スタッフ小坂が語る、H by Figer(エイチバイフィガー)のここ好きポイント!

こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。

男性にとって、シャツはワードローブの中でも一際特別なものなのかな~、なんて考えたりします。
お客様とお話させていただくと、

「こういうのが欲しくて……」
「ああいうのが欲しくて……」

と、様々なご要望をいただきます。
皆様の思い描く理想とするシャツがあるわけです。

もちろん、かく言う僕にも理想のシャツがあります。
理想をそのままに叶えるシャツとは未だに出会えておりませんが、おおよそ理想に近しいシャツを作ってくださっていたブランドは案外近くにありました。

そんな訳で、今回はH by Figer(エイチバイフィガー)についてお話させていただこうと思います。
実際に所有してみて、「これは良いな」と心の底から思ったんです。
そう思ったからにはご紹介したいのが服屋のサガ。

どうぞ今回も懲りずにお付き合いください。

ここ好きポイント① 6つボタン

このシャツを代表するディテールでしょう。
一般的なシャツのボタンは7つ。
当ブランドの6つボタンはかのブルックス・ブラザーズのものをベースとしています。

ボタンの数が少ないということは、とりもなおさずボタンとボタンの間隔が広くなるということです。
第一ボタンを開けた時に、襟が大きく開きます。

僕の私物をご覧いただきましょう。

洗濯をかけたことで襟が柔らかくなり、新品のものよりも柔らかなロールを描くようになりました。
良い雰囲気だと思います。
何より、7つボタンや8つボタンのものにはない上品な色気がありますよね。

実のところ、8つボタンのシャツを着て第二ボタンまで開けた時もおおよそ同じように襟が開きます。
でも、第二ボタンまで外しちゃうと何かやらしいと思うんですよ。

そんなわけで、いやらしさを出さずに襟を大きく開けるこのディテールが僕の大好物です。

ここ好きポイント② パターン

H by Figerは欧米人が着た時のバランスを日本人に向けて作り直しています。
具体的には、全体的に小ぶりにしていますね。

デザイナーである野澤さんの拘りが詰まっているポイントです。
以下に、過去の取材を引用してみましょう。

野澤氏 「工場の社長様にも協力いただき、シャツをきちんと<着る>ということを心掛けて作りました。欧米人が着た時のバランスを日本人に作り直しているので、色気があります。」


—色気ですか(笑)


野澤氏 「男性も女性も、色気があった方がカッコ良いと思うんです。いやらしい意味ではなくて(笑)その当時は今までにない作りのシャツだったので、工場の社長さんともだいぶ我儘聞いてもらいましたね~。」

色気を意識なさっていらっしゃるようです。

どうでしょう?
色っぽいでしょうか?
色っぽいはずです。
そうでなかったとしたら、僕自身の色気不足です。
修行してきます。

さて、色気があろうがなかろうが、ナイスなサイズ感であることに変わりはありません。
そんなサイズ感の肝は、身幅の細さに対するアームの太さにあると思います。

H by Figerのシャツは、身幅がやや細めに設計されています。
ウエストを絞っているわけではないので貫禄のある体型の方にもお召しいただけますが、全体的にすっきりとしたフィッティングです。

それに対し、アームはやや太いです。
野暮ったさを感じるような太さではないのですが、ラルフ・ローレンのものに近しいフィッティングを感じます。

こんな具合です。
生地が大きく余るような太さではありませんが、太いことには太いです。

やや細めの身幅にやや太めのアーム。
相対的に腕が太く見えるので、マッチョな見え方をするわけですね。

男性がマッチョに見えて困ることがあるだろうか。
いや、ない(反語)。

これこそが色気の秘訣ではないかと思っています。

ここ好きポイント③ 生地

やや厚手のオックスフォード生地です。
ZABOUで扱うシャツの中で最も厚みがあります。
新品の時はパリッとした風合いですが、洗いをかけると適度や柔らかみが顔を出します。

こんな具合です。

柔らかみはあるのですが、一方で、コシがあってガシッとした雰囲気もあります。
こんな雰囲気の生地を洗いざらしで着るのが堪らなく好きです。

画像の使いまわしで恐縮です。
でも、良い雰囲気じゃないですか?

紳士の普段着って感じです。
色気のあるパターンに、洗いざらしだと適度にカジュアルな雰囲気となる生地感。
カジュアルなんだけど、抜け過ぎないんです。
ナイスなコンビネーションです。

ここ好きポイント④ 豊富な展開

気に入ったものは多色買いしたくなる性分のスタッフ小坂。
展開数は多ければ多いほど良いです。

ことH by Figerについては、

秋冬ムードを醸すコーデュロイ生地とネル生地、

経年変化が楽しみなシャンブレーとデニム、

通年でご愛用いただける上に、ビジネスシーンでも見栄えするブロード生地等、豊富な展開を見せます。

B.D.シャツの基本となるオックスフォード生地も抜かりなしです。

なんと贅沢なことでしょう。
ラインナップはこちらから。

どの生地のものにあってもパターンは一緒ですから、「とりあえず1枚買ってみて調子が良かったからもう1枚」なんてこともできちゃいます。
多色買いにはもってこいですよね。
人によっては些細なことかも知れませんが、この点はここ好きポイントを語る上で外せませんでした。

といった具合に、本日は僕が好きなものについて語り散らかさせていただきました。
オタク気質なもので、好きなものについての話をすると元気が出ます。
毎度のことながら、お付き合いくださってありがとうございます。

「これは良いな」と思っているものですから、このブログを通して「これは良さげだな」と思っていただけましたなら幸いです。

それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。

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小坂

東京店スタッフの小坂です。
168cm 54kg、体型の近い方はサイズ感についてのお問い合わせもぜひ。
店頭でお待ちしております!