こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
続々と入荷する秋モノよりも、本格的な秋競馬の始まりに季節の移ろいを感じております。
服屋のブログとしては0点の出囃子ですが、最後の直線で追い込めばまだ体裁は保てるはず。
ご安心ください。
今回は季節感抜群のシャツをご紹介させていただきます。
もはやお馴染みになりつつあるHARRISS(ハリス)のシャツです。
アウターもパンツも良いモノを作ってくださるのでトータルブランドとして非常に安定感のあるブランドですが、とりわけシャツの出来は頭一つ抜けて良いです。
更に申し添えるのであれば、季節感のあるシャツの出来がめちゃくちゃ良いです。
定番のオックスフォード生地でシャツを作らない(少なくとも僕は見たことがありません)稀有なブランドなのですが、ここぞとばかりにその時々のシーズンらしいシャツでは力作を展開してくれます。
お陰様でご好評賜っておりますアメリカンフィットBDシャツに遅れて第2弾として入荷したモノも、やはりそんなシャツが中心です。
今回はそんな2型について張り切ってご紹介させていただきます。
……
すみません。
張り切り過ぎて画像の量がとんでもないことになってしまいました。
いつもの文章量と組み合わせてしまうと画面をスクロールする皆様の指を疲労骨折させてしまうので、今回はおしとやかな文章量でお送りいたします。
どうぞお付き合いくださいませ。
ハーフプラケットコーデュロイBDシャツ
オーセンティックなフィッティングのB.D.シャツ。
それこそアメリカンフィットBDシャツと殆ど同じパターンに違う生地感を当て込んだものです。
この辺りはアメリカンフィットBDシャツと同様に。
それでいて、ちょっとした遊び心を効かせるところも。
前立てが途中で途切れるハーフプラケット仕様です。
ユーロ的なディテールを拾い上げる、ハリスらしいバランス感覚の良さを感じさせます。
生地は21Wの細畝コーデュロイ。
実はあるようでないコーデュロイのシャツというだけで季節感が爆発しています。
細畝でソフトにドレープするので、レイヤーのベースとしても使いやすい生地感です。
ミリタリーのコートに、やはりミリタリーベースのチノパンを組み合わせた土臭いスタイルですが、コーデュロイのシャツが品良くまとめ上げると共に季節感を足してくれています。
ハーフプラケットの前立ても良いアジを効かせてくれています。
入荷早々に旅立ちまくっていきながらも、気候的にはようやく本番を迎えるドライバーズジャケットと組み合わせてみました。
同ブランドでスタイルを組んだ時の一体感は気持ちが良いですね。
トータルブランドならではの強みです。
袖を通してみて気づくこともあったりします。
裏地がツルツルなので、異様なまでに着心地が良いです。
素肌に触れても良し、インナーが突っかかってごわつく心配もなしの裏地です。
服屋なら袖を通す前に気づくべきとはおっしゃらないでください。
Wフラップレギュラーカラーシャツ
こちらは先にご紹介させていただいたモノと比べるとゆったりめのシルエットです。
一枚でもサマになりますが、本命はシャツアウターとして。
これまた温かみを感じるコットンフランネル(ネル)生地です。
起毛させれば大体ネル生地になるために糸や織り方は不問だったりしますが、こちらは経糸に双糸を用いた平織りのネル生地です。
起毛の柔らかみと双糸の適度なハリ感の共存が面白い生地感です。
アウターとして云々と申した手前ですが、一枚でも着ちゃってください。
今回はダック生地のパンツと合わせて綺麗めワークな雰囲気でまとめてみました。
パンツもさることながら、ワークのディテールを品良く落としこんだシャツならではのスタイルです。
こういう使い方がオススメです。
暖冬続きの昨今、薄手の羽織りモノでどうにかなる時期が長くなりつつあります。
いよいよ寒くなってしまったら、更に上からジャケットをお召しいただければバッチリです。
薄手の羽織りの中でも、シャツ型だからできるスタイルをお楽しみください。
事程左様に、季節感のあるシャツにおいてはZABOUイチとも言えるハリス。
ようやく秋めいてきたこの時期は見逃せないブランドです。
因みに、同じタイミングでこれまたエスプリの効いたニットが入荷しておりますが、これはまた別の機会にご紹介させていただきます。
既にWEB SHOPには掲載しておりますので、ぜひこちらもご確認ください。
それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。