2010年春のZABOU styleのポイントは、80年代後半から90年代初頭の日本のファッションカルチャー。いわゆるその時代のフレカジ(フレンチ・カジュアル)と呼ばれていたファッションやスポーツ(スポーツミックス)がキーワード。
【フレンチ・カジュアル】
ヨーロッパな雰囲気が気分。ヨーロッパの服はもちろんのこと、アメリカや日本の服でもヨーロッパっぽい着こなし、またその雰囲気。ドレッシーなアイテムの着崩しが攻略の糸口になりそうだ。ドレスアップを理解した上でのドレスダウン。
ブランドでいえば、アニエスbを筆頭にエルベシャペリエ、ピカデリーのジーンズ、セントジェームス(ZABOUでの取り扱いは現在セントジェームスのみ)。アイテムでは、白シャツ、白トリムのボーダーTシャツ、ブルージーンズ、ミリタリーパンツ、デッキシューズ、ローテクスニーカーetc。
(*注:あくまでZABOU eyesから見た独断と偏見でスタイルを提案するZABOU styleであるということをお忘れなく。)
≪補足≫
かつてはヨーロピアン・カジュアル(EC=ヨーロッパ風のカジュアル・ルックの総称)と呼ばれていた。フランスのシックな感覚のカジュアル。イタリアン・カジュアルの台頭によりフレンチ・カジュアルと二分化。ECの用途が減る。
【スポーツミックス】
高機能なアイテムだけど、その部分を全面に出していない感じのスタイリングを心掛けたい。思想としては、身に付けていて快適であるということ。その追求がハイテクであり、結果(見た目)はローテクでありたいという今後を見据えた先の長い永遠のテーマ。ハイブリッド。
ブランドでいえば、NIKE(ナイキ)、7OVE(ラブ)、P01(プレイ)、HOSU(ホス)、Lefty-h(レフティー)。素材では、スリーレイヤー(シャツ、ベスト、パーカ、パンツ)、ストレッチ(ジャケット、パーカ、パンツ)、防水スウェット(パーカ)etc。
(*注:あくまでZABOU eyesから見た独断と偏見でスタイルを提案するZABOU styleであるということをお忘れなく。)
≪補足≫
今となっては中テク(アナログハイテク)とよばれるアイテムの空気感。スニーカーで例えるならNIKE フットスケープやハラチ、Reebok ポンプフィーリーといったハイテクスニーカーのはしりの時代感。後にNIKE AIR MAX95を筆頭とするハイテクスニーカーの全盛期を迎えることとなる。また、アナログハイテクの未完成な感じが、ハイブリッドな感覚を思わせる。
80年代後半から90年代初頭の日本のファッションカルチャーが、今のZABOUの気分だ。