Jansport(ジャンスポーツ) Heritage Series(ヘリテージ シリーズ)

21世紀に入ってメンズ・ファッションに大きな変化をもたらす風潮やトレンドはほとんど無く、ただひたすらに保守的で過去をリスペクトした商品が世の中を埋め尽くしている。この過去をリスペクトすることの重要性は作り手も買い手も同じ気落ちでいる事は否定しがたいと思う。

過去に作られた逸品、もしくは当時は理解できる人が周りに居なくて眠っていた作品などは所謂ヴィンテージと呼ばれて重宝される。

僕が初めてアメリカに行ったとき、目につくBAGで一番多かったのが「Jansport」。何の変哲も無いただのDAYPACKが何故こんなにもたくさんの人に使われているのか、当時は理解できなかった。

現在もシェアは多少変化してるだろうが多くのお店で販売されているのは、紛れも無い事実だ。安定した価格と供給、そして作り手と売り手のパートナーシップ。その他諸々の要因が寄与していることは間違いない。

やはり、多くの人に愛されているという理由が分かるような気がする。

今回のアメリカ出張『OUTDOOR SHOW』に出展されていた 『Jansport』
この「Jansport」からとびきり素敵なモデルがリリースされた。『Heritage』ラインがそれである。やはり過去に作られた秀逸なモノだけを選りすぐったシリーズで商品タグからファスナーやストラップなどいたるところに気が配られていて見るものを圧倒する。

留め金の金具はダイキャストといって鋳型を作ってその中に真鍮を流し込んで作られている。(えっ!?と思われるかも知れないがダイキャストはコスト高とロット数がハンパなく多いため普通のメーカーは作らない。というよりも作れない。)

ストラップはもちろん自動車に使われるシートベルトの素材を使っている。(肩ストラップや留め具のストラップも同じ素材で作られている。)よく練れているので肌触りが非常に良い。触った感じがとてもしなやかである。

ボトム(バッグの底の)部分は余談だが、1960年代後半に作られていたときはバスのシートが使われていたそうである。当時のオリジナルはオレンジ色のナイロン素材のボディーに底がグリーンのレザーだった。今回のラインナップにもオレンジ色ボディーだけがグリーン・ボトムだ。
床にドンと置いても耐久性が良いし濡れたところに置いたとしても中身が染み込んで濡れるといった心配は杞憂に終わる。

ファスナーもコの字型のため一気に開けることが出来ないがデザインの重要性と機能性を兼ね備えている。

副資材の重要性が反映されているとても素晴らしい商品だ。中には繊細さのかけらも無いメーカーの商品を見ると気持ちが萎える。どうでもいいと思える部分が実はすごく大切でそれが全体の表情を変えてしまうほど致命的であったりする事はよくあることだ。
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Jansport(ジャンスポーツ) heritage off trail  カラー:ネイビー、オレンジ  サイズ:38cm×32cm×15cm  プライス:¥9,450-
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Jansport(ジャンスポーツ) heritage ski&hike  カラー:ネイビー、オレンジ  サイズ:31cm×25cm×10cm  プライス:¥8,925-

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