Polo Ralph Lauren(ポロラルフローレン) フェアアイルニットベスト

 突然寒くなりましたね。最高気温が22℃ですよ。明日はさらに寒くなって20℃を下回る予報が出ています。しっかり服を着ておかないと風邪を引きますよ~。あわてて買い物しなくて済むように、少しずつ近づいてくる冬に向けて準備して下さいね。

 とかなんとか言っておきながら、今朝は何を着ようか少々悩みましたね。まだ気温の低さに対して、どれくらい厚着したら平気なのか、感覚が分からないですよね。長袖のインナーをきてネルシャツを着て、さてジャケットにする?スウェットパーカにする?そう一瞬悩んで、ベストを着ることにしました。脱いでもかさばらないですし、シャツとあわせたビジュアルが変化に富んでて良い気分です。秋冬はベストをたくさん着たいですね。

 そこでPolo Ralph Lauren(ポロラルフローレン)のフェアアイルニットベストを今回はご紹介いたします。アメリカからの買い付けアイテムの一つですね。定番的、歴史的アイテムとして、アメリカンスタンダードにはなくてはならない存在ではないでしょうか。

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 ところが起源はヨーロッパにあります。イギリスの北の果て、もう少しで北極圏というところにあるシェトランド諸島。この100以上からなる群島の一つがフェア島、そう、Fair Isle(フェアアイル)とは、フェア島という意味なんですね。この地域の気候は非常に厳しく、太陽が見られるのは1年に約60日ほど。冬の嵐が木の生育を拒み、丈の低い植物しか、島の大地では生きられません。そのため農作物の栽培は難しく、古くから放牧と漁業が行われてきました。そうして働く人々が、寒さから身を守る為に身に付けたのが、フェアアイルニットだったんですね。厳しい寒さの中で生きるシェトランド羊の羊毛から出来たニットは暖かく、またそこに家紋をルーツとする様々な美しい柄、フェアアイル柄が代々受け継がれていきました。

 1920年代、常に紳士のスタイルのお手本として名前が挙がる、『ウィンザー公(エドワード8世)』がこのフェアアイルニットを着こなしたことで、一躍フェアアイルニットは有名になり、その後ファッションアイテムとして世界中に広がっていったとされています。日本でもプレッピーブームの頃に、人気アイテムとして浸透していったようですね。

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 いやいや、長い歴史があるもんですね。しかしまあ、そんなことはひとまず頭の片隅に置いておいて、今目の前にある一枚のオシャレなニットベストに注目してみましょう。シャツと合わせてスタンダードに。シンプルに楽しめて良いですね~。
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●Polo Ralph Lauren(ポロラルフローレン) フェアアイルニットベスト サイズ:YL、YXL(着用) ¥11,550-

 ベストをさらっと着こなしてください。秋冬の楽しみが確実に一つ増えますよ。

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