こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
今回の出囃子は私物自慢から。
ビルケンのボストンを購入しました。
何気にビルケンを履いたことのない小坂。
齢24にしてボストンに童貞を捧げることになりました。
断固革靴派の小坂ですが、たまには浮気をしたくなります。
コンフォートシューズにしか出せない可愛さもこれまた一興です。
これからの時期は特に。
そろそろ靴棚から引っ張り出される方もいらっしゃることでしょう。
と言う訳で、今回はビルケンのお手入れについてご紹介いたします。
取り分け、スエード素材のもののお手入れについてです。
きちんと手入れしてあげると、結構頼もしい素材です。
汚れや雨に強く、傷も目立ちにくいんです。
あくまで、お手入れが前提です。
以下のように道具で、しっかりお手入れしてあげてください。
まずはツイストワイヤーブラシでブラッシングしてあげましょう。
掻き立てるようにブラッシングすることで、毛並みを整えると共に、毛の隙間に入り込んだ塵を掻き出すことができます。
続いて、スエードクリーナーを吹きつけてあげましょう。
吹きつけてからしばらくすると汚れが浮き出てきますので、適当な布で拭き取ります。
お次はスエードカラーフレッシュで皮革に栄養を補給してあげます。
これによって、スエードの白けを改善/予防できます。
最後に、プロテクターアルファで撥水効果を持たせてやりましょう。
スエード等の起毛した皮革は、撥水効果を持たせてやるとちょっと面白いくらい水を弾くようになります。
プロテクターアルファはおおよその素材に対応していますので、スムースレザーなんかにも使えますし、撥水性の弱ってきた傘なんかにもお使いいただけます。
お手入れはこれでバッチリです。
どこに出しても恥ずかしくないビルケンに仕上がります。
以下、余談です。
ビルケン、案外履き心地が良くないっすね(コラ!)。
調べてみると、ビルケンって矯正靴なんですよね。
要は歩き方を正すためのものであって、必ずしも一日快適に過ごすためのものでもない。
フットベッドがカチカチで、かつ、踵をホールドしてくれないので、一日歩くなら革靴の方が楽に感じます。
G.H.Bassとかの方が余程コンフォートです。
あと、死ぬほど蒸します。
一日履いていると、フットベッドが洪水に見舞われます。
梅雨入り前からカビさせそうです。
ビルケンを爆心地に、愛しの我が家が腐海に沈みそうです。
でも、やっぱり可愛いから履きたいんです。
そんな訳で、僕はこれをお供にビルケンと付き合っていこうと思います。
rasox(ラソックス)のソフトパイルアンクル。
対ビルケン決戦兵器です。
以前に瀬川さんからご紹介がありましたので、今回は対ビルケンにフォーカスしてみましょう。
素材と編み地がポイントです。
素材にはドイツのバイエル社の開発したドロランという乾式アクリルを。
綿の2.5倍の吸放湿性を誇る素材で以て、靴の中を片っ端から吸収して、片っ端から拡散させます。
そんな頼もしい素材を、総パイルで編み立てています。
タオル状の裏地が足をふっくらと包みこんでくれます。
おまけに、通常の倍の糸を使っています。
高いクッション性を備えますので、ビルケンのフットベッドの固さを上手くカバーしてくれます。
実はブランドの専売特許であるL字型が高いフィット感をもたらします。
履き位置がずれることもありませんでした。
そんでもって丈感が丁度良いです。
ファッション的にはここが一番大事ですね。
ごく個人的な意見に過ぎませんが、ビルケンにカバーソックスはあんまり合わないと思います。
かと言って、膝丈、脛丈のソックスはお洒落過ぎて気が引けます。
このアンクル丈がバランスとデイリー感を両立した黄金比です。
ライトグレーもご用意しております。
僕はお手入れ道具とラソックスで快適なビルケンライフを送ります。
ビルケンはお持ちでも、これらをお持ちでない方。
それぞれはお手頃価格ですので、ウェブショップでのお買い物の際についでにポチっといっちゃってくださいますと幸いです。
それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。