WORKERS(ワーカーズ)Lot 213 Indigo Pincheck/洗ってみたら。。。

WORKERSというブランドは、そのブランド名の印象からか、ワークウェアの生産に注力を置いているという認識が強い方が多いかもしれないですね。
勿論その辺りの商品も大好きなのですが、それだけではなくトラッドやミリタリーなど、様々な分野の洋服を作るWORKERSらしいアイテムも多数存在します。

WORKERS(ワーカーズ)Lot 213 Pincheck インディゴ  ¥29,700-

今季特に気になったのが薄手のGジャン。Gジャンと言えど分厚いデニムではなく、7.5オンスというシャツ程度の厚みの為、これからの季節に重宝するということは、ここ数年の猛暑で経験済みなのです。

春は一枚着のアウターとして、夏は室内での羽織として。アウターとしては年間約7か月程着用可能。
もしくはこれをインナーにした際には更に2~3ヶ月は延長することなります。

所謂デニムとは違った組織にはなりますが、経糸はインディゴ染織、緯糸は生成りに染めることにより、片方だけでなく共に色落ちが起きていく。
一見するとチャコールグレーのような色目も、段々と青みがでてくる。また、経糸が色落ちしたときに、緯糸だけ浮かないように、あえて染めるといった手間も、経年変化のその先まで考え抜かれており、
そうなれば、ネイビーカラーのステッチと実に馴染みがよくなります。

ボタンはタックボタンのような重さのある物ではなく、かなり軽く仕上がっておりますので、糊が取れた際にもボタンだけダランと垂れることがなくなります。
今回製品はノンウォッシュとなるため、一度洗濯によりどれくらい縮みが出るのかを計測してみました。

SIZE:42身幅着丈肩幅袖丈
洗い前66㎝68㎝50㎝65.2㎝
洗い後64㎝66.3㎝49㎝63.5㎝

水洗い後の天日干しにて、全体に2~3センチ縮みが出ます。
インディゴ染織を施した糸は、糊付けという工程により、生地として織りやすくなります。
その工程でピタッとした平面的な見た目となりますが、ワンウォッシュすると更に柔らかく、見た目も立体的に仕上がってくれます。

ノンウォッシュと比べると、若干ですが生地に青みが出ます。
細かいピンチェックですので、全体にはチャコールグレーの杢っぽく見えます。
続いて42の未洗いと洗い済みサンプルを着用してもらいました。

NW(ノンウォッシュ)は、少し角ばった見え方をしておりますが、ワンウォッシュであれば全体的に丸みを帯びた本来の見え方となってくれますね。

横から見た際の裾に向かって広がる感じ。こちらも洗いによって解消されます。

如何でしょうか?シャンブレー~真夏用の薄手のデニム程度の厚みですので、楽に肩ひじ張らずに着用して頂けますよ。
こんな使えそうなアウターですので、普段の綺麗目カジュアルに取り入れることにより、少し砕けた印象にも。
逆に少し土臭さを与えたい場合にも、重宝されるかと存じます。

●ジャケット WORKERS(ワーカーズ) サイズ:42 ¥29,700-
●ニット Rinascente(リナシェンテ)  サイズ:50  ¥23,100-
●パンツ ARAN(アラン)  サイズ:4  ¥20,900-
モデル 身長185㎝ 体重72㎏ 足のサイズ 約29㎝

比較的長めに調整されていますが、それでも多少のGジャンらしさを感じられる丈感。
着丈の短さはそこそこですので、ニットポロと合わせて少し上品に。
チャコールっぽい色目に、差し色的な配色が良く映えます。

●ジャケット WORKERS(ワーカーズ) サイズ:42 ¥29,700-
●Tシャツ Saint James(セントジェームス) サイズ:T5 ¥13,200-
●ショーツ A VONTADE(アボンタージ) サイズ:L ¥19,800-
●サンダル MALIBU SANDALS(マリブサンダル) サイズ:US9 ¥14,300-
モデル 身長170cm 体重68kg 足のサイズ約27.5cm

袖まくりして半袖バスクシャツに羽織っても。
セントジェームス(特にネイビー系)の上から着用した際にも、うまく纏まってくれます。
あまりデニム地のジャケットでは考えられないショーツとの組み合わせもこれくらいの生地感だからこそ、マッチします。

●ジャケット WORKERS(ワーカーズ) サイズ:42 ¥29,700-
●ニット Rinascente(リナシェンテ)  サイズ:50  ¥16,280-
●パンツ Jackman(ジャックマン)  サイズ:L  ¥22,000-
●シューズ Je t’emmène (ジュトメンヌ)  サイズ:43  ¥27,500-
モデル 身長170cm 体重68kg 足のサイズ約27.5cm

こちらは本日Upしたスタッフ髙橋のJackmanのTenpi Trouserのブログから引用。
ブラックのパンツと合わせると、ちょっとだけモードな着こなしに。



これからの季節の羽織モノって、かなり限定されてくると思うのです。
ZABOUでも例の如くシャツが売れておりますが、ベーシックな1枚もあると宜しい。ですが、シャツをアウターとして見た時に、
よりアウターらしい形の物があっても良いのではないでしょうか?
一枚でカッコ良くってサマになるシャツ。そして経年変化まで楽しめるのって、実は少ないかと。

この記事を書いた人

坂口

ZABOU大阪店のスタッフ坂口です。
皆様のご来店を店頭にてお待ちしております。