田口 bono（ボーノ）シリーズに代表される栃木レザーを使用したシンプルなレザーバッグで人気のSLOW（スロウ）。今度はその得意の革という素材を活かしてこだわりの『belt（ベルト）』が完成致しました。
原皮は、ベンズと呼ばれる革（１カ月かけてなめされた北米産のステア）。牛のおしりの部分（馬でいうコードバン）です。きめが細かく最高級の革でございます。これを兵庫県姫路市にある「昭南皮革工業所」にてなめされたフルベジタブルタンニングレザーを素材に使ったのが、本日ご紹介させて頂きますSLOW（スロウ）の『belt（ベルト）』でございます。
「昭南皮革工業所」は国内でも数少ないピットなめしがおこなえるタンナーでございます。
（＊ピットなめし：タンニンなめしにも２種類ございます。ドラムを使用してタンニンを叩き込む方法ではなく、濃度の異なるタンニン槽に順につけていくより手間・時間・場所が必要とする方法「ピットなめし」でおこなっています。）
特に極厚レザーのなめしに定評がございます。と言いますのも、この「ベンズ」は７mm以上もある極厚の革でございます。それを贅沢に4.5mmにすきかけしています。染色のみで色付け、オイルを加え、ワックスを塗りこみ時間をかけ浸透させて革が完成します。
最後の仕上げは東京の職人によるハンドメイド。SLOW（スロウ）のbeltは全３型。ダブルリングベルト、メッシュベルト、レンジャーベルト。それぞれ仕上げの工程が異なります（詳しくはそれぞれの項目にて）。
また、バックルは真鍮製。
そのままで使えるものをあえて１度丁寧に磨きこみ、染料の手を借りることなく、経年変化とともにブラス（真鍮）ならではのヴィンテージ感が自然と出るように計算しています。
バックルの止め部分はすべてハンドステッチを施しています。
使い込むほどに味が出るのは、SLOW（スロウ）らしく栃木レザーのバックと同じ。これはもうシャツをきちんとタックインしてベルトを見せて頂くことをおすすめするしかなさそうですね。もちろんブラウジングは忘れずに。
【W ring belt】
仕上げの工程＝返した時の違和感が無いよう、裏面を表面同様に１本ずつ丁寧に手作業で磨きあげます。
「キャメル」
「チョコ」
「ブラック」
【mesh belt】
仕上げの工程＝立体感のある仕上がりは、他のメッシュベルトにはない唯一無二。１本ごとコバ面とりをするという高度な作業の賜物でございます。
「キャメル」
「チョコ」
「ブラック」
【ranger belt】
仕上げの工程＝コバ部分は染料とワックスにて手作業にてシンプルに加工。
「キャメル」
「チョコ」
SLOW（スロウ）のbeltが気になった！
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