Jacket styleについて

ネイビーブレザーに、タキシードジャケット、ツイードジャケットなどテーラードスタイルのジャケットが幅広くカジュアルに持ち込まれた。スーツのように上下揃ったものではなく上下バラバラ。ばらばらだけどバランスが良くって雰囲気がいい。そんなスタイルいいと思いません?

19世紀後半以来このスタイルが確立されて、今なお新たな組合わせがスタイリストたちから提案されている。

初めてカジュアルスタイルとしてジャケットに袖を通したのはもう何年前のことだろう。

DCブームといわれた1980年代、ご他分に漏れず僕はいろんな服屋さんに足を運んだ。当時、菊池武雄さんが「モールラック」というブランドを展開していて、(それもラグビーに関連のあるスポーツアイテムが多かった。今のラルフ・ローレン・ラグビーみたいな感じ。)そのブランドやブリティッシュカジュアルみたいなのが大好きだった。

親父の箪笥からツイードのジャケットを失敬し、シャツにニットベストを合わせて太目のチノパンにチロリアンシューズ。たまにネクタイなんか引っ張り出してきて、自分のいでたちを鏡で覗き込む。

ジャケットを着てるその日は何だかちょっと大人になった気がした…。

その後は古着屋さん通い。ブルックスブラザースやラルフローレンなんかが大好きで探し回ってた。某セレクトショップでアルバイトをさせてもらってて、随分と勉強になった。先輩がみんな大人にみえた。

20年前の僕。笑ってやってください。
トランスコンチネンツ大阪店オープン前のレセプションパーティーにて
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オリーブ1990年 7月18日号 「友達になりたいね!ジーンズの似合う男の子。」特集
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