し緊張するのも事実。

ですので、商品が届くまで少し不安もありましたが、
デリバリーを待つときのこの感覚は、例えるならずっと欲しかったものを手にしたときの感覚。
よく欲しいものを探しに行ったものの、売り切れだったなんて経験ありませんか?

僕はそのような経験がとても苦手で、お客さまにも申し訳ない気持ちになってしまうのですが、
こういうオーダー会でオーダーしたものは100%手に入ります。

ですので、あとは気長に待つのみ。
デザイナーのM氏は、物作りに妥協のない方というのは前々から知っていましたが、
商品が届いたときに、改めてそれを感じさせられました。

ARAN(アラン) F.2P PT  ¥24,200-
しわくちゃですみません。。。

元々ワイドめのボトムスにはここ数年飢えていましたが、こちらはプリーツも入り、比較的綺麗な印象です。
ムラ染めのウェポンを使ったこちらは、製品の状態だと少々艶やかな印象でした。
遠い昔、フランス兵たちも同じことを思っていたのかもと考えると、中々感慨深いです。

ですが、商品を実際に使ってみて、数回の洗濯で驚き。
古着屋でいつか見た、あの時のヴィンテージと同じような生地感を目の当たりにするのでした。
生地感は段々と柔らかく、程良くウェイトのあるウェポンは、ざっくりとした風合いで雰囲気があります。

綺麗にアイロンがけするのも好きでしたが、これは洗いざらしでラフな雰囲気で穿くのが自分好み。

今ですらこんな味わい深い雰囲気なのに、これからどのように変わっていくのでしょうか?
楽しみでなりません。

こちらは皆さんご存知M-49。
フランス軍の名作、M-47をモディファイ。
形は程よくテーパードが効いた後期型をベースとし、生地を前期などに見られる肉厚なツイル地を採用した、まさに良いとこ取りな一本です。
こちらも非常に良い雰囲気です。

スタイルはシンプルにシャツとの合わせが好きですが、
気分的に綺麗目なジャケットと合わせて、素材感を楽しむのも一つありなのかなと。

綺麗に穿くのが良いに決まっているのですが、
もっとこう、古着特有の存在感を楽しみたいと思います。

ゆったり目のニットやジャケットに外しで使える程度のクタリ感。
これはこれで良いと思うのです。

M-49の方も同じくで、綺麗なジャケットに外し程度で。
スカーフはヴィンテージのフランスの物。程よい品の良さで軽く巻きます。
中に合わせるTシャツもロシア軍のものを合わせたり、と
軍モノ要素を匂わせるスタイルが好みです。


ヴィンテージとか、レプリカとか、そんなことはどうでも良くて、
普段のスタイルにしっくり馴染む。
そんなARAN(アラン)のパンツが好きです。

P.S
と言いつつ、こちらのベストも、本並さんに影響され欲しくなってます。

この記事を書いた人

坂口

ZABOU大阪店のスタッフ坂口です。
皆様のご来店を店頭にてお待ちしております。