リナシェンテと考える、大人の夏ニット考 第二話　Washable Seamless Polo “PALIERI”

大人の夏ニット考 第二話は『ニットポロ』の登場です。

第一話　Washable 沼neck S/S “Marmore”
第三話　Washable Striped Crewneck S/S “Gram”

ドレスにもカジュアルにも使えるニットポロ。歳を重ね大人になると”カジュアルすぎる服装”に違和感を持ち始める。

でも、『シャツやジャケット一択』では堅苦しい。そんな時に襟付のニットポロは”ちょうどいい”選択肢。

Rinascente（リナシェンテ） Washable Seamless Polo “PALIERI”　￥23,100-

Rinascente（リナシェンテ） Washable Seamless Polo "PALIERI" – ZABOU

1997年6月に大阪・南船場にメンズセレクトショップ ”ZABOU （ザボウ）“をOPEN。リゾルト、セントジェームス、パラブーツ、バッグンナウン、ガンホー、スロウ、ダブルツリ…

shop.zabou.org?pid=181660489

素材はリナシェンテ定番の綿ポリなのですが、実は他とはちょっとした”違い”があります。

素材について詳しくはこちら⇒【綿ポリシリーズの洗濯方法と縮みについて】

より滑らかな15ゲージ編み

まず一つ目は、ゲージの違い。沼ネックなどは12ゲージで編まれていますが、こちらのニットポロのみ15ゲージで編まれています。

数字が大きいほど編み目が細かくなるため、同じ綿ポリ素材ですが、より柔らかく滑らかな生地感となっています。

脇に縫い目のないホールガーメント製法

ホールガーメント(=無縫製)により、胴に縫い目が無く立体的に編み上げられています。

つなぎ目による”硬さ”や”段差”が無いため、15ゲージの柔らかさや落ち感がより強調され、横、後ろから見た時に丸みや立体感が綺麗に映ります。

この細やかな作り込みは、見た目以上に着てわかる”違い”です。実際、15ゲージ×ホールガーメントの着心地の良さを気に入って何枚も買い足しているスタッフもいるくらいです。綿ポリニットの手軽さを活かしつつ、品の良さを一層引き立たたせます。

襟は台襟つきでやや大きめ。ボタンを1つ、2つ開けた時の見え方が綺麗になるよう設計されています。

袖はやや長め。袖が短いとスポーティーな印象になりやすいですが、品のある英国ニットのような雰囲気に。

程よく効いている裾リブのテンション。生地の落ち感をお楽しみください。

コーディネート提案

ジャケット×リネントラウザー

この組み合わせは大人の夏の装いとして非常に良いバランス。

ニットポロの持つ襟のきちんと感と素材の柔らかさは、リネンやサマーウールなどのジャケットの柔らかい質感にマッチします。

動きのあるリネンのトラウザーとも相性抜群です。

ミリタリージャケット×デニム

軍物×デニムのラギットなスタイルもニットポロを挟めば大人のカジュアルに。

特にシルエットのキレイなリゾルトのデニムにはニットポロがすごく合います。

林師匠の好むヨーロッパのデニムスタイル。

カジュアルだけれどどこか品を感じるコーディネートです。

ニットonニット

後日ご紹介予定の同素材のカーディガンを合わせたニットonニットスタイル。

同じ綿ポリ素材だからこそ、重ね着してもごわつかず、生地同士が引っかかるような事もありません。

同色でアンサンブルだと統一感が出ますが、色違いで合わせれば奥行きが出ます。素材が同じなのでもちろん統一感もあります。

大人の落ち着きを感じるコーディネートです。

ショーツ＆レザーサンダル

思いっきりカジュアルに振り切ってもうまく馴染んでくれるのがニットポロの懐の広さ。

ニット素材なので短パン×ポロシャツでも子供っぽくは見えません。

足元はレザーサンダルでコーディネートに締りをプラス。

キチッとしているけれど程よい抜け感のあるニットポロ。

是非この夏お試しください。

第三話はちょっと遊び心を加えた『Washable Striped Crewneck S/S “Gram”』をご紹介いたします。