weac.の受注会も早いモノで初回の2007年開催から6年の歳月を数えるに至ってございます。これもひとえに皆さまのおかげでございます。この場をお借りいたしまして改めて御礼と感謝を申し上げます。
さて、「weac. (ウィーク) ’12秋冬コレクションからこの一枚。」でございますが、ワタクシ『SHOPPING PAPA』がオススメでございます。weac.はシャツを中心としたブランドでございますが、アウターの要素も強く、ひとつのカテゴリーに収まりきれません。オルタナティブ(狭義でいうところの「ひとつの型にはまらない」)なブランドであると存じます。
シャツがアイコン的要素であるにも拘らず、敢えてコートをつくるという心意気が気に入ったのでございます。ファッションデザイナーは「革新的物事をつくりだすアバンギャルド(前衛的存在)」でなければなりません。そういった側面が必要かと存じます。でなければ職業デザイナーとして無難極まりないコスト重視の商品をつくればいいのでございます。どちらが是でどちらが非ということではなく、心意気の問題でございます。
特にコートというアイテムは男を必要以上に魅せてくれるアイテムであると存じます。これは多分にワタクシの主観でございますゆえ、ご容赦賜りたいのでございますが「男は背中で語るもの」だからでございます。背の高低、身の太い細いは関係ございません。身に纏う大きな布というのがポイントなのでございます。大きな布で包みこまれるということが自他共に安心感をもたらすからでございます。
ここに一葉の写真がございます。
パリの小さなアパートから雑踏へ出てきた画家といったところでしょうか。なんともええ雰囲気を醸し出してございますが、一歩間違えればルンペンでございます。しかしながら、一朝一夕には出ない雰囲気でございます。このギリギリガールズならぬギリギリ水面下での攻防がお洒落か否かを決定づける瞬間でもございます。味があるとは申したものでございますが、一寸先は闇でもございますので要注意でございます。
さてオススメの『SHOPPING PAPA』でございますが、節目の浮き出たコードレーン素材のゴワゴワ感のコート。いかにも男らしいハンティングコートを思わせる質感で妙な安心感がございます。襟にはコーデュロイ素材をあしらってございますので英国のバ〇アーを彷彿させてくれます。そしてやや細身なシルエットがシルクロードを旅する玄奘のような錯覚さえおぼえるのでございます。
なにわともあれ、想像力逞しく楽しくなれる被服であることは紛れもない事実でございます。(あくまでもワタクシの希望的観測でございますが。)てな訳で『SHOPPING PAPA』をオススメさせてくださいませ~。
weac.(ウィーク) SHOPPING PAPA カラー:ブラック サイズ:1,2,3 プライス:¥27,300-
コート:weac.(ウィーク) SHOPPING PAPA カラー:ブラック サイズ:1,2,3 プライス:¥27,300-
シャツ:SERO OXFORD BD SHIRTS カラー:ブルー サイズ:14H,15,15H,16 プライス:¥11,550-
ジーンズ:DOUBLE TREE OLD7 カラー:インディゴ サイズ:29,30,31,32,33,34,36 プライス:¥15,540-
シューズ:モデル私物
モデル:身長176cm 体重65kg
これは、なかなか面白そうなコートやね!
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