ZABOU コレクション8 ~My Bag~

 ZABOUスタッフが使用していて「いい」と思ったモノをご紹介させていただく、ZABOUコレクション。
今回は私、堀田がご紹介させていただきます。

 バックパックに対してこれほどこだわるようになってしまったのは、一体いつからなのでしょうか?それはおそらくZABOUに入ってから。自分のライフスタイルやファッションスタイルにおいて、バックパックは特に自分の価値観や生活観が深く絡んでいると、最近気付かされました。
 自分が『ノットタフガイ』であること。年に数回の東京出張。映像作成用のカメラやデータ、三脚、ハードディスクなどの荷物。そして自転車通勤用のタオルや着替え。これらのライフスタイルが形作られるにつれ、僕にとってバックパックは非常に重要な『ギア』、仕事道具となりました。それでいて、ファッショナブルに見せて、かつアイデンティティを表すアイテムともなっています。『My Bag(マイバッグ)=自分独自のこだわりのみで選んだバッグ』が、僕のちっぽけな哲学にもなっているのかも知れません。大げさですかね。

 ハイスペックで、超高機能で、最高の技術を集結させたバッグは、きっと見つけやすいのだと思っています。でも僕にとってはトゥーマッチ。自分の身の丈にあったモノ選びが信条です。リアリティを感じない評価には興味がありません。使ってみてなんぼ。使い切れてなんぼ。足りなくて知恵を出すくらいが僕はちょうどいい。

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 ortovox(オルトボックス)、cirrus(サーラス)。こいつは本当に出会いでした。ブランドなんか何も知らずに目にとまりました。下北沢のとあるアウトドアショップ。基本的には本気系のラインナップ。しかし、ライフスタイルに取り込めそうなギアたちもセンス良く並びます。そんなすみっこにリサイクルコーナーがありました。つまりユーズド(中古)。値段はあえて内緒にしておきますが、このバッグ、めっちゃ安かったです。店主の方に質問をして驚きました。

堀田:「すみません、これはどんなブランドなんですか?」

店主:「はい、そのブランドは雪崩(なだれ)関係です。」

堀田:「???」

 バックカントリーというものがあります。スキーの場合が多いようですが、スキー場のコース外を滑るなんていうただのルール違反では無く、まさに自然の山を自らの足で登り、自然の山の中をスキーで滑り降りる、そんな『山滑り』という遊び。遊びにしてはあまりにも真剣ですが。

 やはり相手は自然ですから、雪崩に襲われることがあります。その際、雪に埋まってしまった被害者を探すためのトランシーバーやビーコン、ショベルなどを作っているメーカーなのだそう。ちょっと寒気がしました。

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 何が一番良かったか?僕の体型とのマッチです。細くて長くて薄い僕の上半身に適度にフィット。そしてビジュアルの相性。これが本当になかなか見つからないのです。あとは細かい部分なので興味のある方はお店でお話しましょう。

 自分基準のモノ選びはハードルが高く、時間も掛かります。性能とファッションの両立が求められるものならなおさらです。しかし、確実に満足度が違います。皆さんはMy Bag(マイバッグ)、持ってますか?

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