『JAPAN BLUE JEANS DENIM FAIR 24AW』開催直前予習~CIRCLEシリーズとは?~

9/13(金)より大阪店にてスタート致します、『JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) DENIM FAIR 24AW』
大阪店から始まり、次いで東京エリアは渋谷店・銀座店・新宿店の3店舗同時開催となっております。
またWEB SHOPでも実店舗の開催期間と同じくですので、最終日の10月6日(日)19時までいつでもご注文を承っております。
※大阪店の会期中は定休日(9月18日・19日)を挟みますのでご注意ください。

イベントに先立ちましてブログも投稿しておりますので、是非こちらもご覧ください!
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)工場見学「生地編」
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)工場見学「縫製・加工編」
『JAPAN BLUE JEANS DENIM FAIR 24AW』LOOKBOOK
この秋冬はどのデニムジャケットを育てる?

今回はブランド定番である「CIRCLE(サークル)」シリーズについて少し深掘りしてお伝えさせていただきます。
是非最後までお付き合いください!

CIRCLE(サークル)ってなんですのん?

元々、JAPAN BLUE JEANSは海外向けに立ち上げられたブランド。

海外(特にヨーロッパ)へ向けた商品の開発を進めていた為、向こうのマーケットを意識したスマートなシルエットが中心でした。
ブランド設立当初は評判は良かったものの、ファッションというのは移ろいゆくもの。時代は進み、ストレッチデニムなどが一般的になりました。
いつの間にか、生地のしっかりとした本格的なジーンズは「硬くて穿きづらい」というネガティブイメージにまでなりつつありました。

そんな中、デニムの本来の良さ(生地・経年変化)をより多くの人に認知してもらおうと原点に立ち返り、「誰もが身近に感じられるジーンズ」を目指すべく2019年に誕生したシリーズとなります。

まずは穿き心地の見直し

ブランドをスタートさせる上で最初に注目したのが、「穿き心地」。

デニム本来のイメージは変えないままに、あらゆる人にとって穿きやすくスマートなシルエットを目指す事に。
そんな試行錯誤の中、採用されたのはCIRCLEシリーズの特徴であるカーブベルト

あまり聞き馴染みのない言葉なので、何の事かわからない人がほとんどだと思います。
下の写真をご覧ください。

ブランド公式HP参照

畳の上に置かれた2本のベルト。
下側は新品状態の直線の革のベルトで上側がそれを2年ほど着用したもの。
ご覧の通り、着用していたベルトが所有者の腰に沿ってカーブしています。

これがいわゆるカーブベルトなんです。

ブランド公式HP参照

人間の体の構造上、平面な部分は無く曲線になっています。

しかし通常のデニムの腰帯部分はストレート(写真下側)。
これだと穿いた時にウエスト周りのフィット感は得る事が出来ません。
カーブベルト(写真上側)を採用する事で立体的にウエストを包み込む事ができ、シルエットの美しさだけではなく穿きやすさを向上する事が可能となりました。

実際着用してみると、横から見た時に後ろが少し上がっています。
これがフィット感につながっているという訳でございます。

しゃがんでみても腰帯の後ろの生地が浮きすぎる事も無く、体に馴染んでいます。
ストレートベルトで起こりやすい「ウエストサイズは合っているのにしゃがむと腰のあたりが浮きすぎる」というジーンズあるあるが発生しづらくなるのです。

ストレッチなしでも本格派ジーンズをストレスフリーに穿ける。
まさに、次世代の3Dフィットと言えるでしょう。

シルエットの豊富さ

次に注目したのがシルエット。

カーブベルトのおかげで穿き心地が良くなるのは改善されました。
しかし、様々な体型の方がいるわけですからシルエットの合う合わないは避けては通れません。

デニムにかかわらずパンツを穿く時によく感じる事かと思いますが、脚を通した時に感じる「しっくり」さ。
これって中々数値で表せるものではありませんが、パンツを買う時に一番必要な事なんじゃないかなと思います。
そんな理論では語れない部分を研究し、あらゆる人にフィットするようにと4つのシルエットが生まれました。

まず誕生したのが「Skinny(スキニー) / Tapered (テーパード)/ Straight (ストレート)/ Classic Straight(クラシックストレート)」の4つのシルエット。
ですが昨年のラインナップからSkinny(スキニー)は外れ、以下の4つとなりました。

  • Tapered (テーパード)
  • Straight (ストレート)
  • Classic Straight(クラシックストレート)
  • Loose(ルーズ)

それぞれのシルエットについて触れていきましょう。
※モデル着用すべてW30(スタッフ瀬川:身長175cm/体重65kg)

Tapered (テーパード)

膝から裾に向かって一気に絞ったようなシルエットが魅力のテーパードモデル。
腰回りのフィット感は損なわず、穿くだけで脚のラインがシャープに見えるのが特徴です。
細身のシルエットですがヒップと太ももまわりにゆとりがあるので、標準体型からがっしりした体型の方まで幅広い方におすすめの1本。

Straight (ストレート)

プレーンなシルエットで、ブランドの基本となるストレートモデル。
穿いた時に脚がすっきり見えるよう、太ももから裾に向かってゆるやかにテーパードをかけています。
ベーシックなデザインであらゆるスタイリングとも相性が良く、長く愛用できる1本。

Classic Straight(クラシックストレート)

その名の通り、昔ながらの太めなストレートジーンズ。
単純に太くするだけでなく、ごく僅かにテーパードを入れることで無骨さを抑えました。
定番中の定番とも言えるストレートは、まさにジーンズの代名詞的シルエットです。
ブランドでも人気の1本。

Loose(ルーズ)

昨年、新たにCIRCLEシリーズに仲間入りしたルーズモデル。
お尻周りにゆとりをもたせ、そのまま裾へまっすぐ落ちるシルエット。
股上を深めにとっているので、腰回りの窮屈感もなくリラックスして着用して頂けます。
カジュアルになり過ぎずトレンドに合わせたワイドなシルエットは、キレイめスタイルなどにも相性が良い万能な1本。

シルエット比較

左から順にTapered/Straight/Classic Straight/Loose

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ひとくちにCIRCLEシリーズといってもこれ程の背景があり、シルエットが存在しているのです。

CIRCLE・・・円、丸い、つながる、仲間

などの意味を持ち、ブランドと工場とのつながり・取り組みから生まれたモデルという意味合いとカーブベルトの特徴から「CIRCLE」と名付けられた新定番ジーンズ。
先日、縫製工場や加工場を訪問させて頂いた場面を思い返すとまさにその名の通り。

1本のデニムを作るのに多くの方が携わっているデニムは、まるでジーンズの輪(夜な夜な考えました。笑)ようだと感じました。

冗談はさておき、イベント開催中はぜひとも全モデルをご試着してみてください。笑
きっと穿いた時に「しっくりくる」1本が見つかるはずです。

皆さまのご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております。

【イベント情報】

この記事を書いた人

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高橋

ZABOU大阪店スタッフの高橋です。
『TAKE IVY』でここまで大きくなりました、アメトラ大好き青年です。
皆さまどうぞ宜しくお願いします!